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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0754A01: 佛滅度後第一五百年我諸弟子學惠得堅固第二五
J09_0754A02: 百年學定得堅固第三五百年學多聞讀誦得堅
J09_0754A03: 固第四五百年造立塔寺修福懺悔得堅固第五五
J09_0754A04: 百年白法隱滯多有諍訟微有善法得堅固安樂集上二丁
J09_0754A05: 二十九丁道綽善導のとは導綽は後周の武帝保定二年
J09_0754A06: 壬午に降生す即當佛滅後一千五百十一年第四の五
J09_0754A07: 百年の初なり善導は隨煬帝大業九年癸酉に誕生す即
J09_0754A08: 當佛滅後一千五百六十二年是れ亦第四の五百年也
J09_0754A09: ○末法萬年のはしめなりとは第一卷五十一丁の如し元祖
J09_0754A10: の御意は正像ともに千年の説に依り玉ひて末法の始
J09_0754A11: と仰せらるる也元祖は當佛滅後二千八十一年降生
J09_0754A12: なれは入末法八十一年なり故に云始也○かつと
J09_0754A13: は且の字をそのうへと訓する事あり爾れともきつ
J09_0754A14: としたるそのうへに非す只詞のつきめに置くそのう
J09_0754A15: へ也かふした道理もありてそのうへかうした道理も
J09_0754A16: 有ると云ふ時なとのそのうへなり○あひ給ひけんと
J09_0754A17: は思ひ定めたる心なれは聖道門を行し玉ひける菩
J09_0754B18: 薩聲聞たちなりと定めたる詞なり西要抄下末十七丁の意○ひじり
J09_0754B19: たちとは萬の僻事を辨へ知りて道に差はぬを聖と云
J09_0754B20: へは此にては菩薩聲聞の外歷歷の權者の出家を云也
J09_0754B21: 翼賛御傳第三卷五丁の意也○法華經の持者とは此れは持經者とて法
J09_0754B22: 華を受持讀誦する人を云なり昔桓武天皇の御時法
J09_0754B23: 華を暗誦すへきよし宣旨を下されける後持經者多く
J09_0754B24: 出來れり其後就中鎌倉三代將軍の時に多かりしな
J09_0754B25: 御傳二十四之二丁三十丁たたこの經にみへたりとは總しては
J09_0754B26: 淨土の三部經と云ふ意なり別しては小經也○他の行
J09_0754B27: にをきてとは法華の證誠は多寳一佛なれは少在屬無
J09_0754B28: 也故に證誠みゑすと云へり○時もすき等とは若敎
J09_0754B29: 赴時機易修易悟若機敎乖時難修難入是故正
J09_0754B30: 法念經云行者一心求道時常當觀察時方便若不
J09_0754B31: 得時無方便是名爲失不名利何者如攅溼木
J09_0754B32: 以求火火不可得非時故若折乾薪以覓水水不
J09_0754B33: 可得無智故安樂集上二丁三十一丁極樂はあさく彌陀はくた
J09_0754B34: れりとは此は華嚴經に極樂是淨土初門と説き又智度

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