浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0732A01: | つの意とは上の觀經大經の橫竪の二釋なり○ひろ |
J09_0732A02: | く攝しとは橫也○とをくとは竪也○重をあけてとは |
J09_0732A03: | 五逆を擧けて餘の輕罪をおさむる也○惡人をとは下 |
J09_0732A04: | 三品を擧けて上六品を攝す○遠きをとは末法萬年の |
J09_0732A05: | 遠を擧けて今時を攝す○後をあけてとは法滅の後 |
J09_0732A06: | を擧けて三寳盛の時を攝す○いまた百年にみたすと |
J09_0732A07: | は總して三時を分別するに異説不同也通途は正法五 |
J09_0732A08: | 百像は千年末は萬年也或は正像ともに千年或は正は |
J09_0732A09: | 千像は五百或は正像ともに五百今の釋は大悲經雜阿 |
J09_0732A10: | 含經善見毘婆沙の説正法像法各各千年の説に依り玉 |
J09_0732A11: | ふ也これに依て檢るに世尊入滅より當二千八十 |
J09_0732A12: | 一年元祖大師誕生也爾れは末法に入ては八十一年 |
J09_0732A13: | なれは百年にみたすとは仰せらるる也玄記二二丁五丁見 |
J09_0732A14: | 合すへし○罪業をもしといへとも人人十惡は造る也 |
J09_0732A15: | 五逆は不造爾れとも段段世下りて只今は五逆の人 |
J09_0732A16: | も有る也○五十二丁たた三心を具してとは深心を具すれ |
J09_0732A17: | は至誠心回向心は自ら具すること也○たたしかやう |
J09_0732B18: | のことはりとは是れより已下は上に五逆十惡を造る |
J09_0732B19: | 人も往生すと云故に念佛者私の義を立てて惡業をお |
J09_0732B20: | そるるは彌陀の本願を信せさるなり數返をかさぬる |
J09_0732B21: | は一念の往生をうたかふ也行業をいへは一念十念に |
J09_0732B22: | たりぬへし故に數返をつむへからす惡業をいへは四 |
J09_0732B23: | 重五逆なをむまる故に諸惡をはばかるへからすと云 |
J09_0732B24: | へり元祖の云く此義またくしかるへからす釋尊の説 |
J09_0732B25: | 法にも見へす善導の釋にもあらす等と委くは御傳第 |
J09_0732B26: | 卅二十八丁同廿一十四丁同十八十一丁○惡をすすめとは七佛 |
J09_0732B27: | 通誡の偈にも諸惡莫作衆善奉行とこそあれ番番出世 |
J09_0732B28: | の佛皆如此説き玉ふ是れ佛法の大意也要畧抄末二十六丁隨聞聖 |
J09_0732B29: | 德太子釋氏憲法第九箇條云諸惡莫作衆善奉行自淨其 |
J09_0732B30: | 意這敎大道也大道當普訓矣○善導はとは禮讃の |
J09_0732B31: | 文也無間修の釋也若し煩惱雜はらは隨犯隨懺して南 |
J09_0732B32: | 無阿彌陀佛と唱ふへし就之念時日の懺悔あり次に |
J09_0732B33: | 釋不令隔念隔時隔日常使淸淨と云へり○又 |
J09_0732B34: | 念念等とは同賛の文也念念相續畢命爲期者十即十 |