浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0677A01: | 釋してとは玄義廿丁の釋也禮讃にも有れとも此は玄義 |
J09_0677A02: | の釋也今四十八願と擧玉へとも唯第十八願を釋し玉 |
J09_0677A03: | ふ也是れ皆四十七願は第十八の莊嚴なれは也○一一 |
J09_0677A04: | にみなこの意ありとは設我得佛不取正覺の二句は四 |
J09_0677A05: | 十八願皆共に其意ありと云ふこと也それを知らする |
J09_0677A06: | とて第十八願を引出し玉ふ事は是れ王本願の故也玄 |
J09_0677A07: | 義の釋此の意なり○上求菩提下化衆生の心なりとは |
J09_0677A08: | 凡そ諸佛に總願別願有れとも皆上求菩提下化衆生也 |
J09_0677A09: | 釋迦藥師等の佛も皆爾なり○大乘經とは總して大乘 |
J09_0677A10: | 經を指すなり例せは如鎭西引智度論言大乘論 |
J09_0677A11: | 徹選擇下二十八丁先つは維摩佛國品に有此意其外起信 |
J09_0677A12: | 論等皆此の意なり全文未見定めて取意の文なるへ |
J09_0677A13: | し更に考を俟つのみ○其上求菩提本意等とは菩薩の |
J09_0677A14: | 上求菩提し玉ふことは無上菩提の無際限財寳をこ |
J09_0677A15: | しらへて以此財寳衆生を化するなり喩へは天子公 |
J09_0677A16: | 方の寳は無際限平人の寳は有際限故に盡くる期 |
J09_0677A17: | 有り是故に先つ上求菩提の寳を積みて衆生に施すな |
J09_0677B18: | り○いつれのほとけも成佛已後はとは諸佛所証 |
J09_0677B19: | 平等是一若以願行來收非無因縁然彌陀世尊 |
J09_0677B20: | 本發深重誓願以光明名號攝化十方禮讃五丁南岳大 |
J09_0677B21: | 乘止觀云若離我執證得心躰平等之時實無十方 |
J09_0677B22: | 三世之異但本在因地未離我執時各別發願各 |
J09_0677B23: | 修淨土各化衆生如是等業差別不同熏於淨心 |
J09_0677B24: | 心性依別熏之力故現此十方三世諸佛依正二報相 |
J09_0677B25: | 別是以十住論一切去來今佛威神力功德智惠無量 |
J09_0677B26: | 深法等無差別但隨諸佛本願因縁或有壽命無量 |
J09_0677B27: | 或有見者即得必定聞名者亦得必定女人見者即 |
J09_0677B28: | 成男子身若聞名者亦轉或有聞名者即得往生 |
J09_0677B29: | 禮讃纂釋上三十六丁引之○七丁まちまちなる事也とは釋迦は五百藥 |
J09_0677B30: | 師は十二彌陀は四十八願等の差別也○兆載永劫とは |
J09_0677B31: | 算數に六十の次第あるとき兆當第七載當第十二 |
J09_0677B32: | 爾れとも今其の數の次第を取るに非す只時節の長き |
J09_0677B33: | を云也即因位三賢の位のとき歷初阿僧祇初地已上 |
J09_0677B34: | 至七地第二僧祇八地已上至第十地第三僧祇也今 |