浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0670A01: | 成念佛所持故若非念佛諸行不成往生正行念佛 |
J09_0670A02: | 所成一切諸行皆成往生業故九品中説諸行門 |
J09_0670A03: | 爲往生業名爲正行源流章二十六七丁所詮彼の意は上六品等 |
J09_0670A04: | の諸行を皆念佛と存す其由は機情の定散佛意の定散 |
J09_0670A05: | と云を立てて若し定散兩門各別別なる時は各守一 |
J09_0670A06: | 隅故有上小利也是云機情定散若皈人弘願一門 |
J09_0670A07: | 定散全く名號にて一一の行躰皆無上大利也故に作 |
J09_0670A08: | 讀誦觀察皆名號也其以外至眞言止觀等皆名號也 |
J09_0670A09: | 所以に若し開弘願一行三昧眼修何行業皆是名 |
J09_0670A10: | 號躰内の功德弘願所具の行業也故に諸行も往生の業 |
J09_0670A11: | となる是を云佛意定散銘心抄下二十一丁○三心のありさまと |
J09_0670A12: | は先づ本願の文に安心起行の二を願する時に以何 |
J09_0670A13: | 本願の願躰とするそと云とき鎭西當流の意は以三 |
J09_0670A14: | 心具足之名號爲願躰若委云之三心獨非本願念 |
J09_0670A15: | 佛獨非本願心行相備へて實に往生するを以て |
J09_0670A16: | 爲願躰故記主散記一之十八丁云若無安心非本願念佛何 |
J09_0670A17: | 生淨土述聞第九算の論義なり見るべし若し心行を引分けて論すると |
J09_0670B18: | きは行願躰心非願躰然れとも若し約心行不離邊 |
J09_0670B19: | 時は行の中に備ふる心なるか故に一分亦可爲願 |
J09_0670B20: | 躰然れとも強て願躰とすれは有一願兩躰失故願 |
J09_0670B21: | 躰不取也是故に一家は禮讃三十七丁に引此願云若我 |
J09_0670B22: | 成佛十方衆生稱我名號下至十聲若不生者不取正覺 |
J09_0670B23: | 至心等の安心を抜て引用し玉ふ此れ其の証也然れと |
J09_0670B24: | も法藏の意は具願の行を爲往生因離願之行非往 |
J09_0670B25: | 生因故取正因行爲願躰時爲簡不具三心唯行 |
J09_0670B26: | 並べて擧此安心也是則一家大師及び本朝三代祖師 |
J09_0670B27: | 相傳也扨西山の義は以三心爲願躰本願と立つる |
J09_0670B28: | なり念佛は非願躰如此存するか故に若し此の至 |
J09_0670B29: | 心等の三心を具足すれは何れの行も皆念佛にして |
J09_0670B30: | 乘本願悉得往生是故に得安心一切諸行併て念 |
J09_0670B31: | 佛なりと南無阿彌陀佛はかり念佛とは云はず起立塔 |
J09_0670B32: | 像も持戒誦經も自ら念佛と云はるると存す次上に記 |
J09_0670B33: | する如く三心正因九品正行と立するも是より起る事 |
J09_0670B34: | なり又彼の流には行具の三心と云ふ事を立てて南無 |