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J1410 拾遺和語灯録 了恵輯緑 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0613A01: すりはありときけ。かれを服してまれ。いのちをの
J09_0613A02: へて漸漸に習はばやと思へども。たづぬへきかたも
J09_0613A03: おほえす。もろこしに秦皇漢武ときこえし御門。こ
J09_0613A04: れをききてたづねにつかはしたりしかども。童男丱
J09_0613A05: 女ふねのうちにして。年月ををくりき。彭祖か七百
J09_0613A06: 歳の法。むかしかたりにていまのときにつたへがた
J09_0613A07: し。曇鸞法師と申しし人こそ。佛法のそこをきはめ
J09_0613A08: むと思ふに。人のいのちはあしたを期しかたしとて
J09_0613A09: 佛法をならはんがために。長生の仙法をはつたへ給
J09_0613A10: ひけれ。時に菩提流支と申す三藏ましましき。曇鸞
J09_0613A11: かの三藏の御まへにまうでで申給ふやうは。佛法の
J09_0613A12: 中に長生不死の法。この土の仙經にすぎたるありや
J09_0613A13: ととひ給ひけれは。三藏地につばきをはきてのたま
J09_0613A14: はく。この方にはいつくのところにか長生の法あら
J09_0613A15: ん。たとひ長年をえてしはらくしなすとも。つゐに
J09_0613A16: 三有に輪廻すとの給ひて。すなはち觀無量壽經をさ
J09_0613A17: づけて。大仙の法也是によりて修行せは。かならす
J09_0613B18: 生死を解脱すへしとのたまひき。曇鸞これをつたへ
J09_0613B19: て。たちところに仙經を火にやきすて。觀無量壽經
J09_0613B20: によりて。淨土の行を修したまひき。そののち曇鸞
J09_0613B21: 道綽善導懷感少康等にいたるまて。このながれをつ
J09_0613B22: たへ給へり。そのみちをおもひて。いのちをのべて
J09_0613B23: 大仙の法をとらんとおもふに。道綽禪師の安樂集に
J09_0613B24: も。聖道淨土の二門をたてたまふは此意なり。その
J09_0613B25: 聖道門といふは。穢土にして煩惱を斷して菩提にい
J09_0613B26: たる也。淨土門といふは。淨土にむまれて。かしこ
J09_0613B27: にして煩惱を斷して菩提にいたる也。いまこの淨土
J09_0613B28: 宗につゐてこれをいへは。又觀經にあかすところの
J09_0613B29: 業因一つにあらす。三福九品。十三定善。その行し
J09_0613B30: なしなにわかれて。その業まちまちにつらなれり。
J09_0613B31: まづ定善十三觀といふは。日想水想地想寳樹寳池寳
J09_0613B32: 樓花座像想眞身觀音勢至普觀雜觀是也。つぎに散善
J09_0613B33: 三福といふは一には孝養父母奉事師長。慈心不殺修
J09_0613B34: 十善業。二には受持三皈。具足衆戒。不犯威儀。三

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