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J1400 和語灯録 了恵輯緑 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0598A01: 一沒後の佛經しをく事は。一定すへく候か
J09_0598A02: 答。一定にて候。すへく候
J09_0598A03: 一所作かきてしいれ。かねてかかんするを。さしづ
J09_0598A04: 候はいかに
J09_0598A05: 答。しいるるはくるしからす。かねては懈怠也
J09_0598A06: 一出家は。わかきとおひたると。いづれか功德にて
J09_0598A07:
J09_0598A08: 答。老ては功德ばかりえ候。わかきはなをめてたく
J09_0598A09: 候。
J09_0598A10: 一。佛に花まいらする誦文。御らんのためにまいら
J09_0598A11: せ候
J09_0598A12: 答。これせんなし。念佛を申させ給へ
J09_0598A13: 一いみの者の。ものへまいり候事は。あしく候か
J09_0598A14: 答。くるしからす
J09_0598A15: 一物まうてして。かへさにわがもとへ。返らぬ事は
J09_0598A16: あしく候か。又魚鳥にやがてみだれ候事いかに
J09_0598A17: 答。熊野のほかはくるしからす
J09_0598B18: 一齋のおりの誦文は。かくし候へしと申候。御らん
J09_0598B19: のためにまいらせ候
J09_0598B20: 答。齋のおりも。ただ念佛を申させ給へ。女房は誦
J09_0598B21: 文せずとも
J09_0598B22: 一女房の物ねたみの事。されはつみふかく候な
J09_0598B23: 答。ただよくよく一心に念佛を申させ給へ
J09_0598B24: 一桐のはい。かみにつくるは。佛神に申事のかなは
J09_0598B25: ぬと申候は。まことにて候か
J09_0598B26: 答。そら事なり
J09_0598B27: 一物へまいり候精進。三日といふ日まいり候へきか。
J09_0598B28: 四日のつとめでか
J09_0598B29: 答。三日のつとめでまいる
J09_0598B30: 一物こもりして候に。三日とおもひ候はんは四日に
J09_0598B31: なしていで。七日とおもひて候はんは八日になして
J09_0598B32: いで候へきか
J09_0598B33: 答。それは世の人のせんように
J09_0598B34: 一ずずに。さくらくり。いむと申候はいかに

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