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J1400 和語灯録 了恵輯緑 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0558A01: 黑谷上人語燈錄卷第十四
J09_0558A02:
J09_0558A03: 厭欣沙門了惠集錄
J09_0558A04:
J09_0558A05: 和語第二之四當卷有九章
J09_0558A06: 大胡太郞の妻室へつかはす御返事第十三
J09_0558A07: 熊谷の入道へつかはす御返事第十四
J09_0558A08: 津戸三郞へつかはす御返事第十五
J09_0558A09: 黑田の聖へつかはす御返事第十六
J09_0558A10: 越中の光明房へつかはす御返事第十七
J09_0558A11: 正如房へつかはす御文第十八
J09_0558A12: 禪勝房にしめす御詞第十九
J09_0558A13: 十二問答第二十
J09_0558A14: 十二箇條問答第二十一
J09_0558A15: 太胡の太郞實秀か妻室のもとへつかはす御返事
J09_0558A16: 御文こまかにうけ給はり候ぬ。まづはるかなる程に。
J09_0558A17: 念佛の事きこしめさんがために。わさと御つかひ上
J09_0558A18: せさせ給ひて候。念佛の御心さしの程返かえすあはれ
J09_0558B19: に候。さてたづねおほせられて候念佛の事は。往生極
J09_0558B20: 樂のためには。いづれの行なりといへとも。念佛に
J09_0558B21: すぎたる事は候はぬ也。そのゆへは。念佛はこれ彌
J09_0558B22: 陀の本願の行なるかゆへ也。本願といふは。阿彌陀
J09_0558B23: ほとけいまたほとけになり給はざりしむかし。法藏
J09_0558B24: 菩薩と申ししいにしへ。ほとけの國土をきよめ衆生
J09_0558B25: を成就せむがために。世自在王如來と申ししほとけ
J09_0558B26: の御まへにして。四十八の大願ををこし給ひしその
J09_0558B27: 中に。一切衆生の往生のために一つの願ををこし給
J09_0558B28: へる。これを念佛往生の本願と申也。すなはち無量
J09_0558B29: 壽經の上卷にいはく。設我得佛十方衆生至心信樂欲
J09_0558B30: 生我國乃至十念若不生者不取正覺已上善導和
J09_0558B31: 尚此願を釋しての給はく。若我成佛十方衆生稱我名
J09_0558B32: 號下至十聲若不生者不取正覺彼佛今現在世
J09_0558B33: 成佛當知本誓重願不虚衆生稱念必得往生已上念佛
J09_0558B34: といふは。佛の法身を憶念するにもあらず。佛の相
J09_0558B35: 好を觀念するにもあらす。ただ一心にもはら阿彌陀

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