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J1360 一枚起請文梗概聞書 関通 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0188A01: 又曰望佛願意者唯勸正念稱名往生義疾不同
J09_0188A02: 雜散之業如此經及諸部中處處廣歎勸令稱名將
J09_0188A03: 爲要益也
J09_0188A04: 又曰上來雖説定散兩門之益望佛本願意在衆生
J09_0188A05: 一向專稱彌陀佛名
J09_0188A06: 往生禮讃曰信知彌陀本弘誓願及稱名號下至十聲
J09_0188A07: 等定得往生
J09_0188A08: 同後序曰若我成佛十方衆生稱我名號下至十聲若
J09_0188A09: 不生者不取正覺彼佛今現在世成佛當知本誓重
J09_0188A10: 願不虚衆生稱念必得往生御傳第四十四の卷に<隆寬律師の傳云く。往生の肝心。この文にあるへし。>
J09_0188A11: 文字また四十八。まさしく本願のかずにあたれり。さためてふかき心あるべしと。云云又拾遺語燈ノ錄中卷に云く。この文は四十八願の。眼
J09_0188A12: なり。肝なり。神なり。四十八字にむすびたることは。このゆへなりと<或人(示し玉ふ御詞なり又和語燈ノ錄第五の卷に云く。衆生稱念。必得往生としりぬ>
J09_0188A13: れば自然に三心を具足するゆへに。このことはりをあらはさんがために至心信樂。欲生我國の。安心を略し給へるなり。又往生
J09_0188A14: 禮讃の前序に。三心四修五念等を訓釋して。後序に
J09_0188A15: 至て。口稱の一行三昧に結歸して。文殊般若經を引
J09_0188A16: 證して云く。如文殊般若云明一行三昧唯勸獨處
J09_0188A17: 空閑捨諸亂意係心一佛不觀相貌專稱名
J09_0188B18:
J09_0188B19: 又曰衆生障重境細心麤識颺神飛觀難成就也大
J09_0188B20: 聖悲憐直勸專稱名字正由稱名易故相續即生
J09_0188B21: 法事讃曰如來出現於五濁隨宜方便化群萌乃至
J09_0188B22: 種法門皆解脱無過念佛往西方上盡一形下至
J09_0188B23: 十念三念五念佛來迎直爲彌陀弘誓重致使凡
J09_0188B24: 夫念即生
J09_0188B25: 觀念法門曰又言攝生增上縁者即如無量壽經四十八
J09_0188B26: 願中説佛言若我成佛十方衆生願生我國稱我名
J09_0188B27: 字下至十聲乘我願力若不生者不取正覺此
J09_0188B28: 即是願往生行人命欲終時願力攝得往生故名攝生
J09_0188B29: 增上縁歸命本願鈔に云。乘我願力のことばを。そへられたる事は。これほどに。つたなき機の。わづかなる心行は。さらに物の
J09_0188B30: ようにたつべくもなき。よはよはしさなれども。さしもねんごろにむまれしめんとおぼしめす。ほとけの御心ざしの。力にとりたてられて。
J09_0188B31: その本願に乘ずるがゆへに。往生するなりといふことをあらはさんとなるべし已上上來の數件は。善導大
J09_0188B32: 師。口稱念佛。勸進の最要たる御釋にして。宗祖圓
J09_0188B33: 光大師。依據とし玉へる本文也。是即善導一師に依
J09_0188B34: るの明判も。此處にある也。又漢語灯ノ錄第十之卷には。略要文と題して。數文を載たり。

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