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J1320 吉水遺誓諺論 忍澂 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0051A01: 意。竊補臨終遺誓之結文。言吾祖之欲言發昔人
J09_0051A02: 之未發願欲令
J09_0051A03: 吉水 鎭西聖靈喜躍於蓮華臺上以擬報恩如左
J09_0051A04: 淨土宗の安心起行は曾て聖光に付囑ぜる此一紙の法語に至極せり源
J09_0051A05: 空か所存此願行相續の稱名の外に全く觀念學解等の別義を存せす滅後
J09_0051A06: 他人背徒の僞濫の邪義を防かんか爲に聖光に授る法語に更に起請文を加へて僞なき所存
J09_0051A07: を記し滅後末代淨土宗の龜鑑に備畢 信阿彌陀佛忍澂謹書
J09_0051A08:
J09_0051A09:
J09_0051A10:
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J09_0051A13:
J09_0051A14:
J09_0051A15:
J09_0051A16:
J09_0051A17: 吉水遺誓諺論
J09_0051B18: 吉水遺誓諺論附錄正流辨
J09_0051B19:
J09_0051B20: 獅谷の忍澂和尚。扶宗の志深くして。よく吉水鎭
J09_0051B21: 西の跡をまもり。六時に禮讃して。宗徒の作業を
J09_0051B22: 匡し。至心に念佛して。願生の思ひをかたくす。
J09_0051B23: 其頃も宗敎を罔冐し。己見にほこりて。故人を輕
J09_0051B24: 蔑するものありき。和尚は才智古今に秀で玉ひた
J09_0051B25: れども。ただ人情を空じて。ひとへに祖風を仰ぐ
J09_0051B26: 故に。若干の著述。皆末世を照す法燈なり。中に
J09_0051B27: 於て一枚起請諺論に鎭西相承。源智相承と云事あ
J09_0051B28: り。深く察して扶宗の深志をたふとむべし。然れど
J09_0051B29: も看る人容易く過して塗に聽きて塗に説くの思を
J09_0051B30: なしぬ。此頃かの草案には。わけてこまやかなる
J09_0051B31: 慈訓を遺し玉ふを見て。かかる要義の朽ちもてゆ
J09_0051B32: かんことを惜みて。爰に附す
J09_0051B33: 初に鎭西相承とは。圓光大師預じめ鎭西聖光上人に。
J09_0051B34: 付囑し玉へる一紙の法語あり。是まさしく一枚起請

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