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J0010 無量寿経 康僧鎧訳 画像

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巻_頁段行 本文
J01_0027A01: 執持綱維昭然分明開示五趣度未度者決正生死泥洹之道彌勒當知汝從無數劫來修菩薩
J01_0027A02: 行欲度衆生其已久遠從汝得道至于泥洹不可稱數汝及十方諸天人民一切四衆永劫已
J01_0027A03: 來展轉五道憂畏勤苦不可具言乃至今世生死不絶與佛相値聽受經法又復得聞無量壽佛
J01_0027A04: 快哉甚善吾助爾喜汝今亦可自厭生死老病痛苦惡露不淨無可樂者宜自決斷端身正行益
J01_0027A05: 作諸善修己潔體洗除心垢言行忠信表裏相應人能自度轉相拯濟精明求願積累善本雖一
J01_0027A06: 世勤苦須臾之間後生無量壽佛國快樂無極長與道德合明永拔生死根本無復貪恚愚癡苦
J01_0027A07: 惱之患欲壽一劫百劫千萬億劫自在隨意皆可得之無爲自然次於泥洹之道汝等宜各精
J01_0027A08: 進求心所願無得疑惑中悔自爲過咎生彼邊地七寳宮殿五百歳中受諸厄也彌勒白佛言受
J01_0027A09: 佛重誨專精修學如敎奉行不敢有疑
J01_0027A10: 佛告彌勒汝等能於此世端心正意不作衆惡甚爲至德十方世界最無倫匹所以者何諸佛國
J01_0027A11: 土天人之類自然作善不大爲惡易可開化今我於此世間作佛處於五惡五痛五燒之中爲最
J01_0027A12: 劇苦敎化羣生令捨五惡令去五痛令離五燒降化其意令持五善獲其福德度世長壽泥洹之
J01_0027A13: 道佛言何等五惡何等五痛何等五燒何等消化五惡令持五善獲其福德度世長壽泥洹之道
J01_0027A14: 佛言其一惡者諸天人民蠕動之類欲爲衆惡莫不皆然強者伏弱轉相剋賊殘害殺戮迭相呑
J01_0027A15: 噬不知修善惡逆無道後受殃罰自然趣向神明記識犯者不赦故有貧竆下賤乞匃孤獨聾
J02_0027A01: 下至濁惡世也已來正明夫人通請所求別標苦
J02_0027A02: 界此明夫人遇自身苦覺世非常六道同然無
J02_0027A03: 有安心之地此聞佛説淨土無生願捨穢
J02_0027A04: 身證彼無爲之樂二從此濁惡處下至不見惡
J02_0027A05: 人已來正明夫人擧出所厭之境此明閻浮總惡
J02_0027A06: 未有一處可貪但以幻惑愚夫飮斯長苦
J02_0027A07: 言此濁惡處者正明苦界也又明器世間亦是衆生
J02_0027A08: 依報處亦名衆生所依處也言地獄等已下三品惡
J02_0027A09: 果最重也言盈滿者此三苦聚非直獨指閻浮娑
J02_0027A10: 婆亦皆徧有故言盈滿言多不善聚者此明三界六
J02_0027A11: 道不同種類恒沙隨心差別經云業能莊識世世
J02_0027A12: 處處各趣隨縁受果報對面不相知言願我未
J02_0027A13: 來已下此明夫人眞心徹到厭苦裟婆欣樂無爲永
J02_0027A14: 歸常樂但無爲之境不可輕爾即階苦惱娑婆無
J02_0027A15: 由輒然得離自非發金剛之志永絶生死之
J02_0027A16: 元若不親從慈尊何能勉斯長歎然願我未來不
J02_0027A17: 聞惡聲惡人者此明如闍王調達殺父破僧及惡
J02_0027B18: 聲等願亦不聞不見但闍王既是親生之子上
J02_0027B19: 於父母起於殺心何況疎人而不相害是故夫人不
J02_0027B20: 簡親疎總皆頓捨三從今向世尊下至懺悔已來
J02_0027B21: 正明夫人淨土玅處非善不生恐有餘𠍴障不得
J02_0027B22: 往是以求哀更須懺悔四從唯願佛日下至淸淨
J02_0027B23: 業處已來正明夫人通請去行此明夫人上即通
J02_0027B24: 請生處今亦通請得生之行言佛日者法喩雙標
J02_0027B25: 也譬如日出衆闇盡除佛智輝光無明之夜日朗
J02_0027B26: 言敎我觀於淸淨已下正明既能厭穢欣淨若爲安
J02_0027B27: 心注想得生淸淨處也五從爾時世尊放眉間
J02_0027B28: 光下至令韋提見已來正明世尊廣現淨土醻前
J02_0027B29: 通請此明世尊以見夫人廣求淨土如來即放眉
J02_0027B30: 間光照十方國以光攝國還來頂上化作金臺
J02_0027B31: 如須彌山如之言似似須彌山此山腰細上闊所有
J02_0027B32: 佛國竝於中現種種不同莊嚴有異佛神力故了了分
J02_0027B33: 明加備韋提盡皆得見問曰韋提上請爲我廣説
J02_0027B34: 無憂之處佛今何故不爲廣説乃爲金臺暜現者有
J03_0027A01: 一五重念佛門細釋之事 十六丁
J03_0027A02: 一皆已成道細釋之事
J03_0027A03: 開會之後一稱南無人實成佛之事 十九丁
J03_0027A04: 一攝論念多寶開會可成佛者事 二十丁
J03_0027A05: 一本源三師枝流六師之事 二十一丁
J03_0027A06: 一四禪比丘之事 二十二丁
J03_0027A07: 一念多寶別時意爲約是一念將多念耶事 二十三丁
J03_0027A08: 一迦葉擧三十六問奉問一代不審之事 二十五丁
J03_0027A09: 一法華證誠與淨土證誠勝劣有之耶事 二十六丁
J03_0027A10: 一全身舍利其相如何之事 二十七丁
J03_0027A11: 一證誠護念同異細釋之事 二十八丁
J03_0027A12: 一攝論瑜伽十支未論攝不攝之事 二十九丁
J03_0027A13: 一異生菩薩凡夫之事 三十一丁
J03_0027A14: 一初地已上生淨土之事 三十三丁
J03_0027A15: 一付今記瑜伽攝論同異二義各有不審事 三十六丁
J03_0027A16: 一攝論四意四依云或四意趣四秘密云之事 三十七丁
J03_0027A17: 一解深密經卷數品數之事 三十七丁
J03_0027B18: 一就別時意今記二義宗要三義同異細釋之
J03_0027B19: 事 四十丁
J03_0027B20: 一勿得粗魯之事 四十二丁
J03_0027B21: 一如意論師食物舌入寂之事 四十三丁
J03_0027B22: 一指南車之事 四十三丁
J03_0027B23: 一周公旦之事黄帝五帝夏殷二代年數之
J03_0027B24: 古公三子文王十子之事 四十四丁
J03_0027B25: 一〓尤本説之事十日一雨五日一風之事 四十六丁
J03_0027B26: 正月十五日之事 四十六丁
J03_0027B27: ●第二十三卷玄記六之一盡本書童經引文之下
J03_0027B28: 一唯願起行云之事 一丁
J03_0027B29: 一願行具足有往生得唯願唯行不實事 二丁
J03_0027B30: 一智惠多聞四句引文之事法華玄弘决一 三丁
J03_0027B31: 一解行分別細釋之引文之事止觀五華嚴疏 四丁
J03_0027B32: 一唯行別時引文之事 六丁
J03_0027B33: 一發願當位命終可不往生耶之事 八丁
J03_0027B34: 一不知廻發願人實不可生耶之事 九丁
J04_0027A01: 惡貪作如是等邪婬罪無量無邊今對道場凡聖發露
J04_0027A02: 懺悔永盡無餘懺悔已至心歸命阿彌陀佛
J04_0027A03: 下接高和云
J04_0027A04: 懺悔已至心歸命阿彌陀佛
J04_0027A05: 高接下懺云
J04_0027A06: 弟子衆等次當懺悔口業虚誑罪或放縱口業欺
J04_0027A07: 誑一切地獄畜生衆生水陸虚空蠕動之類不可知
J04_0027A08: 數或欺誑一切修羅鬼神衆生水陸虚空蠕動之類不
J04_0027A09: 可知數或欺誑一切人天三寳師僧父母六親眷屬
J04_0027A10: 善知識法界衆生不可知數或常作無間作故作悞作
J04_0027A11: 戲笑作自作敎他作隨喜作邪貪惡貪作如是等欺誑罪
J04_0027A12: 無量無邊今對道場凡聖發露懺悔永盡無餘懺悔已
J04_0027A13: 至心歸命阿彌陀佛
J04_0027A14: 下接高和云
J04_0027A15: 懺悔已至心歸命阿彌陀佛
J04_0027A16: 高接下懺云
J04_0027A17: 弟子衆等次當懺悔調戲之罪或放縱口業調戲
J04_0027B18: 輕弄一切地獄畜生衆生水陸虚空蠕動之類不可
J04_0027B19: 知數或調弄一切修羅鬼神衆生水陸虚空蠕動之
J04_0027B20: 類不可知數或調弄一切人天三寳師僧父母六親
J04_0027B21: 眷屬善知識法界衆生不可知數或常作無間 故作
J04_0027B22: 悞作戲笑作自作敎他作隨喜作如是等調弄之罪無量
J04_0027B23: 無邊今對道場凡聖發露懺悔永盡無餘懺悔已至心
J04_0027B24: 歸命阿彌陀佛
J04_0027B25: 下接高和云
J04_0027B26: 懺悔已至心歸命阿彌陀佛
J04_0027B27: 高接下懺云
J04_0027B28: 弟子衆等次當懺悔惡口罪或放縱口業罵辱誹
J04_0027B29: 謗毀呰一切地獄畜生衆生水陸虚空蝡動之類不可
J04_0027B30: 知數或罵辱誹謗毀呰一切修羅鬼神衆生水陸虚
J04_0027B31: 空蝡動之類不可知數或罵辱誹謗毀呰一切人
J04_0027B32: 天三寶師僧父母六親眷屬善知識法界衆生不可知
J04_0027B33: 數或常作無間作故作悞作戲笑作自作敎他作隨喜作
J04_0027B34: 邪貪惡貪作如是等惡口罪無量無邊今對道場凡聖
J05_0027A01: 別有六一法藏詣佛所彰己行二如來遣説三法藏
J05_0027A02: 自宣己所發願四我建下説己重復立誓自要五法
J05_0027A03: 藏比丘説此頌下如要相現六於是法藏具足修下總以
J05_0027A04: 結歎就初段中如是修已結前生後詣彼佛等啓白方便
J05_0027A05: 而白佛等申己所修我已於前五劫之中攝取嚴土
J05_0027A06: 淸淨行矣第二段中佛告比丘汝今可説正勸宣説宜
J05_0027A07: 知是時催令速説發起悅等明説所爲爲益諸衆
J05_0027A08: 故須宣説發起悅可一切大衆爲益凡夫二乘故説
J05_0027A09: 由彼法藏自説己願令衆同喜願生其國名發起
J05_0027A10: 悅可一切衆矣菩薩聞下爲益菩薩由彼法藏自説
J05_0027A11: 己願令諸菩薩學之同發故云聞已修行此法滿足
J05_0027A12: 大願聞已修行起願始也縁致滿等願心成也自下第三
J05_0027A13: 法藏比丘自宣己願唯垂聽察請佛得説如我所願當
J05_0027A14: 具足説總許宣説下正説之於中合有四十八願義
J05_0027A15: 要三文別有七義要三者一攝法身願二攝淨土願三攝
J05_0027A16: 衆生願四十八中十二十三及第十七是攝法身第三十一
J05_0027A17: 第三十二是攝淨土餘四十三是攝衆生文別七者初十一
J05_0027B18: 願爲攝衆生次有兩願是其第二爲攝法身次有
J05_0027B19: 三願是其第三重攝衆生次有一願是其一願是第四
J05_0027B20: 重攝法身次有十三是其第五爲攝衆生次有兩願
J05_0027B21: 是其第六爲攝淨土下有十六是其第七重攝衆生
J05_0027B22: 就初段中初有兩願願生無苦後之九願願生
J05_0027B23: 得樂無苦中初一願其自國無苦設我得佛國有地
J05_0027B24: 獄餓鬼畜生不取正覺不取正覺者諸願不滿終
J05_0027B25: 不成佛假設所願不滿得成誓終可不取是故説言
J05_0027B26: 設我得佛國有地獄畜生餓鬼不取正覺餘亦如是言
J05_0027B27: 地獄者地下牢獄是其苦處故云地獄言餓鬼者飢
J05_0027B28: 渴名餓恐怯多畏故名爲鬼言畜生者此乃從生畜
J05_0027B29: 養爲名一切世人或爲敢食或爲駈使畜養此生
J05_0027B30: 故云畜生後之一願願己國中有衆生命終不向
J05_0027B31: 他國受苦此之兩願願生無苦後九願生得樂之
J05_0027B32: 中初之兩願願生身樂後之七願願生心樂心中五
J05_0027B33: 通各別爲一漏盡分二故有七願次有三段文相易
J05_0027B34: 知第五段中初三願攝他國衆生次一願攝自國衆
J06_0027A01: 至初心也而念多寳佛與不退行爲遠縁故名
J06_0027A02: 別時意也上來以衆多義顯別時意自關發願非
J06_0027A03: 是起行之人是彼攝論師言別時之意也又攝論文別時
J06_0027A04: 意者是報淨土唯願念佛理未即生若化淨土唯願念佛
J06_0027A05: 必即得生如華嚴經不須疑惑
J06_0027A06: 問曰往生衆生唯此人趣得修淨業而得往生爲
J06_0027A07: 通餘趣亦得往生及已終者於冥道中亦得往生
J06_0027A08: 不釋曰於五趣中悉能修西方淨業得生極樂
J06_0027A09: 按諸天既能來聽觀經乃觀經下文言无量諸天龍夜叉
J06_0027A10: 聞佛所説皆大歡喜稱讃淨土經列衆中言無量諸天
J06_0027A11: 阿索洛等爲聞法故皆來聽法故知悉欲願生
J06_0027A12: 淨土皆能修習淨業得生西方又按菩薩處胎經
J06_0027A13: 第四卷説化生龍持八關齋戒金翅鳥欲食不得
J06_0027A14: 請問其法龍爲説八關齋法金翅鳥隨龍往海龍王
J06_0027A15: 宮中爾時龍子復與金翅鳥而説於偈是時龍子龍
J06_0027A16: 女心開意解壽終之後皆當往生阿彌陀佛國又按
J06_0027A17: 隨願往生經説若以亡者嚴身之具堂宇屋宅園林浴池
J06_0027B18: 以施三寳此福最多功德力強可得拔彼地獄之
J06_0027B19: 殃以是因縁便得解脱憂苦之患長得解脱
J06_0027B20: 往生十方諸佛淨土以此准知五趣衆生悉得往
J06_0027B21: 生極樂國也
J06_0027B22: 問曰於此三界穢土受生但有色形皆受中陰死
J06_0027B23: 此生彼往來傳識具有四有所謂中有生有本有死有
J06_0027B24: 未知從此生於淨土亦有中有不釋曰此有二
J06_0027B25: 釋一言无有中有以此命終坐蓮華中故知則是
J06_0027B26: 生陰攝也以入蓮華之中似同處胎也今釋此義
J06_0027B27: 未必則然且如穢土受生之法必須至彼生處方
J06_0027B28: 受生陰如欲界死生於色界須從欲死受色中有
J06_0027B29: 之身至彼色界方受生陰无有於欲界受色界
J06_0027B30: 生有身今生淨土義亦如此不可於穢土死則
J06_0027B31: 於穢土受淨土生有身也要須至彼淨土之中寳池
J06_0027B32: 之上方成生有身也又无色界无色可无中陰傳
J06_0027B33: 識受生淨土有色處所既別如何不許有於中陰傳
J06_0027B34: 識至彼受生陰耶問曰若有中陰則應生彼至
J07_0027A01: 門・又發菩提心等也・就中出家發心等者且指初出及以初發・念佛是
J07_0027A02: 長時不退之行・寧容妨礙念佛也・中輩之中亦有起立塔像懸繒然燈
J07_0027A03: 散華燒香等諸行・是則助成念佛也・其旨見於往生要集・謂助念方法
J07_0027A04: 中方處供具等是也・下輩之中亦有發心・亦有念佛・助正之義準前可
J07_0027A05: 知・三約念佛諸行各爲立三品而説諸行者先約念佛立三品者謂此
J07_0027A06: 三輩中通皆云一向專念無量壽佛・是則約念佛門立其三品也・故往
J07_0027A07: 生要集念佛證據門云雙觀經三輩之業雖有淺深然通皆云一向專
J07_0027A08: 念無量壽佛・感師同之次約諸行門立三品者謂此三輩中通皆有菩提心
J07_0027A09: 等諸行・是則約諸行立其三品也・故往生要集諸行往生門云雙觀經
J07_0027A10: 三輩亦不出此・已上凡如此三義雖有不同倶是所以爲一向念佛也・初
J07_0027A11: 義即是爲廢立而説・謂諸行爲廢而説・念佛爲立而説・次義即是爲助
J07_0027A12: 正而説・謂爲助念佛之正業而説諸行之助業・後義即是爲傍正而説・
J07_0027A13: 謂雖説念佛諸行二門以念佛而爲正・以諸行而爲傍・故云三輩通皆
J08_0027A01: 文不可不恐此集解釋不可不了矣然執者會此
J08_0027A02: 集云題名既云選擇本願念佛集名詮體故此集始終
J08_0027A03: 唯釋第十八一願也而彼願中選捨餘行選取念
J08_0027A04: 佛望此願云不以餘行爲本願等然而非無諸行
J08_0027A05: 本願即第二十本願是也云云今云此義非也若今章目約
J08_0027A06: 第十八之一願者可云第十八願不以餘行等然今既
J08_0027A07: 云彌陁如來不以餘行等明知彌陁總無餘行生因本
J08_0027A08: 願如汝義者於今章目即有自語相違之過於汝
J08_0027A09: 義者亦有自敎相違之過何忽欺師及欺己哉自語
J08_0027A10: 相違過者依因明論如云我母是其石女云云有法既
J08_0027A11: 云我母明知有子而能別云石女故有法體與能別
J08_0027A12: 之義自語相違故也今亦可爾如汝義者今章目云
J08_0027A13: 彌陁如來者諸行本願人故有法諸行本願彌陁而能別
J08_0027A14: 云不以餘行爲本願等有法與能別自語相違故爲大
J08_0027A15: 過也自敎相違者謂一切宗師資相承傳來之敎名爲自
J08_0027A16: 敎而違其敎故云自敎相違如勝論師云聲無
J08_0027A17: 常而云聲常者違自敎也今亦可爾汝稱黑谷門
J08_0027B18: 資而用此選擇集而此集云餘行非本願汝云本
J08_0027B19: 願違自敎故爲大過失此集餘行非本願言雖及
J08_0027B20: 十處未見一處而有諸行本願之文加之黑谷遺書
J08_0027B21: 數軸之中全無諸行本願文義汝須稱他門免違敎
J08_0027B22: 過也而彼學者引例證云文句十云大薩埵福不及
J08_0027B23: 聞法華經初隨喜福何以故彼非佛法故已上其前三
J08_0027B24: 敎何非佛法然而今言非佛法者雖無圓言文意
J08_0027B25: 即顯非圓佛法一往釋也今亦可爾餘行亦是彌陀本
J08_0027B26: 願然而今言念佛順願者雖無勝言文意即顯勝
J08_0027B27: 本願一往文也此有何過乎云云今云此例甚非也彼
J08_0027B28: 宗判云三敎佛果屬菩薩界圓敎菩薩即屬佛界已上
J08_0027B29: 乘宗故三乘敎則非佛乘也故今三乘望佛乘云非
J08_0027B30: 佛法是再往義非一往釋況次下云非實故非圓故
J08_0027B31: 何云無圓言乎故不成例也彼具文云聖福不及
J08_0027B32: 體聖福體聖福不及小薩埵福小薩埵福不及大
J08_0027B33: 薩埵福大薩埵福不及聞法華經初隨喜福何以故
J08_0027B34: 彼非佛法故非實故非圓故已上此釋意者上擧三乘
J09_0027A01: 師に敎へられ。或は惡友に誘はれ或は世の習俗に移
J09_0027A02: さるる故なるべし。或は妄念を許されたる意を。僻さ
J09_0027A03: まに料簡して。己が得方に取なして。惡意樂に住す
J09_0027A04: る心より。ただ妄念にのみ打まかせて。助玉への願
J09_0027A05: 心を。をこたる身と成なれば。これみな行者の機の
J09_0027A06: 失にして。念佛の行の失にはあらず。散心の凡夫の
J09_0027A07: ために。佛はさりともと御思惟ましまして。いかな
J09_0027A08: る人も。自然に願行具足しやすき樣に。誓はせ玉へ
J09_0027A09: る本願の念佛なれば。大師も特に念佛には不廻向の
J09_0027A10: 得ありと。讃歎し玉ひけるも。かかる人に逢ひぬれば
J09_0027A11: 名の下に實なくなり侍るぞ。悲しきや。たとひ願心
J09_0027A12: 相續の人の上にも。願心の強きは。滅罪も多ければ。
J09_0027A13: 業成もはやく。願心の弱きは。滅罪も少ければ。業
J09_0027A14: 成もをそしとこそ見たれ。されば善導大師は。晝夜
J09_0027A15: 六時強發願持心不散業還成とこそ勸め玉ひけるも
J09_0027A16: のを。願くは西方の行者。うまく此意を會得して。朝
J09_0027A17: 夕など佛前に參りて念佛せん時には先ねんごろに。
J09_0027B18: 願行相續の誓願をおこして。さて申し始むべし。か
J09_0027B19: くの如く用心する人は。一座の念佛の間には。故な
J09_0027B20: る貪瞋妄念をば發すまじければ。これ意樂正見の得
J09_0027B21: ならずや。さりながら凡夫の心の癖なれば。いつのま
J09_0027B22: に。おこるともなき。串習の妄念をば。いかがはせん。
J09_0027B23: ただおこると知る時。助玉へと思ひ返すまでなり。
J09_0027B24: 知て隨はざるも。また意樂正見の功なり。常にかく
J09_0027B25: 申しならへば。かの名號の德として自然に妄念もや
J09_0027B26: むぞと。仰られし。大師の御詞も。驗し覺えて。いよ
J09_0027B27: いよ妄念の中の息妄の行に心もいさむべきぞかし。
J09_0027B28: かく正見の意樂に住する人は覺えず知らず。妄念と
J09_0027B29: ともに。打まじへたる念佛までも。前後の發願廻向に
J09_0027B30: 引かれてことごとく往生の業となるぞとなり。但し
J09_0027B31: 同じ往生の業となるが中にも。論藏の意によれば。願
J09_0027B32: と倶なる行は。その力つよければ。引滿二業となり。
J09_0027B33: 願と倶なはざる行は。その力よはければ。ただ滿業と
J09_0027B34: なるべしとも見えたれば。とにもかくにも。願行相續
J10_0027A01: 他切切被蒙敎訓人也被遁世之稽古者自愚身
J10_0027A02: 前三四年也上人在世之昔者常以奉謁其後多歳對
J10_0027A03: 面相隔如胡與越彼西往永亡我東來暫存不知其行
J10_0027A04: 儀并臨終事尤以遺恨也于時在阿聽此言悅喜餘
J10_0027A05: 身即爲標彼上人之義便語名義集之趣禪門云年
J10_0027A06: 來者不聞此義今沙門之所言全同昔聞善導寺之
J10_0027A07: 所傳爭違上人之旨歸哉隨喜尤深昔親盛法師語予
J10_0027A08: 云上人在世之時奉問云御往生之後淨土法門不審
J10_0027A09: 可問誰人乎上人答云聖光房金光房委知所存彼
J10_0027A10: 等爲遠國能化爲汝等不易京中者聖覺法印亦
J10_0027A11: 知我義若有滅後疑者可問此人也云云宜哉上人
J10_0027A12: 遺言實哉相傳不違沙門早隨彼門人可開其不審
J10_0027A13: 也鎭西敬蓮社暫住鎌倉之時不知默止畢今聞然阿
J10_0027A14: 彌陀佛令住下總彼人亦上人門徒也予雖有對面
J10_0027A15: 之志老耄窮屈之間不能至彼國即以沙門傳説
J10_0027A16: 欲備龜鏡云云然間去正月十七日在阿尋來草庵手
J10_0027A17: 擎手印疑問口請口傳決答然阿齡逼六旬目闇手
J10_0027B18: 振雖然感來問之志思利生之多凌餘寒之風
J10_0027B19: 走頽齡之筆載先聞之趣答後輩之疑問畢如此
J10_0027B20: 之間書成兩卷日及三旬在阿決疑而歸了但識用
J10_0027B21: 闇短相傳如忘恣決是非其憚不少今憑夢告又
J10_0027B22: 憶師寄憖以記之耳昔嘉禎丁酉三年七月六日上人在
J10_0027B23: 善導寺塔遣聖護房召愚昧付屬云我義付屬汝
J10_0027B24: 畢汝可傳來世故上人門徒中愚人多黷上人御義
J10_0027B25: 予門人亦可爾自非學生者難傳師説故也其外
J10_0027B26: 毎向諸人指愚昧示人云辨阿亡之後法門事可
J10_0027B27: 被問然阿然阿是辨阿之成盛年也亦筑後國有
J10_0027B28: 要阿彌陀佛者日中睡夢淸水華臺房來云善導寺上人
J10_0027B29: 示云文者見入諸佛敎意義者言極惡罪人往生樣
J10_0027B30: 也此言係心殊貴覺也云云又善導寺上人有光臨要阿
J10_0027B31: 述前言即上人答云此言實爾也又云今度談義者餘委
J10_0027B32: 悉之間僻事自相交雖然發起衆然阿爲器量人之間後
J10_0027B33: 日可書直之也然要阿夢覺即時染筆此夢書付自
J10_0027B34: 房柱之後請略鈔於然阿未遂其本意之條懈怠之
J11_0027A01: 佛成道經劫現者此等意也第三違華嚴經智度論
J11_0027A02: 者華嚴經云極樂是淨土初門取意智度論云法積比丘薄
J11_0027A03: 福德故不見餘方勝玅淨土但見西方下劣土故已上
J11_0027A04: 云初門亦云下劣何云報土耶答先會華嚴者指
J11_0027A05: 極樂云初門有其深意娑婆穢土終極樂淨土初境
J11_0027A06: 次相接往生甚便約下機生雖云初門約土最勝
J11_0027A07: 是故經云最尊第一其實十方淨土平等故隨願經
J11_0027A08: 説實無差別次會智度論文者約下機生云下劣
J11_0027A09: 也如彼法華玅音品疏云所將之中或未達者彼約能
J11_0027A10: 化而誡所化此約機縁云下劣也又義寂云問若
J11_0027A11: 法藏比丘爾時已發證發心者何故論云法積比丘功德
J11_0027A12: 力薄不能得見上玅國土是故阿彌陀國不如華
J11_0027A13: 積世界答國土勝劣其義不定彼望上位所見是故
J11_0027A14: 不如華積世界爾時始登初地位故已上難華嚴之會
J11_0027A15: 通云阿彌陀經義記云若望賢首猶是下品但比娑
J11_0027A16: 婆故言極樂已上天台是三昧證者何有誤耶答彼師
J11_0027A17: 極樂以屬同居淨土不足爲難尋云然報應二身者
J11_0027B18: 眼目之異名已上此釋何事耶答此顯攝論前後翻中第
J11_0027B19: 二身有報身應身之二名謂金光明及梁攝論名曰應
J11_0027B20: 身諸餘經論名爲報身只是異名㪅非別體然大
J11_0027B21: 乘義章淨影云眞合應開如金光明已上此合法報以爲
J11_0027B22: 眞身故云眞合開八相應與無而欻有爲應化二
J11_0027B23: 故云應開也又觀經疏云佛具三身一者眞身謂法與
J11_0027B24: 報二者應身八相現成三者化身隨機現起依如大經
J11_0027B25: 上品之人見佛應身而來迎接中品見化下品夢覩不
J11_0027B26: 辨化應眞身常寂無迎接相爲是不論又云今此
J11_0027B27: 所論是應非眞已上此等判釋謬解金光明經以八
J11_0027B28: 相應爲第二身故爲破此義作此釋也尋云前
J11_0027B29: 翻後翻者指何譯耶答攝論有前後翻佛陀扇多後魏
J11_0027B30: 第十代莊帝普泰元年辛亥譯出攝大乘論本三卷彼論
J11_0027B31: 文云眞身報身應身其後經歷三十三年眞諦法師後周
J11_0027B32: 第三代武帝保定三年癸未譯出攝大乘論本三卷及攝
J11_0027B33: 大乘釋論十五卷彼論上云自性身應身化身同下卷云
J11_0027B34: 自性身受用身變化身已上其體雖同兩譯名異所謂前翻
J12_0027A01: 非非想八滅受想背捨謂滅非想天細想念也於此觀
J12_0027A02: 中初二背捨通欲界定及初二禪第三縁淨背捨在第
J12_0027A03: 四禪第三禪樂多心鈍故不立背捨也已下自易知
J12_0027A04: 云云倶舍頌云解脱有八種前三無貪性二二一一定
J12_0027A05: 四無色定善滅受想解脱已上論云第三第八説身作證非
J12_0027A06: 餘六耶以於八中此二勝故於二界中各在邊故
J12_0027A07: 已上頌疏云第三解脱唯取淨相令惑不起名爲殊勝
J12_0027A08: 第八解脱以無心故名爲殊勝第三解脱在色界邊
J12_0027A09: 第八解脱在無色邊已上八勝處者勝處即是置背捨上
J12_0027A10: 而令縁之轉變自在故云勝處斯乃背捨之上勝知
J12_0027A11: 勝見之義也一内有色相觀外色少二内有色相觀外色多
J12_0027A12: 三内無色相觀外色少四内無色相觀外色多已上四如
J12_0027A13: 次於初二背捨上所立勝知勝見也五内無色相觀外
J12_0027A14: 靑六黄七赤八白也已上四於第三背捨上所立勝知
J12_0027A15: 勝見也故倶舍頌云勝處有八種二如初解脱次二
J12_0027A16: 如第二後四如第三已上光云勝處但在第三地觀
J12_0027A17: 已上第三禪樂多心鈍故不立勝處也於無色界不
J12_0027B18: 立勝處昧劣處故即無勝知勝見之義云云問若爾者
J12_0027B19: 八勝處何殊三解脱答前修解脱唯能棄背後修
J12_0027B20: 勝處能制所縁故隨所樂觀惑終不起十一切處者
J12_0027B21: 亦云十一切入亦云十遍處一靑二黄三赤四白五地
J12_0027B22: 六水七火八風九空十識此之四色六大等法遍一切處
J12_0027B23: 亦云遍一切處也此之十法至欲界及第四禪無色界
J12_0027B24: 初一處地也問遍一切處者即是廣演廣布義也既云一
J12_0027B25: 切處何不至初二三禪及上二無色耶答初二三禪
J12_0027B26: 覺觀喜樂增勝故無廣演廣布義又上二無色既非識
J12_0027B27: 空二少識少空故亦不叶廣演廣布義故除之也倶
J12_0027B28: 舍二十九云周遍觀察無有間隙故名遍處十中
J12_0027B29: 前八如淨解脱謂八自性皆是無貪若并助伴五蘊
J12_0027B30: 爲性依第四靜慮縁欲可見色已上第二練禪者光云
J12_0027B31: 有漏練於無漏已上此則以無漏練有漏意也則修
J12_0027B32: 九次第定謂四禪四空滅盡定也第三薰禪者師子奮迅
J12_0027B33: 三昧也順逆修前九定也謂入三昧如師子奮迅
J12_0027B34: 故借譬名法所謂離欲不善覺觀入初禪如是順
J13_0027A01: 願極樂往生唱彌陀預來迎當知言念佛三昧者
J13_0027A02: 破戒之者良藥之斯意也○五上根下根分別謂諸敎得
J13_0027A03: 度多蒙上機所謂瑩心性珠顯本有理性事下根
J13_0027A04: 下智所不及也彼十住論云爲大人志幹者説難行
J13_0027A05: 道法爲怯弱下劣者説易行道法云是也淨土敎門
J13_0027A06: 愚癡頑鈍之輩一文不知之類不辨東西不知黑白
J13_0027A07: 尼入道之類得往生得成佛之法也是則彌陀願力難
J13_0027A08: 思而不改凡夫實法執心其有樣可往生之者也直
J13_0027A09: 爲彌陀弘誓重致使凡夫念即生判一代聖敎
J13_0027A10: 諳學匠還愚癡生極樂之程故實也故上人云聖道
J13_0027A11: 門意極智慧出生死淨土門意還愚癡生極樂又
J13_0027A12: 同師大原講談引元照法師釋云念佛三昧具縛凡愚屠
J13_0027A13: 沽下類刹那超越成佛之法也已上此等義趣深可思之○
J13_0027A14: 六善人惡人分別夫聖道門得度多善人出離也惡人不
J13_0027A15: 可叶也其故斷惡修善之理強不許無惡不造惡人
J13_0027A16: 也今此淨土門造十惡五逆之罪人引一念十念之名
J13_0027A17: 號也若有重業障無生淨土因乘彌陀願力必
J13_0027B18: 生安樂國文若人造多罪應墮地獄中纔聞彌陀
J13_0027B19: 名猛火爲淸涼説是皆如來之金言不虚妄之誠説也
J13_0027B20: 於之作疑者成諸佛不虚妄舌相切如來不可壞之金
J13_0027B21: 言破世尊必三界之慈父也我等定世尊之一子也忝
J13_0027B22: 疑彼誠諦金言者父子不孝之責難遁者耶只仰可
J13_0027B23: 信彌陀本願攝極惡云云○七利根鈍根分別夫設雖
J13_0027B24: 餘敎之中攝於罪人只是可利根之造罪提婆達多雖
J13_0027B25: 爲三逆之惡業利根達六萬法藏央堀摩羅雖切
J13_0027B26: 千人之手指利根悟二字善來周梨槃特雖鈍根
J13_0027B27: 善人也四禪比丘雖謗佛羅漢也今斯經惡人惡人又
J13_0027B28: 愚鈍也經説如此愚人釋判十惡五逆斯愚人之是
J13_0027B29: 也故淨土所規模以引重罪鈍根爲最極利生之
J13_0027B30: 至也云云○八男子女人分別夫諸宗得益多蒙男子不
J13_0027B31: 及女人女人是佛法非器成佛難得之故也適法華雖
J13_0027B32: 有女人成佛説彼在世正機也亦智慧利根也矧是於
J13_0027B33: 前三敎久已修學之人也不足爲奇今淨土所被本願
J13_0027B34: 得度女人末代惡世重障鈍根之女人也彌陀獨哀之別
J14_0027A01: 迦等鳥無量衆鳥出和雅音圍遶菩薩時帝釋天
J14_0027A02: 變刈草人在菩薩右掬草茅草而立草色靑紺如
J14_0027A03: 孔雀尾菩薩問名答曰吉祥聞作此念求利自
J14_0027A04: 他吉祥立前定證菩提念已乞草吉祥白言願
J14_0027A05: 先授吾菩提之記然後受草菩薩記已取其淨草
J14_0027A06: 遍敷樹下金剛座上向東坐草發大誓云我今若
J14_0027A07: 不得無上大菩提寧可碎是身終不立此座
J14_0027A08: 云云即放毫光照三千界時魔王夢宮殿黑闇魔有
J14_0027A09: 千子右面五百即歸菩薩左面五百專助魔王魔
J14_0027A10: 告諸子以何方便能摧滅彼右面中有有信
J14_0027A11: 者云設摧三千不可動於菩薩一毛左面中
J14_0027A12: 有百臂者云我有百臂即以一身發於百箭魔
J14_0027A13: 王勿恐魔告諸女往破淨行三女現形一ヲ名漏愛二ヲ名喜
J14_0027A14: 樂三リ名喜見出婆沙論而生妖言時菩薩説五欲不淨女不
J14_0027A15: 能破散華禮去時魔瞋恨四軍揮身象ト馬ト車ト步ト菩薩告云
J14_0027A16: 汝以微善今得天報我多劫行今可得覺如
J14_0027A17: 是告已以手指地地神即出言我成證應時大千一
J14_0027B18: 時感動爾時魔衆皆悉退散降伏魔已遊入四禪
J14_0027B19: 至初夜分發天眼通於中夜分得宿命智又
J14_0027B20: 觀縁起流轉還滅於後夜分明星出時成無上覺
J14_0027B21: 而爲諸天現成佛瑞昇於虚空七多羅樹自稱
J14_0027B22: 成佛天喜雨華積至佛膝依本起經婆沙等意
J14_0027B23: 現五濁刹隨順羣生示有塵垢沐浴金流天
J14_0027B24: 按樹枝得攀出池
J14_0027B25: 初淨身中五濁等者如淨影云一者命濁命報短促
J14_0027B26: 二衆生濁人無善行三煩惱濁諸結增上四者見濁邪
J14_0027B27: 見熾燃五者劫濁飢饉疫病刀兵競起我土有此名五
J14_0027B28: 濁刹已上此之五濁唯在南州不通餘州問諸佛出
J14_0027B29: 時爲局濁世若言局者依西域記拘畱孫佛六
J14_0027B30: 萬歳出拘那四萬迦葉二萬若依賢劫經者拘畱四萬
J14_0027B31: 拘那三萬迦葉二萬又彌勒佛八萬時出然法華記云
J14_0027B32: 準悲華經八萬至三萬亦未有濁至二萬歳
J14_0027B33: 爲五濁始已上又義寂云人壽千歳已還是名濁世千
J14_0027B34: 歳已上名非濁世乃至故文殊問經云云何名濁十歳
J15_0027A01: 爲極熱以無樂間立無間名所餘地獄中雖無
J15_0027A02: 異熟樂而無大過失有等流樂故有説無障立無
J15_0027A03: 間名雖有情少而身大故有説於中受苦無間謂
J15_0027A04: 彼各爲百釘釘身於六觸門恒受劇苦居熱鐵
J15_0027A05: 地鐵墻所圍猛焰交通曾無暫歇身遭熱逼苦痛難
J15_0027A06: 任雖有四門遠觀開闢而走求出便見開閇所
J15_0027A07: 求不遂荼毒怨傷以己身薪投赴猛火焚燒支體
J15_0027A08: 骨肉焦燃惡業所持而不至死由此義故立無間
J15_0027A09: 名此州下過二萬由旬有阿鼻旨大捺落迦餘七地
J15_0027A10: 獄在無間上重累而住謂次極熱乃至等活此八捺落迦
J15_0027A11: 各有十六增謂四門外各有四增何故名增受苦增
J15_0027A12: 劇過本地獄故説爲增或於此中受種種苦苦具
J15_0027A13: 多類故説爲增或地獄中遍受苦已重遭此苦故説爲
J15_0027A14: 增四門四增名差別煻煨屎糞鋒刄烈河釋此等相具
J15_0027A15: 如餘處爲恐文繁止而不引問曰已知亦有八寒
J15_0027A16: 地獄今文唯云地獄衆火一時倶至彼惡業人豈無亦
J15_0027A17: 墮寒地獄乎答曰是擧重攝輕何足致疑乎●遇善
J15_0027B18: 知識以大慈悲與樂名慈拔苦名悲二用倶廣故
J15_0027B19: 名爲大●爲説阿彌陀佛十力威德言十力者一者
J15_0027B20: 處非處智力知一切法因縁果報從是因縁生如是
J15_0027B21: 果此有是處若生他果無有是處謂若惡業得
J15_0027B22: 不善報斯有是處若受善報無有是處於一切
J15_0027B23: 法准應説如是種種處非處相佛悉遍知無能壞者
J15_0027B24: 無能勝者是爲此力二者業異熟智力知諸衆生去
J15_0027B25: 來現在諸業諸受處因異熟無能壞者無能勝者是
J15_0027B26: 爲此力三者靜慮解脱等持等至雜染淸淨智力知諸
J15_0027B27: 靜慮解脱三昧三摩鉢底垢淨之想如實遍知無能壞
J15_0027B28: 者無能勝者是爲此力四者種種根智力如實遍
J15_0027B29: 知諸有情類根利中鈍無有錯謬無能壞者無能
J15_0027B30: 勝者是爲此力五者種種勝解智力如實遍知諸有
J15_0027B31: 情類印持決定種種勝解無能壞者無能勝者是爲
J15_0027B32: 此力六者種種界智力衆生種種無數界性佛界如實知
J15_0027B33: 是爲此力七者偏趣行智力如實遍知聲聞縁覺及
J15_0027B34: 菩薩道遍趣行相是爲此力八者宿住隨念智力如
J16_0027A01: 方初聞師讚於淨土恒懷隨喜爲法遠來願
J16_0027A02: 垂指授也詳訓審訓論披卷詳之謂議論往復
J16_0027A03: 審悉其義是所謂師資受授之時也比來所視者遠
J16_0027A04: 指南山觀成近指深坑所見或曰指所昔見西
J16_0027A05: 方變相今謂不然今文獨出新修變相唯載瑞應
J16_0027A06: 豈王古作傳指自所不載變相而爲比來所視
J16_0027A07: 乎宛然在目者淨土依正分明忽現即者即見入定也
J16_0027A08: 入定七日者任運自在不假作意深禪妙定不可
J16_0027A09: 得測者也問宛然在目爲以散心見將爲定
J16_0027A10: 心答恐是散心見何以知者及披卷詳之聖
J16_0027A11: 境忽現者蓋是如來證明受授之義深冥佛意譬如
J16_0027A12: 世尊説法時西方三聖住立空中證明夫人往生又
J16_0027A13: 傳文分明曰宛在目即入定知入定之前散心見
J16_0027A14: 矣問散心何得見聖境答別縁感應宿習卒見諸文
J16_0027A15: 所許也不足爲疑古今多證不暇盡擧又如
J16_0027A16: 法華三昧證相具明三學三品發相若定發者於定
J16_0027A17: 中見若戒慧發不必在定是行成見相尚許散
J16_0027B18: 心况別縁證明功在佛力乎或曰宛在目是思惟
J16_0027B19: 位入定即正受位也謂見經心凝思惟即成故見聖
J16_0027B20: 境問披卷詳之聞思亂心反得思惟非無疑答
J16_0027B21: 往生禮讃云勇猛勤精進攝心常在禪觀念法門云
J16_0027B22: 捨亂意習定行學文慧必如禪眞修行人用心
J16_0027B23: 若此况大師本是得定人擧念即見者乎又觀經異
J16_0027B24: 於餘典文文畫出淨土句句粧成依正是知學經
J16_0027B25: 如禪隨文凝思則何疑見佛
J16_0027B26: 或問師曰弟子念佛得往生否師各令辨一莖蓮
J16_0027B27: 花挿之佛前乾地行道七日花不萎悴即得往
J16_0027B28: 生依之七日果然花不萎黄並知定往生也唐高僧傳瑞應新修
J16_0027B29: 問新修云或問大師答瑞應似大師問綽公答而選
J16_0027B30: 擇集云綽問大師答不知何正答今按諸傳問人
J16_0027B31: 葢多通綽公及餘人故傳曰各辨亦曰並知或問
J16_0027B32: 者字書云或疑辭或曰或謂或然是也又未定之辭今
J16_0027B33: 問人蓋多故唯曰或問以攝多衆何以知綽公亦
J16_0027B34: 問續高僧道綽傳云又以乾地挿蓮花不萎者
J17_0027A01: フバカリモナク世ニアサマシゲナルヲキテ七十餘ニ
J17_0027A02: ハナルラントオボヘテ鳩ノ杖ニスガリテ居レリ僧正
J17_0027A03: 何レノ里人ゾト問ヒ給フニ翁答テ曰ハルカニアラチ
J17_0027A04: ノ山ノ奧ト申ス僧正北國ヨリトイフ我古里ノ方ナレ
J17_0027A05: バ胡馬北風ニ嘶ヘ越鳥南枝ニ巢ヲクヒ子ヲ生ト云フ
J17_0027A06: タメシ有リソナタノ風モナツカシサニ儅モ北國ハ何
J17_0027A07: レノ國ゾト問ハセ給ヘバ是ハ加賀ノ國ヨリト答フ僧
J17_0027A08: 正アヤシクモムツマシク須川ノ末武ト云人ハ生テ御
J17_0027A09: 座スカ死デ御座スカト問ヒタマヘバ翁アヤシク見ト
J17_0027A10: ガメテアワレ我ガ子ニテヤマシマスラント思ヒマタ
J17_0027A11: サラズトモ親トナリ子トナル事先世ノ契ナレバタダノ
J17_0027A12: 人ヲ見ルニモヒトシカラズ亦僧正モ翁ヲマホリ給フ
J17_0027A13: 翁モ僧正ヲ目モハナタズ見奉リテヤヤ久シクアリテ
J17_0027A14: 此翁イカガ思ケン卷タル萇ヲ引延テツキ弓ノ三ツニ
J17_0027A15: ヲレタルヲ取リ出シテコレヲヤメストゾ申シケル其
J17_0027A16: 時僧正昔ヲカケテ思出シテ此翁ハ須川ノ末武ト云人
J17_0027A17: ニヤト問給ヘバ翁聞キモアヘズ此ノ人ハ我子ナリト
J17_0027B18: 思フニ心迷ヒテ一度ハ嘲リ一度ハ倒入テフシマロビ
J17_0027B19: ケリ僧正モ椽ヨリコロビオチタガヒニ手ヲ取リ合セ
J17_0027B20: テナキカナシム翁申シケルハ我君ヲタグヒナクカナ
J17_0027B21: シク思ヒ奉リシ志ノ深サニ賤キ田舍ノ口惜サヲノガ
J17_0027B22: レ給ヘト思奉リテ此弓ヲ持テ打チ奉リシカヒアリテ
J17_0027B23: 今ハ是程ニヲコナヒ給ヒケルゾト悅ケル僧正モ此ノ
J17_0027B24: 弓ノオレホド恩深キ物ハナシ誠ニ大恩ノ杖ナリトテ
J17_0027B25: 三本ノ率都婆ニ造テ壇ノ右ニ立テ行法ノ時先此率都
J17_0027B26: 婆ヲゾ拜シ給ヒケルサテ加賀ノ須川ヘ人ヲ遣シテ母
J17_0027B27: ヲ迎ヘトリ奉リテ心ノゴトク孝養シ給ヒキト云事有
J17_0027B28: リ此ノ語ルニ付テモイトド涙ノコボルルゾトヨ其故
J17_0027B29: ヲイカント云フニ末武ハ生テアリケレバ萇ヲモ肩ニ
J17_0027B30: カケテ子ノ行ヱヲモタヅネケリ今ナンヂガユクヱヲ
J17_0027B31: タヅヌベキ父時國ハサキダチタマヘバタレ人ノナン
J17_0027B32: ヂガ行ヱヲタヅヌベキトモカクモ我身ノコトヲバヲ
J17_0027B33: モヒステテ學文能能シテ末武ガ子慈仁僧正ノゴトク
J17_0027B34: ニナリタマヘソレヲゾ草葉ノカグニテモウレシクヲ
J18_0027A01: 一寸也。於是。師及幢師。各座感歎。篤仰信尼夢相之不虚。深信菩薩靈告之不可思議也。蓋壹是師丹懇明誠之所致也。師不勝感
J18_0027A02: 敬。即立一誓。自是造地藏金像高一寸。周施親疎。値遇悲願。蓋一造千軀。奉之佛殿。師與寺衆。以一千八十顆大數珠。環坐掐
J18_0027A03: 之。唱大士號。一百萬遍。以爲加持。施與衆生。其後歷年施與金像。滿一萬軀。遂圓就誓云。又有西譽蓮入者。攝州池田産
J18_0027A04: 也。嘗慕師德風。來爲弟子。師戒之曰。爲余弟子。入淨社者。錫常挂軒。影不出山者三年。是寺式也。汝亦從事於斯矣。入謹
J18_0027A05: 受命。足不越寺門。行坐寢食。常修念佛。一日染疾。自意以謂。我今臥疾。纒綿衾枕間。藥餌瞻病。不得如意。願歸鄕就醫療。
J18_0027A06: 然未滿三年。奈負寺規何。憂念無已。 一夜深更。恍然如夢。聞衆寮戸外。有錫錫乎。杖錫。以節步趨之聲。入意異之。
J18_0027A07: 忽有一僧。來於病床。手持錫杖。其相端嚴。問曰。汝因疾。欲歸鄕那。入聞之而。喜敬交集。伏首對曰。然也。具述從上事。
J18_0027A08: 僧曰。我陳事和尚。使汝得歸鄕。勿勞慮矣。入益異之。以謂。此僧。正是巖洞地藏尊乎。翹首僧容。倐然不見。乃驚神定。恰
J18_0027A09: 如夢覺。於是。入彌不任敬歎悲慶。至於灑泣。已而平明。師遣侍者。問疾。且召入曰。疇昔之夜。汝夢何事。對以神夢。師
J18_0027A10: 曰爾也。昨夜地藏大士。來告我曰。請放蓮入。得歸故鄕。是故特來。大士應夢。何拘寺規。汝宜催歸裝。養痾鄕里也。入歸
J18_0027A11: 鄕。就醫藥。大士勝應。其疾頓愈。入倍爲感敬。乃囑工鑄造彌陀地藏。二聖合體。小金像。終身挂頸。不頃刻離。 一日於金像小
J18_0027A12: 龕。聞鏘然聲。開龕視之。得舍利五枚。其色白有光。師常誡飾徒衆曰。大聖應期有感必顯。雖然。古今高緇。匿而不洩。唯除
J18_0027A13: 臨終遺囑汝曹須自省。緘口愼之也。因入迨臨終夕。始語法友舍利即今。在于攝州池田云。今且列大士之靈迹。件述一二。餘之
J18_0027A14: 不盡者。例之可知。師生平唱號之數珠。五十四珠。而別穿麥
J18_0027A15: 形二十珠。鈎鎖相連。搯之記數。葢鈎鎖二穿。
J18_0027A16: 以一過爲千聲也。且麥形之新製。護其珠之放
J18_0027A17: 過也。天下淨業之徒。尤爲便稱號。取以爲則。
J18_0027B18: 靡弗效之。四年。師年卌七。改刻善導大師觀經
J18_0027B19: 疏會本四卷。世共傳之。從古以來。經疏別行。學者有本末對閲之勞。師今合會經疏。以
J18_0027B20: 爲一本。且參考諸本。是正文字。甚爲學者之益。自玆可永爲定本矣。會本既成。師講獅
J18_0027B21: 谷。四衆赴化如市。使其聽者。了知淨土之端
J18_0027B22: 由。用心無滯。明識歸家之道路。直進無疑也。
J18_0027B23: 五年。師年卌八。其齡向知命。老病相侵。荐欲退
J18_0027B24: 隱。頗艱繼席。葢師所度門弟。高行俊朗。不乏其人。然而咸富春秋。夏臘未深。獅谷住職。非齒德之重。
J18_0027B25: 不足統馭衆。師艱繼席。乃由於此也。師因文字。遂得補處。葢一日。師得一卷於
J18_0027B26: 書肆。〓之。題云淨土考源錄。斯乃和州今井。西光寺沙門。玄阿師之所述也。其文中。甚概時法弊。多救世非濫。師深愜所懷。且
J18_0027B27: 稔其聲。於是。師初遐屬意於玄公云。一日不圖。玄公來謁。師喜延之。
J18_0027B28: 談迄秉燭。遂告以繼席事。玄公固辭。師強之益
J18_0027B29: 勤。玄公謙讓不敢當。有學行闇劣不勝任之言。
J18_0027B30: 衆亦逼請而不許歸。玄公不獲已。肯之而歸。
J18_0027B31: 六年。師年卌九。八月中浣。師具禮遣使。力邀
J18_0027B32: 致之。玄公性謹篤。重然諾。所言一定。不敢變移。
J18_0027B33: 是故。狥師丹誠。且衆懇請。始起赴之。來鎭法
J18_0027B34: 席能守家法。不墜素業。講演度生。不異於
J19_0027A01: 良靜寂蓮社龍頓、號迦殘、奧州白川人、姓服部氏、良性之資、良實之嗣專稱寺第十五世、同州三坂淨心寺開山、承應三年五月三日寂 圓的寶蓮社林譽 初修學於江府傳通院、後嗣法於良靜、於仙臺北山、開寶林寺、寬文五年十二月寂 良淸淨蓮社受覺、奧州岩城人、良靜之資、良厭之嗣、南部大念寺開山 良經觀蓮社貞吟、羽州深澤人、州金谷壽光寺開山、萬治元年寂 良心光蓮社閑空、奧州行方郡人、姓安部氏、嗣法於良性於州弘前、中興天德寺、慶長十九年七月寂
J19_0027A02: 義山禪蓮社良照、號圓觀、遁棲洛東山、著述甚多、享保二年十月十三日寂 圓智號中阿、江州大津人、投淨念圓立師薙染、從于聞證學武之岩付、住江州草津正定寺、所述有西方要决略注等、又注圓光大師行狀、未果而寂
J19_0027A03: 良然廓道宇都宮淨念寺開山 存廓太田善導寺開山 長呑水戸稱名寺開山 住鐵小山淨光寺開山 念隨最上極樂寺開山 天作最上天然寺開山 良吟野州小山安樂寺開山 良貞圓蓮社秋田扇田正覺寺開山 良圓滿蓮社一廓、羽州大館一心院開山、寬永十六年二月廿二日寂
J19_0027A04: 桃雲法譽羽州秋田郡橫手桃雲寺開山 善龍三春紫雲寺開山 良暫秋田西念寺開山 含隨須賀川十念寺開山
J20_0027A01: 檀林鴻巢勝願寺志
J20_0027A02:
J20_0027A03: 目次
J20_0027A04: 開剏畧縁 散在堂宇 什寶萬器 高貴靈翰
J20_0027A05: 山主法諱 當山十境 開基氏系 牧野譜畧
J20_0027A06: 眞田氏系 山下俊英 門末數十 假受支觸
J20_0027A07: 御朱印三十石 武藏國足立郡鴻巢天照山良忠院勝願寺
J20_0027A08: 開剏畧縁
J20_0027A09: 開山勅諡記主禪師は傳委出光明寺下故略後嵯峨院後深草院の御
J20_0027A10: 受戒の師となり宗門三代の碩祖六派の本宗にて鎌倉
J20_0027A11: 執權左近將監武藏守經時の皈依師なり經時かつて佐
J20_0027A12: 介谷の蓮花寺を建立自ら法諱を安樂と名け蓮花寺殿
J20_0027A13: と稱せらる佐介の淨刹創建ののち當所箕田郷等を以
J20_0027A14: て光明寺に附せられしかは領知たるを以て經時に乞
J20_0027A15: もて禪師此地に至りて當山を開きその剃度の始め法
J20_0027A16: 相宗たりし時の本師勝願院良遍僧都の恩義報謝のた
J20_0027A17: めかの名をうつさせられし心にて寺號とし勝願寺と
J20_0027B18: 名けらる凡禪師一世の間四十八ケ所寺院開基ありし
J20_0027B19: 其中にて第二と定め暫く住持ありこの時高弟寂惠上
J20_0027B20: 人をはじめ數多門下同道隨從あられしなり門下數百
J20_0027B21: 人の中より六派に立わかれし時近郷立幡郷の白旗郷
J20_0027B22: にて寂惠公法義を弘められしかば其流を白旗派とい
J20_0027B23: ふ又秩父藤田の郷にて持阿上人弘通有しかば是を藤
J20_0027B24: 田派と云惠公の高弟定惠上人は箕田郷にうつられ勸
J20_0027B25: 諭あり又寂惠公は其後上州に移り館林にて弘宗あり
J20_0027B26: 善導寺の下に出す故に略す今に當驛の西隣箕田に定惠塚あり是定惠
J20_0027B27: 上人入滅の地なり但し當山其時は當所より二里余松
J20_0027B28: 岡村に建立あり其のち關東ことごと新義眞言宗に成
J20_0027B29: 行しかば松岡もいつとなく眞言宗の僧に奪れぬ
J20_0027B30: 今猶松岡勝願寺眞言宗にて當山方丈入院の時必彼
J20_0027B31: 寺へ至られ開山の像を拜さるる事常例なり宗門の
J20_0027B32: 寺他宗と成る事諸國に多し殊に一向宗などには同
J20_0027B33: じ念佛也とて改りしは殊に多し
J20_0027B34: 關東眞言新義多き譯は予紋十考の中に委辨す
Z01_0027A01: 摩訶。三名爲大。曠備高德。過餘近學。故名爲大。已上
Z01_0027A02: ○比丘。新云苾蒭。天台曰。觀經疏序記一卅丁引比丘者。因果有
Z01_0027A03: 。因名乞士怖魔破惡。果號應供殺賊無生已上淨影大經硫上十一
Z01_0027A04: 云。此翻有五。一名怖魔。初出家時。發心廣大。令魔戰
Z01_0027A05: 。故曰怖魔。如𣵀槃說。云何怖。魔性妬弊。忌他勝一レ己。
Z01_0027A06: 彼勝一レ己。故懷恐怖。又懼其人多化衆生。同出生死
Z01_0027A07: 其境界。故生恐怖。此之一義。就始彰名。二名乞士
Z01_0027A08: 旣出家已。無貯蓄。乞求自活。故曰乞士。三名淨命
Z01_0027A09: 乞求時。正命乞求。離於邪命。故曰淨命。此之兩義。據
Z01_0027A10: 中立名。私按開乞士二義四名淨持戒。旣出家已。精-持禁戒
Z01_0027A11: 所毁犯。名淨持戒。五名破惡。以持戒故。離犯戒過
Z01_0027A12: 破惡。此後兩義據終立稱。已上 觀經疏亦同私按第四第五亦開破惡而爲
Z01_0027A13: 二義○衆者。梵云僧伽。此翻和合衆。一人不和合。四人
Z01_0027A14: 已上乃名和合。事和無別衆。法和無別理故云衆也。大
Z01_0027A15: 論云。云何名僧伽。秦言衆。多比丘一處和合。是名僧伽
Z01_0027A16: 巳上○萬二千人俱。淨影曰。萬二千人。辨其數也。已上有云會疏
Z01_0027A17: 諸經多標千二百五十人。今經與法華萬二千人。蓋
Z01_0027B01: 是出世本懷。一代勝會也。故十方大德。皆雲集乎。已上今謂
Z01_0027B02: 其類。隨時不定也。何必同法華其奇乎。觀小兩
Z01_0027B03: 經。亦雖出世本懷。而標千二百五十人故。云云又支婁
Z01_0027B04: 迦讖所譯。廣列比丘比丘尼優婆塞優婆夷及欲色等諸
Z01_0027B05: 。今略之耳。○俱者。淨影曰。共集稱俱。巳上探玄二廿九丁
Z01_0027B06: 智論云。一處。一時。一心。一戒。一見。一道。一解脫。是名
Z01_0027B07: 共。共猶俱也。已上私准上釋。俱有二意。一者佛與
Z01_0027B08: 共集云俱。二與衆在一處一時。同心戒見道解俱也。
Z01_0027B09: (私)問。何故諸經首列幾數衆乎。答。金剛般若論曰。一
Z01_0027B10: 切經首列衆者。示-現如來大威德故。又結集者。說已所
Z01_0027B11: 傳無異說故。維摩疏云。與大比丘衆者列衆。此證阿難
Z01_0027B12: 諸衆共聞。豈謬傳耶。文眞記一之五十二紙○一切大聖神通已
Z01_0027B13: 達。鈔云。一切下摠嘆。故指萬二千人已上(私)法華云。皆是
Z01_0027B14: 大阿羅漢。諸漏已盡。無復煩惱。逮-得已利諸有結
Z01_0027B15: 心得自在已上有云箋歎-美三十一人之德也。今按通萬二千人
Z01_0027B16: 問。淨影維摩義記一本廿丁曰。小衆無歎得者。是顯頓敎之
Z01_0027B17: 。今經是頓敎也如何。答。頓敎者亦有小衆難得。如
Z02_0027A01: 致請之言。以通所求爲我廣說。無憂惱所。我當往生文
Z02_0027A02: 別所求我今樂生文。俱是請ナリ。是故屬致請。○唯
Z02_0027A03: 願如來等者。雖通別四請。自通之別。因別請故。卽
Z02_0027A04: 此經。通非極要。故略之。故顯行緣佛答。云因此
Z02_0027A05: 二請。廣開淨土之門。是也。○然娑婆化主等。新記云。然
Z02_0027A06: 者評量之辭。娑婆安樂兩土國號。化主能仁兩土主名。
Z02_0027A07: 娑婆此堪忍。然先スルハ釋迦者。是所請佛。亦所敎興。化
Z02_0027A08: 主者。說法度生故。云化主。卽化導故。○因其請故者。
Z02_0027A09: 前二請。故云因請。記問。下文云定善一門韋提致請。
Z02_0027A10: 散善一門是佛自說。般舟贊亦同。今何云因請淨土要門
Z02_0027A11: 要門トハ者。卽定散二善。答。今釋夫人請。佛卽說所請。因定善
Z02_0027A12: 自開散善。尋其濫觴。莫請。爲此意。故云
Z02_0027A13: 。○廣開淨土之要門者。新云。廣對狹詞。開謂開顯。若
Z02_0027A14: 夫人能請。則唯知定生スト。未散生。然望如來自
Z02_0027A15: 。則顯散亦生。故。又約請意。唯請定善
Z02_0027A16: 散善。故曰。若望佛意。定散無隔。齊許
Z02_0027A17: 。故云廣開巳上。今謂。新記雖二意。俱約機情邊。云
Z02_0027B01: 略開。約佛意邊。云廣開。未穩。又冏師不說略開。顯
Z02_0027B02: 廣開。雖義。恐者所盡歟。按。聖道諸經中。雖
Z02_0027B03: 淨土。因故是略開。何者唯說所生淨土。未
Z02_0027B04: 彰能生正行故。然至今經。廣說能生所生。故云
Z02_0027B05: 歟。請更擇焉。鈔云。廣對略言。不說略開。對
Z02_0027B06: 廣開。是可顯說。記二云。經開演M(シテ)亦名廣開云云記主
Z02_0027B07: 今文意。讓上歟。○安樂能人者。新云。能人卽指
Z02_0027B08: 彼土彌陀。或云。揩記化主能人。互稱二尊。若總合M(シテ)。能化
Z02_0027B09: 主人ナルカ故云能人。卽能化主。能化人故。今貞準肇論。引
Z02_0027B10: 𣵀槃云。佛是非天非人故。能天能人。卽知能人亦佛號ヿヲ
Z02_0027B11: 也。但其名互通。云云。𣵀槃北本八(十八)廿八(十一)○顯彰別意之弘願。記
Z02_0027B12: 云。對總四弘。故云別意次下云。言弘願者。如大經說。旣擧六八別願。云弘願故。對總願。其理
Z02_0027B13: 分明。【頭】近人明導剳中難云。別意ナラハ者。別時意趣者。甚矣妄難。孔目章四云。據佛別意。唯一乘可行。餘不行等。至相云別意。又豈爲
Z02_0027B14: 別時意義耶。其非可知。新記二(廾二)破云。今謂不然。別意弘願。卽簡
Z02_0027B15: 報諸佛願故。人情臆解最甚。不知有何證。云簡通等耶。旦况上旣云安樂能人。是簡通報旨炳著。何妄作異解耶。
Z02_0027B16: 揩定更以二意。解別意二字。彼宗計ニM(シテ)。非吾流之意也。
Z02_0027B17: ○弘願者。弘是廣大。鈔云。玉云。弘胡昿切。大也。利益弘
Z03_0027A01: 劫。四二萬六千劫。五九萬劫。六四萬八千六十劫。七
Z03_0027A02: 十刹那量。八初刹那中。九三阿僧祇劫大無量劫。十
Z03_0027A03: 萬劫。十一九千劫。十二七萬五千六十劫。十三非遠非
Z03_0027A04: 近非有非無言心斷滅眞實信。十四十信聲聞。十解十信。
Z03_0027A05: 十行十信。十向十信。十地十信。佛地十信。乃至具轉二乘。
Z03_0027A06: 一切諸法非無十信。十五十千劫。己上今此之中且依
Z03_0027A07: 。云云問。十信菩薩位可三祇。何別論位哉。答。
Z03_0027A08: 十信退位故別說之。於不退位三祇故。或一萬劫
Z03_0027A09: 等者。可三祇中。非別時劫。云云○一切菩薩皆經
Z03_0027A10: 三阿僧祇等者。起信論云。或示超地卽成正覺。以
Z03_0027A11: 怯弱衆生故。或說我於無量阿僧祇劫當成佛道。以
Z03_0027A12: 懈怠衆生故。能示是無數方便思譏。而實菩
Z03_0027A13: 薩種性根等。發心則等所證亦等。無超過之法。以
Z03_0027A14: 一切菩薩皆經三阿僧祇已上○地持論意云等者。問。地
Z03_0027A15: 持論明五十二位哉。答。天台云。地持論釋花嚴十地
Z03_0027A16: 已上然華嚴說四十二位。地持論不十信歟。又十
Z03_0027A17: 信時劫。三祇外故不之歟。今明三祇劫數故。云云○
Z03_0027B01: 三祇各有滿與未滿等者。問。今何除等覺一位哉。
Z03_0027B02: 答。仁王經說五十一位。不等覺。瓔珞經說五十二
Z03_0027B03: 。此卽於第十地中入住出故。開出位立等覺一
Z03_0027B04: 。故立不立竝非相違。然今文云十地三賢。故今記
Z03_0027B05: 亦約十地也。云云○第六是智等者。六度中前五有相
Z03_0027B06: 事行故別名行。第六般若無相空惠故別名智。無般若
Z03_0027B07: 時。前五感人天福分。不菩提。般若論云。福不
Z03_0027B08: 菩提。二能趣菩提已上若般若助先五。悉趣無上菩
Z03_0027B09: 。故名六波羅蜜行也。波羅蜜者。此云到彼岸也。云云
Z03_0027B10: ○前四因位等者。前四如次淺深行故。因位漸滿。禪智
Z03_0027B11: 二。地地斷證。雖分滿。元品無明。因位不斷。等覺後
Z03_0027B12: 身。金剛喩定。現在前位。斷彼障畢。證極理時。禪
Z03_0027B13: 智圓滿。依此義果位方滿。○或開十度等者。註十
Z03_0027B14: 疑云。十波羅蜜。一施二戒三忍四進五定六惠七方便
Z03_0027B15: 八願九力十智。若說六度。六攝後四。若開十度。第
Z03_0027B16: 六唯攝無分別智。後四皆後得智攝。又後四度助前六
Z03_0027B17: 。令圓滿。方便助前三度。願助進。力助禪。智助
Z04_0027A01:  實言彼國眞相好。 旡量相好皆具足。
Z04_0027A02: 第二十二必至補處順 經曰設我得佛佗方淨土諸菩
Z04_0027A03: 薩衆來生我國究竟必至一生補處。除其本願自在所
Z04_0027A04: 化爲衆生故被弘誓鎧累德本脫一切諸佛
Z04_0027A05: 菩薩行養十方諸佛如來-化恒沙旡量衆生
Z04_0027A06: 使上レ旡上正眞之道。超-出常倫諸地之行現前修-習普
Z04_0027A07: 賢之德。若不爾者不正覺。釋云此經擧萬二千大
Z04_0027A08: 比丘衆了云又與大乘衆菩薩俱。擧普賢妙德慈氏菩薩
Z04_0027A09: 等三菩薩。云斯賢劫中一切菩薩。云又賢護等十六
Z04_0027A10: 。次下云皆遵普賢大士之德。與今願云修習普賢之
Z04_0027A11: 一同而旡異。若佗方佛土之菩薩來-生極樂世界
Z04_0027A12: 彌陀如來之授記習普賢之德者正覺也。以何得
Z04_0027A13: 此經初說言於無量世界現成等覺。云現成等覺
Z04_0027A14: 等妙二覺之中等覺卽等正覺之等覺也。旣云於旡
Z04_0027A15: 量世界現成等覺。說上天下天等之八相之化儀。來-
Z04_0027A16: 生極樂世界者皆悉可此德。問云言佗方佛土
Z04_0027A17: 淨土穢土。佗方淨土之菩薩者爲如來之行化
Z04_0027B01: 來蒙授記。佗方化佛穢土之菩薩者詣淨土而同已得
Z04_0027B02: 深心之菩薩授記。又於補處二種。一者化佛之
Z04_0027B03: 補處。例如釋尊補處之彌勒也。二者報佛之補處卽
Z04_0027B04: 印可補處。卽今願補處者卽印可之補處也。
Z04_0027B05:   頌曰
Z04_0027B06:  一切化佛唱入滅。 一生補處𣵀槃後。
Z04_0027B07:  化佛補處卽彌勒。 彌陀補處卽印可。
Z04_0027B08: 第二十三供養諸佛願 經云設我得佛國中菩薩承
Z04_0027B09: 神力養諸佛一食之頃不遍至旡數旡量那由佗
Z04_0027B10: 諸佛國者不正覺。釋云極樂舊住新往諸聖衆不
Z04_0027B11: 其遠近。遍至大千十方諸佛國二種供養。二種供
Z04_0027B12: 養者內事之供養以法味供養也。二者外事之供養卽
Z04_0027B13: 四事及百味供養也。
Z04_0027B14:   頌曰
Z04_0027B15:  內事供養最爲尊。 外事供養亦殊勝。
Z04_0027B16:  二種供養亦隨意。 二種但是菩提因。
Z04_0027B17: 第二十四供物如意願 經云設我得佛國中菩薩在
Z05_0027A01: 韻。又致恭也。不白滿也。又卦名。易早退爲義。屈
Z05_0027A02: 物。集韻或作嗛。莊子大廉不嗛矣。私云。勞謙義。長
Z05_0027A03: シテ毁呰。爲人知分明也。○善讓。論語云。子曰
Z05_0027A04: 君子無爭。必也射乎。揖讓而升下而飮。其爭也君
Z05_0027A05: 子。注云。揖讓而升者。大射之禮。耦進三揖而後升ナリ
Z05_0027A06: 堂也。下而飮。謂射畢揖降。以俟衆耦シテ皆降。勝者乃
Z05_0027A07: シテ勝者。升取觶立飮也。言君子恭遜不人爭
Z05_0027A08: 惟於射而後有爭。然其爭也雍容揖遜乃如此。則其爭
Z05_0027A09: 也君子ニシテ小人之爭矣。私云。續括之權。超-過常
Z05_0027A10: 知也。云云○近言。玉云。近其謹切。不遠。會云。近巨
Z05_0027A11: 謹切迫也。廣韻幾也。指シテ遠近體。毛氏曰。凡遠近
Z05_0027A12: 之近上聲。附近之近去聲。又去聲增韻親也。
Z05_0027A13:    量功德下
Z05_0027A14: ○陜戶甲反。韻會洽韻云。陜轄夾切。說文隘也或作陿。
Z05_0027A15: 或山消而夾水曰陿矣。○墮敗城阜。𢃤垂反。古本作
Z05_0027A16: 誤也。作式垂反同不正也。又新刊本。書或垂反
Z05_0027A17: 理。先師作𢃤字其義下。玉云。墮許規切。
Z05_0027B01: 會云。墮翾規切。說文本作隓。敗城阜曰隓。從阜𢀡聲。
Z05_0027B02: 徐曰。二左衆力左之。或作&。篆文作隋。今經傳作墮。
Z05_0027B03: 又壞也。書萬事墮哉。俗作隳矣。阜。會云。扶缶切。說文
Z05_0027B04: 大陸山無石。本作𨸏𧰼形ナリ。徐曰。彌高大也。故從
Z05_0027B05: 。今更作阜。釋名。土山曰阜。厚也言高厚也。曲阜地
Z05_0027B06: ナリ。史記註。帝王世紀。炎帝自陳營都於魯曲阜下略
Z05_0027B07: 或本作城𠂤。是誤也。𠂤玉云。多回切小塊也。玉云。𢃎火
Z05_0027B08: 或切。韻鏡職韻。在喉音次淸𢃤也。故依𢃎垂切則。
Z05_0027B09: 墮之字支韻平聲。歸-納喉音次淸。正對-映隳字。而依
Z05_0027B10: 篇韻會切時。亦歸喉音次淸。而相-當隳字。故無相違
Z05_0027B11: 。可其理向韻鏡。焉新刊之本。爲或垂切。式或其
Z05_0027B12: 字相似。故如相宜。雖然或之字全濁之字也。隳字次淸
Z05_0027B13: 也。所以其義疎歟。學者斟酌。又城阜可連字。敗城不
Z05_0027B14: 連字歟。○陘山絕坎形音。會云。陘廣韻連山中絕。通
Z05_0027B15: 𡷨矣。又云。坎苦感切。易坎陷也。又云。陷乎韽切。說
Z05_0027B16: 文高下也。○陪重土一曰備。父才反。新刊本爲文才反
Z05_0027B17: 誤也。玉云。陪步回切。又步蒲古切。韻鏡在簿字處。而
Z06_0027A01: 鴆鳥入レバ水魚蜯斯斃。犀角觸レバ泥死者咸起。豈可
Z06_0027A02: 性命一斷無一レ生乎。又如黃鵠呼子安。子安還活。豈
Z06_0027A03: 墳下千歲齡。決無上レ甦乎。文
Z06_0027A04: 〔詳〕解云。○譬如百夫乃至黃鵠子等七喩。法譬雖多。偏
Z06_0027A05: 他力攝化利益往生無一レ疑。此乃雖-盡三界業種
Z06_0027A06: 而念佛故。佛力難思能伏縛用。而得生也。初譬百夫百
Z06_0027A07: 年等者。大集經海惠菩薩品也。次譬躃者等者。十住毘
Z06_0027A08: 婆沙論文意也。次譬下賤貧人等者。雜寶藏經文意也。次
Z06_0027A09: 譬劣夫等者。出大論楞嚴三昧經。次譬十圍之索等者。華
Z06_0027A10: 嚴經文歟。次譬鴆鳥等者。智度論文也。謂鴆鳥者。其鳥
Z06_0027A11: 身有毒。大如鶚。已上註記二卷○犀角者。和名云。形似水牛。猪
Z06_0027A12: ノ如腹大ニM(シテ)三角。乃至其色黑。已上○黃鵠等者。前漢
Z06_0027A13: 書云。相如賦注云。鵠水鳥也。說文鴻鵠也。玉仙人所
Z06_0027A14: 乘。已上符瑞圖云。黃鵠者鶴也。註記二列異傳云。子安行
Z06_0027A15: 道。逢鶴之人。子安脫衣。買鶴而放。後子安死。其墳
Z06_0027A16: 樹上有鶴。鳴呼子安。鳴三年鶴死。破墳見レハ子安蘇生M(シテ)
Z06_0027A17: 曰。我昔買鶴而放之。今鶴代我命已上子安還活事。列仙傳不之。又安
Z06_0027B01: 樂集。同記。天台十疑等出也。
Z06_0027B02: 〔本〕一切萬法。皆有自力他力。自攝他攝。千開萬閉無量
Z06_0027B03: 無邊。安得有礙之識。疑彼無礙之法乎。又五不思議
Z06_0027B04: 中。佛法最不可思議。(ナンヂ)百年之惡重。疑十念々佛
Z06_0027B05: 輕。不-生安樂。入正定聚者。是事不然。文
Z06_0027B06: 〔詳〕解云。○以有礙之識者。衆生之情量也。將無礙者。
Z06_0027B07: 自力。千開萬閉等句ヨリレバM(シテ)諸佛法也。別M(シテ)ハ十二
Z06_0027B08: 光中無礙光佛法也。憬興云。無人法能障者。故無礙
Z06_0027B09: 也。已上今此行者乍無礙光。起有礙識情。不
Z06_0027B10: 。但可疑心失。嗚呼痛哉。五不思議者。註記四云。經說
Z06_0027B11: 五事不思議已上○百年之惡乃至不然者。謂百年念惡。惡
Z06_0027B12: 卽徧-滿三千國土。受其惡身。百年念善。三千國土善身
Z06_0027B13: 亦滿。若得十年五年念阿彌陀佛。或至多年後。生無量
Z06_0027B14: 壽國。卽受淨土法身。恆沙無量不可思議也。已上安樂集下卷
Z06_0027B15: 〔本〕二者疑。佛智。於人不玄絕。何以故。夫一切名字。
Z06_0027B16: 相待生。覺智從不覺生。如是迷方。從記方生。若
Z06_0027B17: 便迷絕不迷。迷卒不解。迷若可解。必迷者解。亦可
Z07_0027A01: 淨土十疑論翼註卷下
Z07_0027A02: 泉濱沙門 不必 述
Z07_0027A03: 〔本〕第五疑。問曰。具縛凡夫。惡業厚重。一切煩惱。一
Z07_0027A04: 毫未斷。
Z07_0027A05: 〔註〕大論曰。煩惱者。能令ヲM(シテ)シメ能作一レ惱。故名爲
Z07_0027A06: 。煩惱有二種。內著外著。內著者。五見疑慢等也。外
Z07_0027A07: 著者。婬瞋等無明也。釋要鈔云。煩擾也。惱亂也。擾-亂
Z07_0027A08: 有情。常處生死也。
Z07_0027A09: 〔本〕西方淨土。出-過三界。文
Z07_0027A10: 〔註〕往生論曰。觀彼世界相。勝-過三界道也。大論三
Z07_0027A11: 十八云。菩薩福德淸淨業因緣故。別得淸淨世界。出
Z07_0027A12: 三界。佛地論第一云。諸佛淨土周圓無際。其量難測。
Z07_0027A13: -過三界所行之處。念佛鏡云。羣疑論云。淨土豎超
Z07_0027A14: 。橫截五道。一得往生。更不三界。故彌陀淨土
Z07_0027A15: 三界。不三界中矣。
Z07_0027A16: 〔本〕具縛凡夫。云何得往生耶。文
Z07_0027B01: 〔註〕疑問意云。且夫大乘漸敎多言。歷三祇劫六度
Z07_0027B02: 。尙須百劫種相好因。然後得上レ正覺。何今不
Z07_0027B03: 。登於不退。不弊衣。被於珍服。誰得不疑。天如
Z07_0027B04: 則禪師有言。由淨土敎門至廣至大。淨土修法至簡至
Z07_0027B05: 。聞者不疑。所謂廣大者。一切機根攝收。都
Z07_0027B06: M(シテ)。上而至於等覺位中一生補處菩薩。亦生淨土。下而
Z07_0027B07: 於愚夫愚婦夫五逆十惡無知之徒。臨終但能念
Z07_0027B08: 佛悔過。歸心淨土者。悉獲住生也。初無艱難勞苦之
Z07_0027B09: 。又無迷誤差別之緣。但持阿彌陀佛四字名號。由
Z07_0027B10: 此得娑婆。得極樂。得不退轉。直至成佛。而後
Z07_0027B11: 已也。故雖智者。亦不疑焉。
Z07_0027B12: 〔本〕答云。有二種緣。一者自力。二者他力。自力者。在
Z07_0027B13: 此世界道。實未淨土。是故瓔珞經曰。初從
Z07_0027B14: 縛凡夫。未三寶。文
Z07_0027B15: 〔註〕金剛刊定記曰。三寶謂佛法僧。此三爲福之田。三
Z07_0027B16: 皆可寶。故云三寶。帶數釋也。然有三種。一住持。卽
Z07_0027B17: 塑畫等像佛也。三藏敎文法也。五衆和合僧也。遵-
Z08_0027A01: 歸命本願鈔上末諺註
Z08_0027A02: 又修行者とひていはく。(一)本願のなかなの十方衆生
Z08_0027A03: といふは。惡人をもて本とすべしと。のたま(宣)はせ
Z08_0027A04: つれば。その機にもる〻ものは。あるまじきなめり
Z08_0027A05: と。まめやか(眞成)にたのもしけれども。(二)たちか
Z08_0027A06: へり。又わが身のありさまをおもひと(解)くには。なを
Z08_0027A07: うたがひの。のこらざるにあらず。(三)そのゆへは。か
Z08_0027A08: やうにすがたは。黑衣なりといへども。こ〻ろは(ハク)(ゾク)
Z08_0027A09: よりもにごれり。(四)あやまりて出家のかたちをかり
Z08_0027A10: て。()(セイ)(ワウ)(ワク)のはかりごと(謀)し。沙門の名をぬすみ
Z08_0027A11: て。名聞利養のなかだち(媒)とせり。これ無刀の大賊
Z08_0027A12: ヌスヒト)なり。劫盜(カスメヌスム)よりもつみあらんかし。(五)
Z08_0027A13: たま〱うちしづまる時は。又妄念こ〻ろにきほひ
Z08_0027A14: (競)て。念佛はた▲口ばかりなり。(六)あまりなるには。
Z08_0027A15: 人はよも推量の詞これ程もあらじ。わが身ひとつのくせ
Z08_0027A16: (癖)にこそ歌の詞とまで。おぼゆるにも。か〻らん身の
Z08_0027A17: ありさま(行狀)をば。すこしひきかへてこそ。十方衆
Z08_0027A18: 生のうちにも。いらめとおぼゆるは。ひがこと(僻事)に
Z08_0027A19: 侍るをやといへば。(七)老僧のいはく。あな。事あたら
Z08_0027B01: (新)し。(八)ひたすらにごりにそみたるよりも。中々な
Z08_0027B02: まうかびでは。にては)つみおほき事ぞとはしり給はず
Z08_0027B03: や。(九)されば在家の十惡は。下品上生にむまるれど
Z08_0027B04: も。出家の破戒は。下品中生とこそとかれたれ。(一〇)
Z08_0027B05: すべ(摠)てこのごろのありさまは。世もをしなべ
Z08_0027B06: (押靡)てにごり。人もおなじくつたなければ。よき(善人)
Z08_0027B07: もあし(惡人)きも。た▲いふと。いはぬとにてこそあ
Z08_0027B08: れ。こ〻ろのうちをくらべたらば。いく程のけぢめ
Z08_0027B09: (驗。結目)侍らじかし。(一一)たとへば。それはともかく
Z08_0027B10: もあれ。(一二)まづこの阿彌陀佛を。諸佛にこえ(超)
Z08_0027B11: て。たと(貴)ひたてまつる事は。何ゆへとかしりたま
Z08_0027B12: ふ。(一三)さしもの十惡五逆の機を。わづかに一念十
Z08_0027B13: 念の功にて。たすけ給ふ事の。ならびなき。かたよりこ
Z08_0027B14: そ。超世のほまれ(譽)をもあげて。一代の敎にもほめ
Z08_0027B15: (讚)られ給ふ事にて侍れ。(一四)されば。その本願のお
Z08_0027B16: こり(興起)は。三世の諸佛にもすてられ。十方の淨土
Z08_0027B17: にも入られぬもの〻。惡をおこ(起)し。つみをつく
Z08_0027B18: (造)る事は。あら(暴)き風よりもはげしく。と(駛)き
Z08_0027B19: 雨よりもしげくして。さだめて惡道におちなんとす
Z08_0027B20: るをあはれまんがために。(一五)こ〻ろを五劫の思
Z09_0027A01: 一念多念分別事
Z09_0027A02: 隆寬律師作
Z09_0027A03: 念佛ノ行ニツキテ一念多念ノアラソヒ。コノゴロサ
Z09_0027A04: カリニキコユ。コレハキハメタル大事ナリ。ヨク〱
Z09_0027A05: ツヽシムベシ。
Z09_0027A06: 一念ヲタテヽ多念ヲキラヒ。多念ヲタテヽ一念ヲソ
Z09_0027A07: シル。トモニ本願ノムネニソムキ。善導ノオシヘヲワ
Z09_0027A08: スレタリ。多念ハスナハチ一念ノツモリナリ。ソノユ
Z09_0027A09: ヘハ。人ノイノチハ。日々ニケフヤカギリトオモヒ。時
Z09_0027A10: 々ニタヾイマヤオハリトオモフベシ。無常ノサカヒ
Z09_0027A11: ハ。ムマレテアダナルカリノスミカナレバ。カゼノマ
Z09_0027A12: ヘノトモシ火ヲミテモ。草ノウヘノツユニヨソヘテ
Z09_0027A13: モ。イキノトヾマリ命ノタエンコトハ。カシコキモオ
Z09_0027A14: ロカナルモ。ヒトリトシテノガルベキカタナシ。コノ
Z09_0027A15: ユヘニ。タヾイマニテモマナコトヂハツルモノナラ
Z09_0027A16: バ。彌陀ノ本願ニスクハレテ。極樂淨土ヘムカヘラレ
Z09_0027B01: タテマツラムトオモヒテ。南無阿彌陀佛トヽナフル
Z09_0027B02: コトハ。一念無上ノ功德ヲタノミ。一念廣大ノ利益ヲ
Z09_0027B03: アフグユヘナリ。シカルニイノチノビユクマヽニハ。
Z09_0027B04: コノ一念ガ二念三念トナリユク。コノ一念カヤウニ
Z09_0027B05: カサナリツモレバ。一時ニモナリ二時ニモナリ。一日
Z09_0027B06: ニモ二日ニモ。一月ニモナリ。一年ニモ二年ニモナリ。
Z09_0027B07: 十年二十年ニモ八十年ニモナリユクコトニテアレ
Z09_0027B08: バ。イカニシテケフマデイキタルヤラム。タヾイマヤ
Z09_0027B09: コノヨノオハリニテモアラムトオモフベキコトハリ
Z09_0027B10: ガ。一定シタルミノアリサマナルニヨリテ。善導ハ恆
Z09_0027B11: 願一切臨終時。勝緣勝境悉現前トネガハシメテ。念
Z09_0027B12: 々ニワスレズ念々ニオコタラズ。マサシク往生セム
Z09_0027B13: トスルトキマデ念佛スベキヨシヲ。ネムゴロニスヽ
Z09_0027B14: メタマヒタルナリ。スデニ一念ヲハナレタル多念モ
Z09_0027B15: ナク。多念ヲハナレタル一念モナキモノヲ。ヒトヘニ
Z09_0027B16: 多念ニテアルベシトサダムルモノナラバ。無量壽經
Z09_0027B17: ノ中ニ。アルヒハ所有衆生聞其名號。信心歡喜乃至一
Z10_0027A01: 乎。和尙何正依。依他師。又前後十念一
Z10_0027A02: 。云ハハ兩師。二念已下九念已上業成。何哉。
Z10_0027A03: 其文。所詮今經論。和尙尙字會本作會ニM(シテ)師資相
Z10_0027A04: 。汝背文存義。勿疑難。云云此疑如何。答。今見
Z10_0027A05: 起盡。上於念念ヨリマテハ皆存此義。依感師今經
Z10_0027A06: 問寶王。付十念十箇八十。引寶王論一念無量滅
Z10_0027A07: 。難十念滅罪。答。依感師等。判M(シテ)業成前後
Z10_0027A08: 。會一念除滅罪偏局也。若細之。可業成隨
Z10_0027A09: 極可前後。以根別罪障淺深〓逆者滿十。餘者
Z10_0027A10: 一念等。其義處處分明也。勞不述也。依之只云
Z10_0027A11: 一念等。如キハ立義。不一念和尙。十念感師𪜈。俱
Z10_0027A12: 感師。群疑論云。若不逆人。不念之多少
Z10_0027A13: 一聲十聲。俱生淨土。如其造逆。必須滿十。闕一不
Z10_0027A14: 生。矣全此意也。又無量下。會寶王論。論無量等者。
Z10_0027A15: 有量無量。更相違。云云以ハニ。和尙尙字會本作會
Z10_0027A16: ニ〓師資相違云義ルニ彼義。和尙感師。本願
Z10_0027A17: 佛。全一義ニM(シテ)更非相違相傳スル歟。又和尙本願。感師
Z10_0027B01: 願字會本作釋。其義各別意歟。若云ハハ一義ニM(シテ)各別
Z10_0027B02: 選擇。三重念佛判釋。有名無實ナルヘシ。若云ハハ
Z10_0027B03: 三重其義實。但逆者十念滿全同。不然。決疑
Z10_0027B04: 上擧綽感等念佛釋義。今家獨本願誠文。選
Z10_0027B05: 念佛正定業。如是諸師種種異解。豈見別ニM(シテ)
Z10_0027B06: ルニ立不立。矣又決疑鈔第二云。諸師M(シテ)十念往生
Z10_0027B07: 者。懷感等。乃至和尙處處M(シテ)。云一形十念皆
Z10_0027B08: 是本願。是故總。矣大經私記云。但解ルニ此願。善導
Z10_0027B09: 諸師。其義不同。諸師之釋。別M(シテ)十念往生者。若
Z10_0027B10: ンハ滿。卽不生。善導之意。總M(シテ)念佛往生
Z10_0027B11: 者。不員數。稱念スレハ皆生。矣又云。願成就諸有衆生。
Z10_0027B12: 聞其名號。信心歡喜。乃至一念等者。此三。一來意。
Z10_0027B13: 二一念十念等義。諸師不同。三唯除五逆義。矣此等
Z10_0027B14: 判釋分明也。宗家若同M(シテ)感師。存セハ十念滿。上人料簡。
Z10_0027B15: 然阿相傳。迷宗家所存歟。又鎭西宗要聞書云。但逆
Z10_0027B16: 者必十念往生スト云事。感師釋義也。矣若爾鎭西上人。
Z10_0027B17: 傳祖師素意乎。但私記云。諸師之釋
Z11_0027A01: 輔行云法體度以無生首等。皆然也。或假諦爲
Z11_0027A02: 端。成空中者。妙樂云。然必約假以立空中。或假觀爲
Z11_0027A03: 端。成二觀者。妙樂云。觀亦如是。又不二門云。照故三千
Z11_0027A04: 恆具。意成法爾空中。記主云。具卽是假等。又云。乃達
Z11_0027A05: 具卽空卽中。又云。尙不具。豈識空中。皆以假諦
Z11_0027A06: 端耳。故曉諦觀相成。圓融無礙。隨便而擧耳。至二孤山建
Z11_0027A07: 立分三。一約眞心三諦。二就三諦三千。三約
Z11_0027A08: 破顯。初義有二意。一依示珠指。以一念靈知等
Z11_0027A09: 眞心要。二依楞嚴。以常住眞心體。然眞心乃
Z11_0027A10: 第九識也。至良以。孤山不眞色。但歸眞心。專執
Z11_0027A11: 色乃眞心異名。卽圓融三諦。今恐。晩學昧之。輒引文示。
Z11_0027A12: 文句云。同居方便自體。皆是妙色妙心果報之處。故知。此
Z11_0027A13: 是常住五陰。亦名法性五陰。卽大經云。因滅是色。獲得常
Z11_0027A14: 色等。吾祖云。妙明元心。亦名眞善妙色。起信云。以色性
Z11_0027A15: 卽智性。色體無形說名智身。以智性卽色故。說名
Z11_0027A16: 身遍一切處等若對三諦。識對中道。色對俗諦。受等對
Z11_0027B01: 空諦。亦可色對法身。識對般若。餘三對解脫。此乃。從
Z11_0027B02: 便言之。其實法法無三諦。常樂我淨惣別亦然。云云二
Z11_0027B03: 三諦三千。至三約俗諦破顯者。理性三千屬
Z11_0027B04: 顯也。事中獨頭。色不具。必須色歸於眞心。方具。此
Z11_0027B05: 獨頭。乃頑驟俗。定屬所破。縱了眞心。此俗亦破。云云三
Z11_0027B06: 淨覺分三。初辨三諦。次示三千。三論破顯。初辨三諦
Z11_0027B07: 三。初示能所。二明開合。三簡有相無相。初分能所
Z11_0027B08: 三。初就性中自分。二修中自分。三修性對分。初就
Z11_0027B09: 中自分。性中空中爲能具。性中三千性爲所具。二修中
Z11_0027B10: 自分者。修中空中爲能具。修中俗諦爲所具。三修性對
Z11_0027B11: 分者。至二明開合者。分二。一約修性。二約諦境。一修
Z11_0027B12: 性論者。性中緣了。同名正因。修中正因。合歸緣了。二約
Z11_0027B13: 諦境者。性中俗諦。合歸空中。良以。理雖假。由未
Z11_0027B14: 。故對事邊。同名空中。亦可事名合。據理名上レ開。修
Z11_0027B15: 中空中。合歸俗諦。以性起一レ修。同名玅假。約此修性
Z11_0027B16: -論開合者。彼徒。亦存二說。謂具性。具相也。至三有
Z11_0027B17: 相。無相者。性中三千。定無相。修中者。若全具爲修。亦無
Z12_0027A01: 言得一レ意。得意卽是心傳。慈行鈔十三曰。心不傳。以
Z12_0027A02: 契爲傳。○頂受者。尊奉貌。頂謂頂戴。受乃受持。如
Z12_0027A03: 梵網經。云汝新學菩薩。頂戴受-持戒。○南岳袈裟
Z12_0027A04: 者。二藏義。鎌倉志。記所引行狀翼贊卅七略曰。慈覺大
Z12_0027A05: 師九條袈裟。現在鎌倉光明寺。從聖光上人〓付-囑記
Z12_0027A06: 主上人讓文自筆。鎌倉志七下略曰。南岳袈裟壹頂。阿
Z12_0027A07: 彌陀經一卷。聖光筆。紫石硯壹面。此言松陰硯。右三
Z12_0027A08: 種。記主法嗣。寂慧房付囑狀一通。弘安九年八月有。
Z12_0027A09: 記主自筆也。又一說云。嵯峨二尊院三衣。被レテ
Z12_0027A10: 伏見院綸旨。言慈覺傳持衣寺僧筆記。圓頓戒補助儀
Z12_0027A11: 卷下曰。依台家祕鈔。黑谷叡空上人。付-囑シ玉フ法然上
Z12_0027A12: 。慈覺大師三衣。信空湛空相傳M(シテ)。嵯峨二尊院有
Z12_0027A13: 之。以周尺之。九條長一丈二尺。廣四尺二寸也。
Z12_0027A14: 七條長一丈九寸。廣大衣同。五條長八尺二寸五分。
Z12_0027A15: 廣三尺八寸二分也。然者九條七條長量。薩婆多極
Z12_0027A16: ルヿハ也。一尺餘也。廣還減量矣。又一說翼贊曰。奧
Z12_0027A17: 州岩城郡。(ヤノ)(メノ)如來寺。良山上人開基ニテ。有月形
Z12_0027B01: ト云。彼納圓戒諸道具。慈覺傳持衣。卽是從上人
Z12_0027B02: 湛空。空遺-囑弟子云。可シト良忠。如何ナルニヤ
Z12_0027B03: 乎。不M(シテ)忠公。越至道光。從光傳妙觀房良山。彼
Z12_0027B04: 寺爲重寶。又一說余親聞洛東義山師直說云。今鎌倉現在衣。
Z12_0027B05: 吉水鎭西佐介白旗。從上人信空。信空授
Z12_0027B06: 湛空。湛空傳覺空。了慧。能阿彌陀佛。妙觀等嫡傳M(シテ)
Z12_0027B07: リシヲ矢目如來寺近曾(サイツコロ)由。從彼寺送爲光明寺
Z12_0027B08: 重寶也。妙樂戒儀者。授菩薩戒儀一卷。又云十二門
Z12_0027B09: 戒儀。佛祖統紀廿六山家敎典志曰。荆溪授菩薩戒文
Z12_0027B10: 具如私記○迺至者。私記○慈覺大師者。圓仁諡號也。澄
Z12_0027B11: 仁二公。諡大師號之義。具如私記○二人上足者。慧亮長
Z12_0027B12: 意也。上首弟子言上足。三國佛法傳通緣起下曰。慈
Z12_0027B13: 覺門人學侶極多。慧亮。安慧。遍昭。長意。相應等也
Z12_0027B14: ○傳法者。於宗々尙之法門。師資相承M(シテ)。流-傳之
Z12_0027B15: 所也。○慧亮者。本朝高僧傳第六曰。釋慧亮。不其姓
Z12_0027B16: 。信州水內縣人。少登叡山。剃染得度。敏超同隊。天
Z12_0027B17: 長六年夏。從義眞座主。於止觀院。受菩薩大戒。就
Z13_0027A01: 金剛寳戒秘決章下
Z13_0027A02: 夫開止觀兩門。導無所住。說諸佛之心源。如
Z13_0027A03: 來之性戒。授門徒聖人等之次。有三十餘箇等問
Z13_0027A04: 源空決之。
Z13_0027A05: 一幸西問曰。此戒者。以諸法至極戒體若然
Z13_0027A06: 王院大師云。諸法至極禪如此義者。禪門
Z13_0027A07: 戒體合耶否。
Z13_0027A08: 源空決M(シテ)云。此敎內之理法也。彼修心之敎外也。何
Z13_0027A09: 合耶。但從我敎內而言。得禪之人說
Z13_0027A10: 此戒。彌可正理也。禪人說。衆敎隨禪也。
Z13_0027A11: 敎人說。禪門隨敎也。凡以眞言止觀。非
Z13_0027A12: 。何況法相三論乎。自餘小乘宗乎。
Z13_0027A13: 一證空問曰。八宗門親禪法耶。
Z13_0027A14: 源空決云。大乘諸敎。皆以心性所期。總
Z13_0027A15: 本宗之執。不他宗聖敎之通道理也。況以敎之
Z13_0027A16: 本執。與禪得心合。敢然事也。但學眞言人。
Z13_0027B01: 眞言敎。莫眞言矣。眞言敎者。指眞言
Z13_0027B02: 劵契也。何以文書沙金。學セン止觀人。以止觀
Z13_0027B03: 止觀。三種止觀文者。入止觀之門也。
Z13_0027B04: 何以。又須華嚴出現品也。宗鏡之中
Z13_0027B05: 云。敎者華嚴也。長水華嚴。知納嚴脫字歟也。宗
Z13_0027B06: 華嚴也。故。敎之中華嚴最親者。以一枝
Z13_0027B07: 。投於迦葉。華嚴ニハ日光。傳于九十大士
Z13_0027B08: 俱是敎外故。二門親也。經是五十大士之問答也。更
Z13_0027B09: 佛說。又眞言止觀而依。謂如禪人
Z13_0027B10: 衆敎隨一レ。可知止觀付法者正。矣
Z13_0027B11: 一證空疑曰。何法華之中。不是之甚深
Z13_0027B12: 源空決曰。法華者讚一乘之記錄。傳實相之券契
Z13_0027B13: 也。吐甚深之說。廣華嚴。讓深說於華嚴。碎
Z13_0027B14: 微言於法華。凡華嚴與法華廣略異耳。故圓頓之證
Z13_0027B15: 。敢圓頓法門。莫漸次不定。矣
Z13_0027B16: 一信空疑曰。了義大乘。然何云
Z13_0027B17: 諸佛ナリト。矣
Z14_0027A01: し。況や卽心念佛の安心。淺くとも。暗くとも。もし決
Z14_0027A02: 定せば。決定往生。疑ひなきなり。如來常住と云は。卽
Z14_0027A03: ち是心作佛。是心是佛のことなれば。分明なる證據な
Z14_0027A04: り。信心なき人。佛語を信ぜぬ人は。格別。佛語を信
Z14_0027A05: じ。信心ある人ならば。卽心念佛の功德。深く難有か
Z14_0027A06: るべし。さて此談義。他宗に向て。說べからず。他宗の
Z14_0027A07: 中にも。禪宗などには。聞せても。害あるまじ。淨土宗
Z14_0027A08: などに向て。必ず說べからず。淨土宗は。信受せぬば
Z14_0027A09: かりにてはなく。いきどをりを起し。誹謗して。罪を
Z14_0027A10: 得べきが故なり。淨土宗の事の念佛も。往生せぬには
Z14_0027A11: あらず。此方よりは。事の念佛も。卽心念佛を離れず
Z14_0027A12: と知ゆへに。事の念佛をも。眞實心に申す人を見ば。
Z14_0027A13: 隨喜讃歎すべし。天台宗ならば。卽心念佛を。自の爲
Z14_0027A14: にも。他の爲にも。專らとせいでば。天台宗になりた
Z14_0027A15: る甲斐はなきなり。時に享保十二年臘月下旬老苾芻
Z14_0027A16: 光謙謹で口授し畢るものなり
Z14_0027A17:
Z14_0027B01:
Z14_0027B02:
Z14_0027B03:
Z14_0027B04:
Z14_0027B05:
Z14_0027B06:
Z14_0027B07:
Z14_0027B08:
Z14_0027B09:
Z14_0027B10:
Z14_0027B11:
Z14_0027B12:
Z14_0027B13:
Z14_0027B14:
Z14_0027B15:
Z14_0027B16:
Z14_0027B17: 卽心念佛安心決定談義本
Z15_0027A01: 第十五 可憍慢
Z15_0027A02: 第一に三界を厭ふべきと者。上卷に申つるが如く。
Z15_0027A03: 夫佛道を願んには先可三界也。此を不厭者彼こ
Z15_0027A04: を欣ふによしなしと云り。然るに天竺に十六の大國。
Z15_0027A05: 五百の中國。十千の小國あり。かかる國國の王の御
Z15_0027A06: 中に忽に位を捨て佛道を欣はせ給ひけんもあり。亦
Z15_0027A07: 近くは本朝の帝王其御ためしあり。爰に知ぬ世間の
Z15_0027A08: 難はなしと云共。後世の苦は無疑見えたり。是則昔
Z15_0027A09: の戒行の力賢くて十善の位にこたえて彌世をいとひ
Z15_0027A10: 遁れ給ふ。若あらはに厭給ふと見えさせ給はざるも。
Z15_0027A11: 惡を止て佛法を願ひましまさぬ國王はすくなし。實
Z15_0027A12: に今生を以て來世を可知。然るに我等昔し行ぜざり
Z15_0027A13: ければ隨て拙き身を得たり。是は耻ても猶可耻。其
Z15_0027A14: 上此中の三惡道の相を見るに可遁と見えたる所な
Z15_0027A15: し。其故は大方は罪とも思も寄ざりし事さへ重き業
Z15_0027A16: と成けり。又世間の人はさのみこそはと云共。ゆる
Z15_0027A17: さるともみえず。又知ざりしと云んとすれば重罪と
Z15_0027B01: 云り。是を遁んと云んも中中墓なし。旣に自業自得
Z15_0027B02: なれば夏の蟲の火をけたんと云に似り。然は世間に
Z15_0027B03: は彼帝王の御ためしを。まほり。出世には三惡道を
Z15_0027B04: 恐て唯各意のたくみをやめて。佛法の道理を尋んに
Z15_0027B05: は不如。實に佛無由事を敎へ給ふには非ず。ここに
Z15_0027B06: 今生るるは始て生るるに非ず。亦終りも永く終りは
Z15_0027B07: つるに非ず。刧を經し事數を不知。久しきより以來。
Z15_0027B08: 六道に廻り如此諸の大苦惱をうけ。徒に生れ死する
Z15_0027B09: 事を此度はげまずんば。何をか限り共知ざらん事の
Z15_0027B10: 心うさを是を厭へとなり。然に六道の中に厭ふに力
Z15_0027B11: あるは。只人間界也。其故は先惡道は苦を受て覺る
Z15_0027B12: 事なく。天上は樂を受て後を知ず。然ば人間は苦樂
Z15_0027B13: 相變つて老少不定なれば。無常目の前にして菩提心
Z15_0027B14: 掌にあり。又神も佛も力を加へて善知識の心にまか
Z15_0027B15: せたり。又かかる人界にて終はてて後に生れて他の
Z15_0027B16: 報ひを受ずば。さてもあるべきに。六道の中に人界
Z15_0027B17: の生を受る事は。譬は爪の上の土の如く。三惡道に
Z16_0027A01: 之。問曰。佛道有長生乎。其能卻
Z16_0027A02: 乎。支笑而對曰。長生不死。吾佛道也。道家何
Z16_0027A03: 焉。旋觀無量壽經曰。汝可
Z16_0027A04: 則三界無復生スルヿ。六道無長往クヿ。盈虛消長。禍福成
Z16_0027A05: 敗。無得而眹。其壽也。有劫石焉。有河沙焉。
Z16_0027A06: 河沙之數有極。壽量之數無期。此金仙氏之長生
Z16_0027A07: 也。鸞承。驟深信。遂[シテ]所學仙經。而
Z16_0027A08: ニス觀經焉。每觀經。得其理義。修[シテ]三福
Z16_0027A09: 。想九品。雖寒暑之變。疾病之來。不
Z16_0027A10: 于始念。魏主憐志尙。又嘉[シテ]其自行化他流靡弘
Z16_0027A11: ナルヲ。號[シテ]神鸞。勅[シテ]シム幷州大嚴寺。未
Z16_0027A12: 汾州壁谷玄中寺。一夕鸞正持誦スルニ。見リノ
Z16_0027A13: 梵僧。掀昂ニ[シテ]而來ルヲ。入曰。吾龍樹也。其
Z16_0027A14: 居者淨土ナリ焉。以汝有淨土之心。來汝。鸞
Z16_0027A15: 曰。何。樹曰。巳去不及。未來未追。
Z16_0027A16: 現在今何在。白駒難與廻。言而失。鸞以
Z16_0027A17: 勝異。必知死生之期戒〔考〕戒字屆誤歟矣。卽集弟子數
Z16_0027B01: 百人。盛敎誡言。其四生役役。其止無日。地
Z16_0027B02: 諸苦。不以不ハアル[一レ]懼。九品淨業。不以不[一レ]
Z16_0027B03: 修。因令弟子齊[シテ]聲。高阿彌陀佛。鸞乃西向。
Z16_0027B04: 頓顙[シテ]而示之。是時道俗同管絃絲竹之
Z16_0027B05: 聲。由西而來。由西而隱ルヽヲ。魏主曰。此誠佛子
Z16_0027B06: 之眞修。其所歸也有矣。勅[シテ]西之文谷。仍
Z16_0027B07: [シテ]生平所習。以立焉。
Z16_0027B08: ○釋道珍。不。梁天監中。憩于廬山
Z16_0027B09: 遠公。與慧持曇順等。結スルヲ于淨土。心
Z16_0027B10: 頗慕。然其所慕。或就或否。猶豫然不スルヿ
Z16_0027B11: 。異時夢中。見者數十人。櫓舟前
Z16_0027B12: 珍且問之。對曰。將彌陀國也。珍曰。願
Z16_0027B13: ント。豈相マンヤ耶。曰。以セヨ子之意。孰
Z16_0027B14: マン之。但一日之修功超ルヿハ永劫。彌陀之經
Z16_0027B15: 矣。而子之。如之何且ルヤクヿヲ也。珍之夢
Z16_0027B16: 。嗟歎愧悚。若勝法[上レ]差焉。遂
Z16_0027B17: 之。晨夕相繼[シテ]。間。後二年前安居之二
Z17_0027A01: 沙門良範者。住延曆寺楞嚴院。容儀端正天性聰敏。山
Z17_0027A02: 上之人。推爲英雄。志求極樂。人皆不許。生年十八入
Z17_0027A03: 滅。夢吿雙親曰。我在極樂。其名曰仁慧菩薩。疑是上
Z17_0027A04: 品上生歟。欲遷化之日。源信僧都修諷誦。歿後見
Z17_0027A05: 巾箱。有血佛血經。偸修後生之業明矣。
Z17_0027A06: 阿闍梨範久者。住延曆寺楞嚴院。一生慕極樂。行住坐
Z17_0027A07: 臥不西方。吐唾便痢不西方。未曾以夕陽[上レ]背。
Z17_0027A08: 山之時。側身而行。常稱曰。樹之臥也。必在傾方。懸
Z17_0027A09: 意西方。盍素意。臨終正念。往生無疑。
Z17_0027A10: 阿闍梨成尋者。本天台宗人。智證大師之門跡也。住
Z17_0027A11: 雲寺。智行兼備。早遂大一本作本。居大日位。公請年
Z17_0027A12: 久。名譽日新。暮年歸心菩提。只行法華法法一本作遂
Z17_0027A13: 淸凉山。私附商客孫忠商船。偸以渡海。太宋之主。大
Z17_0027A14: 其德。彼朝大旱。雨際不雨。霖月無霖。卽令成尋修
Z17_0027A15: 法華法。及於七日猶無其驗。公家頻問成尋。答云。
Z17_0027A16: 今日。其日䀯時。堂上之瓦皆起雲霧。大雨滂
Z17_0027A17: 沱。四海豐瞻。卽賜以善慧大師之號。兼賜紫衣。以
Z17_0027B01: 譯經三百餘卷。奏宋帝本朝。先死七日。自知命盡
Z17_0027B02: 衆念佛。日時不違。向西逝去。自頂上光。三月
Z17_0027B03: 置寺中。全身不亂。于今存焉。漆膚鏤金。毛髮猶生。
Z17_0027B04: 形質無變。
Z17_0027B05: 沙門能圓者。太宰府觀世音寺傍極樂寺住僧也。於
Z17_0027B06: 。千日講法華經。以勸進業。以念佛宗。千日
Z17_0027B07: (コヽニ)滿。講筵已卷。香匲又掩。結願畢後。合掌觀念。高聲念
Z17_0027B08: 佛而遷化。
Z17_0027B09: 沙門高明者。本是播磨國書寫山性空上人之弟子也。後
Z17_0027B10: 太宰府大大一本作本山寺。三衣一鉢之外。更無餘資。念
Z17_0027B11: 佛讀經以之爲業。或造博多橋。或建立六角堂。於
Z17_0027B12: 木寺。如法書法華經。書了埋之井中。誓曰。我若成佛。
Z17_0027B13: 此井水溫泉矣。將來之人以此爲符。臨終之刻。
Z17_0027B14: 住正念西向遷化。人之夢中。皆示往生之相也。
Z17_0027B15: 沙門安修者。太宰府安樂寺學頭也。顯密才高。戒行身
Z17_0027B16: 潔。耆德碩學莫請益。一生之間。只勤佛事。千日講
Z17_0027B17: 一乘。全及三遍。六時修三昧。已踰七旬。偏抛人世
Z18_0027A01: 靜譽辨察花押
Z18_0027A02: ○宗德寺 豆州那賀郡宇久次村乘船山開山念蓮社專
Z18_0027A03: 譽無的天文十三甲辰起立本尊立像古佛作不知 現主
Z18_0027A04: 及譽覺圓四世也
Z18_0027A05: ○光源寺 豆州君澤郡土肥村本寺增上寺末鈴銀山光
Z18_0027A06: 源寺由緖書一通常玄相渡者也
Z18_0027A07: ○大行寺 豆州君澤郡井田□□田村專修山大行寺增
Z18_0027A08: 上寺末常元一通別紙相渡己上現主第八世緣譽沙
Z18_0027A09: 門某花押
Z18_0027A10: ○林鐘寺 豆州君澤郡三津村南圓山同州北條村光照
Z18_0027A11: 寺末寺由緖書一通常元坊相渡七世住順蓮社光譽知
Z18_0027A12: 傳助申某花押
Z18_0027A13: ○來迎寺 豆州君澤郡三津村光照山護念院從嘉吉
Z18_0027A14: 元年開基當年大凡三百年歟開山岌譽上人
Z18_0027A15: 云由緖書認持參可申本尊運慶造仕舞彌陀三尊
Z18_0027A16: 共同作ニテ並立像五尺腹帶三尊形智證大師御作平產
Z18_0027A17: 祈禱之正觀音也火防三尺坊立像九寸是智證大師御
Z18_0027B01: 作也具ニハ重而由緖書仕御報可申候 享保五庚子十
Z18_0027B02: 一月朔日豆州之と現住來迎寺花押 廻國僧常元坊
Z18_0027B03: ○大光寺 豆州狩野庄立野村徧照山大光寺事別紙常
Z18_0027B04: 元坊相渡霜月七日現住體譽花押
Z18_0027B05: ○榮安寺 同國門野原榮安寺事本尊行基之御作座像
Z18_0027B06: 之彌陀御作一尺五寸程元和四戊午年起立也開山念蓮
Z18_0027B07: 社專譽一心玄立上人也註但留守故聞合斗也現住誠
Z18_0027B08:
Z18_0027B09: ○光照寺 豆州田方郡光照寺末寺七寺之由緖書別
Z18_0027B10:
Z18_0027B11: ○淨念寺 伊豆國田方郡韮山庄山木村北淸山知恩院
Z18_0027B12: 末葉記錄別紙淨元房現住隨譽
Z18_0027B13: ○源空寺 駿州駿東郡深良村月光山松樹院十一世別
Z18_0027B14: 紙有
Z18_0027B15: ○龍善寺 駿州駿東郡御厨鮎澤庄片平邑二子村北星
Z18_0027B16: 山智傳院增上寺末第八世興譽敎花
Z18_0027B17: ○西方寺 駿州駿東郡御厨鮎澤庄中山村無量山一譽

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