浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z14_0377A01: | かと。邪見して。手を付ず。本の通り。生れ付たる心の |
Z14_0377A02: | 通り。無記心のまゝ。などゝ云はる。しかし。此邪見 |
Z14_0377A03: | は。次上の辨にて。快く滅却せん。 |
Z14_0377A04: | 然れば○點に非ずや。 上來段々に。申す通りなれ |
Z14_0377A05: | ば。事の念佛は。いざ知らず。卽心念佛には。心を其ま |
Z14_0377A06: | ゝにしてと云ふが。甚だよく的當せし。眞正の訓詁な |
Z14_0377A07: | り。願は。人我を止めて。眞實に領解し玉へ。 さて。 |
Z14_0377A08: | そのまゝと云ふは。訓詁なり。訓詁のことを。點と申 |
Z14_0377A09: | すことありや。承りたし。 |
Z14_0377A10: | 享保巳酉五月上旬。追て此れを書付さす。 此追書 |
Z14_0377A11: | は。其辨の。前後するのみならず。其體も。又或問とは |
Z14_0377A12: | 見へず。餘り事さはがしき。御ことに候。 |
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Z14_0377A17: | 卽心念佛摘欺說續終 |
Z14_0377B01: | 略論安樂淨土義非曇鸞撰駁附 |
Z14_0377B02: | |
Z14_0377B03: | 略論安樂淨土義非二曇鸞撰一 |
Z14_0377B04: | 駁云。此題。上か下かに。辨の字なりとも。付けられ |
Z14_0377B05: | よ。此れのみならず。總體有る人の漢文は。口不調法 |
Z14_0377B06: | に聞ゆ。 |
Z14_0377B07: | 世所二刊行一略論安樂淨土義。者の字。入れたし。其文鄙野俚俗 |
Z14_0377B08: | 重語。くどし。決非二曇鸞菩薩之の字。入れたし。撰一。具如二或問餘說 |
Z14_0377B09: | 辨一。 |
Z14_0377B10: | 駁云。餘說の外。か樣に一篇書き立てゝ。安樂義を辨 |
Z14_0377B11: | ずるからは。彼に略せる惡き文をば。逐一擧げて辨ず |
Z14_0377B12: | べきことなるに。それをば一も擧げず。たゞ惡口にて |
Z14_0377B13: | 紛かす狂惑は何ごとぞや。さて𤍠の字餘の字何の字 |
Z14_0377B14: | 度の字。兩朝自由取意一路子。欺レ心乃欺レ天也の譯さ |
Z14_0377B15: | へ知らぬ人の文章沙汰。をごりなり。入らぬことな |
Z14_0377B16: | り。かく身の程をも知らずして。歷々なる唐人の文を |
Z14_0377B17: | めくら打に鄙野俚俗とは勿體なき誹謗正法かな。か |