浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z14_0370A01: | 〱。しどけなし。 |
Z14_0370A02: | 然れども加樣の○分れぬなり。さすが敎者にて。お |
Z14_0370A03: | はすかな。左樣に。大小。權實。偏圓を。分るをば。三家 |
Z14_0370A04: | 村裏と。見下し。更に說レ高說レ下。說レ麁說レ妙。都用不著 |
Z14_0370A05: | と。合點して。無佛。無衆生。無是。無非。無好。無惡。佛 |
Z14_0370A06: | 祖是何人ぞとレ萬事休し了れる。出格の路上をば。曾 |
Z14_0370A07: | て未だ御存知なし。 |
Z14_0370A08: | 佛敎の中の○云へり。此また。摘欺の上四十六葉に。申し |
Z14_0370A09: | 置きし異見をば。すきと。用ひ玉はずして。ひたと。自 |
Z14_0370A10: | 慢ばかり云はる。其上。柳州。以道などの說をば。本よ |
Z14_0370A11: | り。三家村裏の樣子と鄙しめる。單傳家をば。とかく |
Z14_0370A12: | 合點せられぬまゝ。台敎にのみ窟宅し。禪宗をも。融 |
Z14_0370A13: | 會するとて。悅ばる。若し爾らば。藕益の。禪者。敎之 |
Z14_0370A14: | 根本也。敎者。禪之枝葉也と。の玉ふを。談義主は。會 |
Z14_0370A15: | せられしや。有二座主一。問二臨濟一。三乘十二分敎。豈不三是 |
Z14_0370A16: | 明二佛性一。師云。荒草不二曾鋤一。主云。佛豈賺レ人也。師云。 |
Z14_0370A17: | 佛在二什麼處一と。よく〱。此等を工夫して。天台門 |
Z14_0370B01: | 下。萬劫の繫驢橛と。なり玉はざれ。 |
Z14_0370B02: | 誠なるかな○思ひ玉ひそ。他宗の偏見僻說とは。い |
Z14_0370B03: | か樣のことにや。とくと。承りし上にて。御信用なき。 |
Z14_0370B04: | 是非を極むべし。いま樣子を知らぬ。人に向ひ。をし |
Z14_0370B05: | 付て。無理と思ふなとは。先づ指當りて。この義が御 |
Z14_0370B06: | 無理と。存ぜられ候。 |
Z14_0370B07: | 此語ちと可笑し○親しからず。禪敎と對する敎は。 |
Z14_0370B08: | 一大藏敎のことにて。此中には。具さに三學あり。八 |
Z14_0370B09: | 萬の律儀。何ぞこれを除かむや。されば。その可笑く |
Z14_0370B10: | 思ひ。取て置は。かの敎の字を。せまく心得。律儀はな |
Z14_0370B11: | しと。思ふ位の人なるべし。さて。禮儀三百と。云ふ |
Z14_0370B12: | ことの出るも。下に。上下混ぜぬ樣にとありて。君臣 |
Z14_0370B13: | の禮儀の。亂れぬ爲に。階級を立と云ふ。譬へに連れ |
Z14_0370B14: | て。來る語なり。又はちと。意もあればなり。可笑しと |
Z14_0370B15: | な。思ひ玉ひそ。 |
Z14_0370B16: | 君臣の二字は○見當らぬなり。 論註云。夫菩薩歸レ |
Z14_0370B17: | 佛。如二臣之歸一レ君と。念佛鏡云。佛是法王。菩薩爲法臣 |