浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z08_0074A01: | こはくはげむべきなり。(六五)一念功たへ(妙)にし |
Z08_0074A02: | て往生決定ならば。いよ〱多念をこそはげむべけ |
Z08_0074A03: | れ。(六六)た▲しはげめと。す〻むるにつきて。いか |
Z08_0074A04: | 程までといふきは(隆限)はあるべからず。た▲身のた |
Z08_0074A05: | (堪)へ。心のをよばん程なるべし。(六七)その中に每 |
Z08_0074A06: | 日百遍が身にたへたるもあるべし。千遍がこ〻ろの |
Z08_0074A07: | をよぶもあるべし。乃至三萬六萬も。機にしたがひて |
Z08_0074A08: | はげみえんまで也。(六八)在家の人は。まぎる〻なか |
Z08_0074A09: | にはげみえん程。出家の人は。のどかならんにつけて |
Z08_0074A10: | はげみえん程。(六九)又いたづらなるいとまに。をこ |
Z08_0074A11: | たらじばやとはおもへども。などやらんわす(忘)ら |
Z08_0074A12: | れんは。ちからなき懈怠の機なれば。それもはげみて |
Z08_0074A13: | 思ひいだされんほど也。(七〇)すべて人によりて。事 |
Z08_0074A14: | こと(異)なるべし。さらにひとつら(一列)にはある |
Z08_0074A15: | べからず。(七一)機にしたがひて。行の多少はともか |
Z08_0074A16: | くもあれ。いづれもその心ざしの。いつはりなからん |
Z08_0074A17: | までを。身のぶん(分)とすべし。(七二)おほかたは。 |
Z08_0074A18: | 不レ簡二行住坐臥ヲ一。不レ論二時處諸緣ヲ一と侍れば。(七三)時 |
Z08_0074A19: | をきらはず。所をいはず。緣によらず。た▲たちゐ(居) |
Z08_0074A20: | お(起)きふ(臥)しに傍行住坐臥となふべし。(七四) |
Z08_0074B01: | 念佛に |
Z08_0074B02: | 申ぞ。うやまふにて侍らん。(七五)さても。もとよりを |
Z08_0074B03: | こたりが(勝)ちなりし身の。いと▲(彌)老につか |
Z08_0074B04: | れ。やま(病)ふにくたびれて。しばしおきゐ(起居) |
Z08_0074B05: | る事だにもかなはずなりぬ。まして威儀をうるはし |
Z08_0074B06: | (善)くする事はまれなり。た▲いつとなくおびと |
Z08_0074B07: | (帶解)き傍惠心の句ひれふ(〓臥)し傍源語ながら。猶さ |
Z08_0074B08: | りともと。出離を期する事は。淨土の一門ならで。又い |
Z08_0074B09: | づれの敎にかあるや。(七六)か〻るにつけても。す▲ |
Z08_0074B10: | ろに本願がかたじけなくおぼえ。念佛がたうとく侍 |
Z08_0074B11: | るぞとよ。(七七)さればとてあなかしこ。傍源語かなひ |
Z08_0074B12: | ぬべからん心を。ゆるしはす(過)ぐすべからず。(七八) |
Z08_0074B13: | いかにもやすきに事をよするは。かだまし(姦)きが。 |
Z08_0074B14: | いたす所ならんかしと。をしはかり(推量)も。ように |
Z08_0074B15: | (樣。能惡)くかりぬべ(可)くや。(九七) |