浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
Z08_0017A01: | 云ク。有ルレ智之人ヲ目テ爲二智者ト一。已上●(一七)徑路とは。 |
Z08_0017A02: | すぐなる道なり。○序分義ニ云ク。願クハ佛ノ慈悲。示シ玉ヘ二 |
Z08_0017A03: | 我ニ徑路ヲ一。記ニ云ク。徑路ト者。廣韻ニ云ク。徑ハ直也竪也。是レ |
Z08_0017A04: | 山之直道也。已上●(一八)黑谷とは。法然上人の事な |
Z08_0017A05: | り。遺風とは。その法義の末なり。稱するとは。人にほ |
Z08_0017A06: | こる心なり。○楚辭ニ云ク。竊ニ慕フ二詩人之遺風ヲ一。如淳カ |
Z08_0017A07: | 漢書ノ註ニ云ク。遺ハ餘也。已上●(一九)吉水も上人の御事 |
Z08_0017A08: | なり。東山吉水の邊に住み給ひし故。吉水上人と申す |
Z08_0017A09: | なり。慈鎭和尙を吉水ノ和尙といふ。その吉水。丸山の下にあり。號するとは。みづから |
Z08_0017A10: | 名のる心なり。●(二〇)あまねくとぶらふとは。こ〻 |
Z08_0017A11: | かしこにてたづねとふ義なり。いとゞは。いよ〱な |
Z08_0017A12: | り。○されば古人もちまたおほくして。羊をうしなふ |
Z08_0017A13: | といへり。又みちのちまたのわかれん事を。なげく人 |
Z08_0017A14: | も有けんかし。列子淮南子。●(二一)上人の法語。消息いくら |
Z08_0017A15: | も世間に有り。異義なきことはそれを見てもしるべ |
Z08_0017A16: | し。●(二二)いかさまにも。●(二三)上人に對して下 |
Z08_0017A17: | 愚といふなり。荀子ニ云ク。非トシレ是ヲ是トスルレ非ヲ。之ヲ謂レ |
Z08_0017A18: | 愚ト。已上今案とは。むかしの義にあらず。今わたくしに |
Z08_0017A19: | 案じたる臆說なり。良忠上人ノ云ク。離二上人ノ口傳ヲ一。恣ニ立二今案新義ヲ一云云。了惠上 |
Z08_0017A20: | 人ノ云ク。往生の解行をまなぶ人。みな上人をもて祖師 |
Z08_0017B01: | とす。こ〻に。かの流をくむ人おほき中に。をの〱義 |
Z08_0017B02: | をとることまち〱なり。いはゆる餘行は。本願か。 |
Z08_0017B03: | 本願にあらざるか。往生するや。せずや。三心のあり |
Z08_0017B04: | 樣。二修のすがた。一念多念のあらそひなり。まこと |
Z08_0017B05: | に金鍮しりがたく。邪正いかでかわきまふべきなれ |
Z08_0017B06: | ば。聞もの。おほく源をわすれて流にしたがひ。新を |
Z08_0017B07: | たとひて舊をしらず云云。●(二四)相傳とは。師弟授 |
Z08_0017B08: | 受の義なり。正否とは。正義不正義なり。○否ハ韻會ニ |
Z08_0017B09: | 云ク。補美ノ切。惡也。詩ニ未レ知ラ二臧否ヲ一。註ニ不善也。 |
Z08_0017B10: | 玉篇ニ云ク。方九ノ切。不也。已上肇公ノ云ク。言爲ル二世ノ則ト一。 |
Z08_0017B11: | 謂二之ヲ法ト一。衆聖ノ所ロレ由ル。謂二之ヲ門ト一。已上淮南子ノ註ニ |
Z08_0017B12: | 云ク。是ハ善也。非ハ惡也。●(二五)あつぱれとねがふ |
Z08_0017B13: | 詞なり。●(二六)まことに道心ある人なり。がなは。 |
Z08_0017B14: | 萬葉に願の字なり。●(二七)其ノ年未タレ考。●(二八) |
Z08_0017B15: | 北白河は。山城國愛宕郡にあり。鹿が谷より北なり。わ |
Z08_0017B16: | たりは。あたりなり。遊仙窟に。處の字をわたりと |
Z08_0017B17: | 點ぜり。●(二九)ひたすら。後世におもひ入たる。 |
Z08_0017B18: | 同行の僧なるべし。○わりなくは。あながちの心なり。 |
Z08_0017B19: | 無別の字なり。○瑜伽ノ戒本ニ云ク。見二諸ノ耆長有德。可キレ敬フ |
Z08_0017B20: | 同法者ノ來ヲ一。已上同箋解ニ云ク。崆峒記ニ曰ク。同スル二其 |