浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
J18_0418A01: | にかたられけるは。彼權現は金色の龍身なり。其靈 |
J18_0418A02: | 窟に入て。親しくあひ申て。十念授參らしぬ。夢に |
J18_0418A03: | てや有けんと。の給ひし御辭のさま。御夢にてはあ |
J18_0418A04: | らぬやうに。聞なされぬ。この處は。深秘の靈窟な |
J18_0418A05: | れば。さる事に申されしにやと。本佛は常にかたら |
J18_0418A06: | れき。 |
J18_0418A07: | 七月二日。諏訪明神を拜禮せらる。社壇に坐具をの |
J18_0418A08: | べ。暫時念佛し給へり。三縁山内の安蓮社卓嶺上 |
J18_0418A09: | 人。隨從せらる。唐澤阿彌陀寺の大字の名號塔は。 |
J18_0418A10: | この上人の請ずる處なり。唐澤留錫の際。放生會せ |
J18_0418A11: | んとて。財を捐て。漁船一艘休息させたるものあ |
J18_0418A12: | り。また鰻魚釣を。一日とどめたる人もあまた有け |
J18_0418A13: | り。そのうなぎ釣の。 一日に用るところのつり針の數。二千四百本なり。其價をとらせて。その一日の漁夫を休まするなり |
J18_0418A14: | すべてこのあたりは。諏訪の湖水近くて暫時の間と |
J18_0418A15: | いへども。殺生の業縁やむときなし。然るを。師の |
J18_0418A16: | 法德の餘澤。かくまでに放生の業を修するものある |
J18_0418A17: | にいたる事。この國にては。いまだ其ためしを聞ざ |
J18_0418B18: | るよし。人人まをしあひぬ |
J18_0418B19: | |
J18_0418B20: | |
J18_0418B21: | |
J18_0418B22: | |
J18_0418B23: | |
J18_0418B24: | |
J18_0418B25: | |
J18_0418B26: | |
J18_0418B27: | |
J18_0418B28: | |
J18_0418B29: | |
J18_0418B30: | |
J18_0418B31: | |
J18_0418B32: | |
J18_0418B33: | |
J18_0418B34: | 德本行者傳中之卷 |