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J2750 徳本行者伝 行誡 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J18_0418A01: にかたられけるは。彼權現は金色の龍身なり。其靈
J18_0418A02: 窟に入て。親しくあひ申て。十念授參らしぬ。夢に
J18_0418A03: てや有けんと。の給ひし御辭のさま。御夢にてはあ
J18_0418A04: らぬやうに。聞なされぬ。この處は。深秘の靈窟な
J18_0418A05: れば。さる事に申されしにやと。本佛は常にかたら
J18_0418A06: れき。
J18_0418A07: 七月二日。諏訪明神を拜禮せらる。社壇に坐具をの
J18_0418A08: べ。暫時念佛し給へり。三縁山内の安蓮社卓嶺上
J18_0418A09: 人。隨從せらる。唐澤阿彌陀寺の大字の名號塔は。
J18_0418A10: この上人の請ずる處なり。唐澤留錫の際。放生會せ
J18_0418A11: んとて。財を捐て。漁船一艘休息させたるものあ
J18_0418A12: り。また鰻魚釣を。一日とどめたる人もあまた有け
J18_0418A13: り。そのうなぎ釣の。 一日に用るところのつり針の數。二千四百本なり。其價をとらせて。その一日の漁夫を休まするなり
J18_0418A14: すべてこのあたりは。諏訪の湖水近くて暫時の間と
J18_0418A15: いへども。殺生の業縁やむときなし。然るを。師の
J18_0418A16: 法德の餘澤。かくまでに放生の業を修するものある
J18_0418A17: にいたる事。この國にては。いまだ其ためしを聞ざ
J18_0418B18: るよし。人人まをしあひぬ
J18_0418B19:
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J18_0418B32:
J18_0418B33:
J18_0418B34: 德本行者傳中之卷

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