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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0665A01: 何故天台宗之外可立淨土宗哉又小僧辨長跪上
J16_0665A02: 人御房法座前常雖蒙淨土敎訓之條於此義者
J16_0665A03: 未曾聞也但依機未熟不蒙此御敎訓歟云
J16_0665A04: 下畧
J16_0665A05: 二金剛寳戒疑問者或淨土宗學者云付淨土宗有
J16_0665A06: 二戒品所謂金剛寳戒是也於諸宗戒品是異也各
J16_0665A07: 各口傳所傳之也是吉水上人御房之傳也云云辨長救
J16_0665A08: 云吉水上人御房御義全以不然淨土宗者只彌陀本
J16_0665A09: 願專修正行以此一行爲往生正路全以不兼
J16_0665A10: 餘行何以於此宗令付金剛寳戒哉云云以前二箇
J16_0665A11: 條爲決斷弟子之疑問爲對治諸宗謗難又
J16_0665A12: 爲停止一家狼藉云云下略ストアリ此外ハ今取意
J16_0665A13: セラルル文ノ趣ヲ不出也●印持ハ智慧ヲモテ物
J16_0665A14: ヲ取捨シ決定シ已テ自許シテ是トスルヲ印ト云其
J16_0665A15: 上ニ自解ヲ守テ他ニ轉ゼラレヌヲ持ト云ナリ唯識
J16_0665A16: 論等ニ見エタリ●決斷ハ理非ヲ決擇シテ邪正ヲ判
J16_0665A17: 斷スルナリ韻府ニ裴漠在魏除相府墨曹斷決如
J16_0665B18: 流ト●タテントオモフトハ此頃ノ書翰事ノ終ニ
J16_0665B19: 如此ノ文體諸記ニ往往ナリ
J16_0665B20: ここに上人てづから筆をそめて。彼狀に勘付せられ
J16_0665B21: て云。已上二箇條。以外僻事也。源空全以如是事
J16_0665B22: 不申候。以釋迦彌陀爲證更如然僻事所不申
J16_0665B23: 候也云云上人自筆の誓文。末代念佛の龜鏡なり。彼書
J16_0665B24: いままさしく世にあり。たれかこれをうたがはんこ
J16_0665B25: の相傳の義。すこぶる信受するにたれる者歟。
J16_0665B26: 畫圖
J16_0665B27: ●疑問ヲ注セル狀ノ面ニ所勘ノ趣ヲ條條ノ下ニ注
J16_0665B28: シ付ルヲ勘付ト云ナリ薩戒記十三ニ永亨二年二月十
J16_0665B29: 八日中御門宰相宗繼除目執筆問事不審等注出一
J16_0665B30: 卷被送之云勘付可送給云云予已注付愚案趣
J16_0665B31: 送之中畧ナトアリ●拾遺語燈錄上云黑谷遣鎭西
J16_0665B32: 狀云金剛寳戒章僞書也源空全如是事不述
J16_0665B33: このひじり。安貞二年の冬。肥後國往生院にして。
J16_0665B34: 四十八日の別時念佛を修せられしとき。後昆の異義

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