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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0664A01: 秘奧大師ノ實義ト稱スルナランカクノ如ノ邪説放
J16_0664A02: 興在世既ニ發ル是以光師當時ノ邪僻ヲ碎キ未來ノ
J16_0664A03: 迷沒ヲ憐テ決ヲ大師ニ取ル然トモ其後尚固ク執シ
J16_0664A04: テ棄ス流行彌盛ナリ了惠上人拾遺語燈錄上卷ノ
J16_0664A05: 末ニ僞書ノ妄リニ正敎ヲ亂ルコトヲ恐テ別ニ一
J16_0664A06: 件擧多僞書諭後學者其中亦載此三卷又長樂
J16_0664A07: 寺ノ鏡空上人ノ奧書ニ此書ハ法本房行空之輩僞作
J16_0664A08: シテ妄ニ上人ノ作ト云全不可用ト云云
J16_0664A09: 此眞僞をあきらめんがために。元久二年三月門弟度
J16_0664A10: 脱房をつかひとして。書狀を上人に進ずるに。件の
J16_0664A11: 兩條くはしくこれをかきのせて。むかし座下に侍し
J16_0664A12: に。漢家の先賢。淨土の法門を釋する。その義蘭菊
J16_0664A13: なれとも。善導の御心は。彌陀の本願の專修正行。
J16_0664A14: これ往生極樂の正路。この宗の元意なるよし。つね
J16_0664A15: に仰をうけたまはりき。いまだかくのごときのこと
J16_0664A16: をきかず。これ機なを熟せざるゆへに御敎訓を蒙ざ
J16_0664A17: るか。はやく一家の狼藉をとどめ。末代の念佛を印
J16_0664B18: 持せんがために。御在世のとき是非を决斷し。御證
J16_0664B19: 判を給て。專修の一行をたてんとおもふ。取意畧抄
J16_0664B20: 度脱房未考
J16_0664B21: ●今文巨細ヲ略セリ九卷傳ニ具ニ載テ云淨土宗ノ
J16_0664B22: 小僧辨長上人ノ御房ノ法座前ヘ誠惶誠恐謹言
J16_0664B23: 二箇條疑問事
J16_0664B24: 一鏡像圓融疑問事
J16_0664B25: 二金剛寳戒疑問事
J16_0664B26: 一鏡像圓融疑問者所謂或淨土宗學者向天台宗學
J16_0664B27: 者相語云天台宗與淨土宗其義是一致也所以天
J16_0664B28: 台宗以鏡像之譬顯圓融之法淨土宗亦復如是
J16_0664B29: 以此鏡像圓融之義爲淨土宗最底是則淨土宗甚
J16_0664B30: 深義也暫善導和尚爲誘引初心之人制止難
J16_0664B31: 行勸進專修理實以鏡像圓融之譬得其意爲
J16_0664B32: 後心之人天台淨土是則一同也云云天台諸宗之人者
J16_0664B33: 以鏡像圓融之譬用淨土宗最底者以淨土宗不
J16_0664B34: 可立別宗只以天台摩訶止觀等可立淨土宗

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