浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0664A01: | 秘奧大師ノ實義ト稱スルナランカクノ如ノ邪説放 |
J16_0664A02: | 興在世既ニ發ル是以光師當時ノ邪僻ヲ碎キ未來ノ |
J16_0664A03: | 迷沒ヲ憐テ決ヲ大師ニ取ル然トモ其後尚固ク執シ |
J16_0664A04: | テ棄ス流行彌盛ナリ了惠上人拾遺語燈錄上卷ノ |
J16_0664A05: | 末ニ僞書ノ妄リニ正敎ヲ亂ルコトヲ恐テ別ニ一 |
J16_0664A06: | 件擧多僞書諭後學者其中亦載此三卷又長樂 |
J16_0664A07: | 寺ノ鏡空上人ノ奧書ニ此書ハ法本房行空之輩僞作 |
J16_0664A08: | シテ妄ニ上人ノ作ト云全不可用ト云云 |
J16_0664A09: | 此眞僞をあきらめんがために。元久二年三月門弟度 |
J16_0664A10: | 脱房をつかひとして。書狀を上人に進ずるに。件の |
J16_0664A11: | 兩條くはしくこれをかきのせて。むかし座下に侍し |
J16_0664A12: | に。漢家の先賢。淨土の法門を釋する。その義蘭菊 |
J16_0664A13: | なれとも。善導の御心は。彌陀の本願の專修正行。 |
J16_0664A14: | これ往生極樂の正路。この宗の元意なるよし。つね |
J16_0664A15: | に仰をうけたまはりき。いまだかくのごときのこと |
J16_0664A16: | をきかず。これ機なを熟せざるゆへに御敎訓を蒙ざ |
J16_0664A17: | るか。はやく一家の狼藉をとどめ。末代の念佛を印 |
J16_0664B18: | 持せんがために。御在世のとき是非を决斷し。御證 |
J16_0664B19: | 判を給て。專修の一行をたてんとおもふ。取意畧抄 |
J16_0664B20: | 度脱房未考 |
J16_0664B21: | ●今文巨細ヲ略セリ九卷傳ニ具ニ載テ云淨土宗ノ |
J16_0664B22: | 小僧辨長上人ノ御房ノ法座前ヘ誠惶誠恐謹言 |
J16_0664B23: | 二箇條疑問事 |
J16_0664B24: | 一鏡像圓融疑問事 |
J16_0664B25: | 二金剛寳戒疑問事 |
J16_0664B26: | 一鏡像圓融疑問者所謂或淨土宗學者向天台宗學 |
J16_0664B27: | 者相語云天台宗與淨土宗其義是一致也所以天 |
J16_0664B28: | 台宗以鏡像之譬顯圓融之法淨土宗亦復如是 |
J16_0664B29: | 以此鏡像圓融之義爲淨土宗最底是則淨土宗甚 |
J16_0664B30: | 深義也暫善導和尚爲誘引初心之人制止難 |
J16_0664B31: | 行勸進專修理實以鏡像圓融之譬得其意爲 |
J16_0664B32: | 後心之人天台淨土是則一同也云云天台諸宗之人者 |
J16_0664B33: | 以鏡像圓融之譬用淨土宗最底者以淨土宗不 |
J16_0664B34: | 可立別宗只以天台摩訶止觀等可立淨土宗 |