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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0663A01: ナカルヘキニヤ又良忠上人到筑紫謁光師而
J16_0663A02: 上洛時於當寺勸奬四衆亦作自影侍大師光
J16_0663A03: 師影ト云元祿十五年三祖ノ影城下ノ大林寺ニ遷
J16_0663A04: 座アリ淨土源流章云西山第四世孫見性大德門下
J16_0663A05: 有快喜者住豫州宇和郡弘持所傳同三世孫
J16_0663A06: 觀日門人有豫州成信聖人又證入西山面受之門下有豫
J16_0663A07: 州蓮宿公中畧是皆鎭西ノ遺風ニ扇カレテ出生セル
J16_0663A08: 者歟●淮南子一云聖人不貴尺之璧而重寸之
J16_0663A09: 陰晋書陶侃傳云禹惜寸陰●研ハミカクト訓ス
J16_0663A10: 覈ハ物ヲ考テ其實ヲ得ヲ云説文增韻ナリ●水ヲ器ニウ
J16_0663A11: ツストハ傳授ノ相違ナキヲ云ナリ第十卷ニ見エタ
J16_0663A12: リ本傳云凡日日參學都無懈怠非啻聞淨土
J16_0663A13: 兼亦涉餘宗爰有眞觀法師而諭云奉覲上人
J16_0663A14: 毎夜稱名不顧疲勞連日談義從晨至暮老體豈
J16_0663A15: 無有竆屈宐有意忠義自今以後二日一參云
J16_0663A16: 云依之一日不參漸至暮天上人遣使而曰今日
J16_0663A17: 遲參有何障耶今欲談法門應疾來也得此
J16_0663B18: 使節始識傳法志深屢抑感涙即時參學云云畧書
J16_0663B19: つゐに學なり功をへて。元久元年八月上旬。吉水の
J16_0663B20: 禪室を辭して。鎭西の舊里にかへり淨土一宗を興す
J16_0663B21: るに。利益四遠にあまねし。
J16_0663B22: ●本傳云道俗歸者二千餘人男女去者其數幾耶
J16_0663B23: 云云
J16_0663B24: ここにある學者上人の門弟と號して云。淨土甚深の
J16_0663B25: 秘義は。天台圓融の法門におなじ。これ此宗の最底
J16_0663B26: なり。又密密の口傳あり。金剛寳戒これなり。善導
J16_0663B27: の雜行を制して。專修をすすめ給は。しばらく初心
J16_0663B28: の行人のためなり。さらに實義にあらず。これすな
J16_0663B29: はち上人の相傳なりと。云云
J16_0663B30: ●今世ニ金剛寳戒章ト名クルモノ三卷アリ其上卷
J16_0663B31: ヲ金剛寶戒訓授章ト云ヒ其下卷ヲ金剛寳戒釋義章
J16_0663B32: ト云フ又一卷アリテ金剛寳戒秘決章ト名ツク是
J16_0663B33: 蓋シ大師ノ門徒ノ中ニ異見ヲ生セル者僞テ書ヲ著
J16_0663B34: シ名ヲ大師ニカリテ時ノ人ヲ誑惑シテ殊ニ宗門ノ

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