浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0628A01: | 達磨和尚配所ノ艸ニ名ヲ埋盛衰記五ト云云達磨大師ハ |
J16_0628A02: | 光統律師流支三藏ノ爲ニ數數毒害セラレテ第六度 |
J16_0628A03: | ニ至テ化縁已畢ヌレハ遂ニ救フコトヲエス端居シ |
J16_0628A04: | テ入滅ス熊耳山ニ葬テ塔ヲ定林寺ニ起ツ後三年ヲ |
J16_0628A05: | 經テ魏宋雲天竺ヨリ廻トキ蔥嶺ニテ遇ケルニ手ニ |
J16_0628A06: | 隻履ヲ擕ヘテ獨逝給ヘリ師ハ何クニカ往給フト問 |
J16_0628A07: | ケレハ西天ニ去トテ雲ニ謂曰汝主已厭世ト云テ |
J16_0628A08: | 別レシカ宋雲本國ニ還テ果シテ後魏孝明帝崩シヌ |
J16_0628A09: | 孝莊即位ニ及テ具ニ其事ヲ奏シケレハ帝壙ヲ啓カ |
J16_0628A10: | シムルニ只空棺ニシテ一隻ノ革履ノミアリ天下驚 |
J16_0628A11: | 歎シテ詔ヲ奉テ隻履ヲ取テ少林寺ニ於テ供養ス |
J16_0628A12: | 傳燈錄ト梁高僧傳以下ノ諸傳達磨配流ノ事ヲ不載 |
J16_0628A13: | 更ニ知人ノ考ヲ俟ノミ凡此類第三十四卷ニモ見エ |
J16_0628A14: | タリキ然ニ本邦ノ古書ノ中ニ此等一行流罪樂天權化等ノ事跡 |
J16_0628A15: | 往往ニ載ラル疑ラクハ其流類ヲ集勒シケル書ノ昔 |
J16_0628A16: | 時別ニ行ハレケルガ今ハ亡失シテ見在セサルナラ |
J16_0628A17: | ンカシ●慈恩大師ハ長安ノ人ナリ慈恩寺ノ翻經院 |
J16_0628B18: | ニテ入滅シ給フヲ樊村ノ北渠ニ葬ル玄弉ノ塋ニ祔 |
J16_0628B19: | スト宋僧傳等配流ノ事亦未考●一首ヲ詠シタマフコ |
J16_0628B20: | ト律師モトヨリ和歌ニヨカリケルニヤ其詠拾玉集 |
J16_0628B21: | ニ往往ニ載ラレタリ |
J16_0628B22: | ●光統流支毒害ノ事佛祖通載ニ評説甚明ナリ●塋ハ字彚ニ墓也祔ハ合葬也檀弓季武子曰周公蓋祔 |
J16_0628B23: | 同十二月十三日。同月廿日改元安貞元年也申時にいたりて律師の |
J16_0628B24: | 給けるは。往生のときすでにいたれり。予が義の邪正 |
J16_0628B25: | をも。一向專修の往生の手本をも。ただいまあらはす |
J16_0628B26: | べきなりとて。彌陀の三尊にむかひ。五色の糸を手に |
J16_0628B27: | かけ。端坐合掌して。高聲念佛二百餘遍ののち。彌 |
J16_0628B28: | 陀身色如金山。相好光明照十方。唯有念佛蒙光攝。當 |
J16_0628B29: | 知本願最爲強の文を唱へたまふ。門弟正智。唯願等 |
J16_0628B30: | おなしくこれをとなへて。臨終の一念は。百年の業 |
J16_0628B31: | にすぐれたりと申けれは。すこしゑみをふくみ。本尊 |
J16_0628B32: | を瞻仰し。高聲に念佛し。禪定に入がことくして。 |
J16_0628B33: | をはりをとりたまひぬ。春秋八十なり。彩雲軒をめ |