浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0624A01: | 沙汰なりしに。かの堂衆等。寺用をむさぼり。獨步 |
J16_0624A02: | のあまり。衆徒を忽緖し。あまさへ八王寺の社壇を |
J16_0624A03: | 城墎として。惡行をたくみしかは。建久三年冬のこ |
J16_0624A04: | ろ。官兵をさしつかはされ。堂衆をしりぞけられし |
J16_0624A05: | のちは。諸堂の安居以下。みな衆徒の沙汰にてつと |
J16_0624A06: | めけるに。根本中堂の安居の結願に。導師の沙汰あ |
J16_0624A07: | りしとき。隆寬その器量たるよし。衆議をふるところ |
J16_0624A08: | に。法然房の弟子となり。專修念佛を行とするうへ |
J16_0624A09: | は。吾山の唱導しかるべからざるむね。嗷嗷の沙汰 |
J16_0624A10: | にをよびしかとも。抜群の名譽。傍若無人なりしか |
J16_0624A11: | は。異義の衆徒をなだめ。つゐに招請せられけるに。 |
J16_0624A12: | 大師草創のはしめより。末代繁昌の今にいたるま |
J16_0624A13: | て。辨説たまをはき給ひけれは。衆徒感歎のこゑひ |
J16_0624A14: | びきをなし。諸人隨喜の涙たもとをうるほす賞翫の |
J16_0624A15: | あまり。律師いまだ凡僧なりけるに。東西の坂を乘 |
J16_0624A16: | 輿すべしとそ。ゆるされにける。 |
J16_0624A17: | 畫圖 |
J16_0624B18: | ●抑ハ發語ノ辭●イロヒトハ支配ト云ニ同意ナリ |
J16_0624B19: | 盛衰記ナトニ綺ノ字ヲ書ケリ源氏ニイツトナクイ |
J16_0624B20: | ロヒツカウマツル人ナレハ松風トアルヲトリアツカ |
J16_0624B21: | フ心歟ト孟津注セリ此比堂衆威ニツノリ衆徒ハナキ |
J16_0624B22: | カ如クナリキ事第二十六卷ニ注シヌ●忽緖ハ事ヲ |
J16_0624B23: | ユルカセニスルナリ第廿六ニ注シヌ●寺用トハ常 |
J16_0624B24: | 住物等ナリ燈油香華供米修理ナトノ物料ナリ三代 |
J16_0624B25: | 實錄卅九ニ元慶五年三月十一日勑淸和院大浦庄懇 |
J16_0624B26: | 田二十八町五段百八十九步在近江國淺井郡依 |
J16_0624B27: | 院牒狀永施捨延曆寺文殊樓七軀大聖文殊并五 |
J16_0624B28: | 佛燃燈修理等料又仁和二年七月五日延曆寺西塔 |
J16_0624B29: | 院釋迦佛夜長燈油料ヲ寄セラルルノ勅ナトアリ此 |
J16_0624B30: | 類諸記ノ中ニ散在セリ●東鑑十八ニ八月六日ノ合 |
J16_0624B31: | 戰ニ依被下院宣堂衆者同七日弃城退散學生 |
J16_0624B32: | 者同十九日出城下落訖於今者存靜謐由之處同 |
J16_0624B33: | 廿八日復蜂起本院學生同心羣居靈山長樂寺祇園 |
J16_0624B34: | 等重欲及濫行同十月十日堂衆等以金子山 |