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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0599A01: 七月五日專修念佛者配流官符請方隆寬律師還俗名ク山遠里ト
J16_0599A02: 配陸奧後日被ル改メ他所ニ云云空阿彌陀佛改テ名ク原秋澤ト薩摩成覺改名枝重
J16_0599A03: 岐島ト十六門記ニ安貞元年比叡山ノ衆徒一同ニ僉
J16_0599A04: 議スト云云同廿二日ニ山門ノ使者大谷ニ下來テ廟堂
J16_0599A05: ヲ破ラントスト云云座主記云嘉祿三年七月五日配
J16_0599A06: 流專修念佛張本隆寬成覺空阿彌陀等之由宣下是
J16_0599A07: 依山門之訴訟也云云●何平叔カ景福殿賦ニ其結構
J16_0599A08: 則修梁彩制ナト云ハ殿屋ヲ飾設ケタル事巧ナルヲ
J16_0599A09: イヘリ今此ニ結構ト云ヘルハ徒黨ヲムスヒ惡行ヲ
J16_0599A10: 企ツルヲ云ヘリ
J16_0599A11: つゐに勅許ありしかは。嘉祿三年六月廿二日。山門
J16_0599A12: より所司專當をさしつかはして。廟堂を破却せんと
J16_0599A13: す。ここに六波羅の修理亮平時氏。禁制のために使
J16_0599A14: 者をさしつかはす。頓宮の内藤五郞兵衛尉盛政法師
J16_0599A15: 西佛。子息一人を相具してまかりむかふ。たとひ勅
J16_0599A16: 許ありといふとも。武家にあひふれらるへし。左右
J16_0599A17: なく狼籍をいたすことはなはだ自由也。すべからく
J16_0599B18: 苛法の惡行をとどめて。穩便の沙汰をいたすへし。
J16_0599B19: もし制法にかかはらずは。法にまかすへきよし。禁
J16_0599B20: 遏のことばをつくすといへとも。なを承引せず。廟墳
J16_0599B21: をやぶり房舍をこぼちければ。
J16_0599B22: ●六波羅ハ六波羅蜜寺ノ西建仁寺ノ南ナリ此地ハ舊池大納言賴盛卿ノ宅地ナリシヲ文治六年十一月賴朝卿上洛ノ比在京ノ宿所ニ申請テ造作セラル其後第ヲ南北ニ造テ兩守護ノ居處トシキ因兩六波羅ト云●平時氏ハ北條武藏守泰時ノ母男ハ三浦ノ義村カ女也元仁元年六月廿九日掃部助時盛相州時房ノ一男武藏太郞時氏上洛シテ京都ノ守護トナル●盛政法師西佛ハ平相國淸盛ノ息維盛ヨリ五代行平ノ息貞平ニ息男ナカリケレハ弟盛政ヲ養子トス盛政ハ右京太夫トナリテ引付頭人ナリ系圖
J16_0599B23: ●拾芥抄下云行事勾當公文謂之所司興福寺及高
J16_0599B24: 野山ナトニ公文目代ト稱ス多クハ俗事ヲ司トル由
J16_0599B25: 舊記ニ見エタリ三井寺ニハ妻帶法師ノ寺所屬ノ民
J16_0599B26: 家ノ雜事ヲ預聽者ニ公文所ト稱スルアリ專當又ハ
J16_0599B27: 船頭トモ書タリ東鑑廿三是又南北山寺トモニアテ皆下
J16_0599B28: 法師ノ多クハ妻ヲ帶タル者ナリ神事法會ニ臨テ兵

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