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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0564A01: 上人すでに往生し給へるかとおほえてさめぬ
J16_0564A02: ●花園准后未考●參河局未考指南鈔ニハ白川ニ住セルトアリ
J16_0564A03: ●太皇太后宮天子ノ祖母也皇太后宮天子ノ母 也皇后宮天子ノ正妻也ヲ三
J16_0564A04: 宮ト云按ニ勳功或寵臣或有德人等ニ准三宮毎年
J16_0564A05: 給官爵也其寄輕キ事ニアラス侍女ハ給仕ノ女ナ
J16_0564A06: リ觀經ニ韋提希夫人ニ五百ノ侍女アリト云類ナリ
J16_0564A07: 花園參河主從ハ士女ノ部ノ如シ
J16_0564A08: 花山院右大臣家の靑侍江内ならびに八幡の住人。右
J16_0564A09: 馬允時廣が子息金剛丸は。同夜に上人往生の儀を見
J16_0564A10: て二十五日の早旦に人人にかたる
J16_0564A11: ●花山院右大臣ハ兼雅公ナリ●江内未考●右馬允時廣未考東鑑文治五年紀ニ經兼カ曾孫小權守時廣ト云アリ又文永二年紀ニ右馬助時廣アリ●金剛丸未考東鑑ニ時兼ハ時廣カ男ニテ和田義盛ニ合力セシ人ニテ行方シレストアリ
J16_0564A12: ●靑侍ハ事ニ未熟ナル意ニテ堂上方ニ侍ル布衣ノ
J16_0564A13: 輩ヲ云トソ内ノ字ヲツク事第一卷ニ注シヌ指南鈔
J16_0564A14: ニハ江内カシタシキ女房三日カ間打ツツキ三度マ
J16_0564B15: テ夢ニ見シトアリ
J16_0564B16: 天王寺の松殿法印靜尊は。二十五日午尅に。脇息によ
J16_0564B17: りかかりて休息し給へる夢に上人往生の時。車の輪
J16_0564B18: のことくなる。八輻輪の八方のさきことに雜色の幡
J16_0564B19: をかけて。東より西へゆくに。金色の光四方をてら
J16_0564B20: し天地にみちみちて。日光映蔽せらると見たまふ。
J16_0564B21: 一切經谷の袈裟王丸は。二十五日の夜童子玉の幡を
J16_0564B22: さして。千萬の僧衆香爐をとり。上人を圍繞して。
J16_0564B23: 西にゆき給と見る。
J16_0564B24: ●松殿法印靜尊ハ後長岡右大臣内磨公十一代之後少納言實家之三男山阿闍梨靜尊アリ又近衞攝政關白相國基實公五代之後權中納言道嗣ノ七男寺法印靜尊アリ●一切經谷ハ粟田口神明ノ社ノ東南一町ハカリニ一切經谷慈覺谷ナト云アリ●袈裟王丸未考
J16_0564B25: ●指南鈔ニ靜尊高雄寺ニコモリ居テヒコロ法然聖
J16_0564B26: 人ト云人アリトバカリシリテイマタ對面ニヲヨハ
J16_0564B27: スシカルニ正月廿五日午時ハカリニアル貴所ヨリ
J16_0564B28: 阿彌陀經ヲアツラエテカカセラルル事アリテ出文

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