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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0563A01: ヲ云韻會ニ説文符信也漢制以竹長六寸分而相
J16_0563A02: 合从竹付聲
J16_0563A03: 又上人往生の前後に。諸人の瑞夢これおほし。四條
J16_0563A04: 京極の。薄師眞淸は。正月十九日の夜夢に。東山の
J16_0563A05: 法然上人禪房のうへに紫雲そびけり。人ありてこれ
J16_0563A06: は往生の雲なりといふと見る。次の日巳時に。紫雲
J16_0563A07: かの房のうへにおほへり。處處にこれを見る。ゆめ
J16_0563A08: と符合す。弟子念あみたふは。同廿三日の夜上人往
J16_0563A09: 生の紫雲。ならびにしろきひかり虚空にみち。異香
J16_0563A10: をかぐと見る。
J16_0563A11: ●京極ハ東西ノ京極アリ東京極ハ今ノ寺町ナリ
J16_0563A12: ●薄師ハ金銀ナト打ノベテ世ヲワタル者ナリ天台
J16_0563A13: ノ釋ニ師有匠成之能ナト名義集ノ一アテ細工ノ人ヲ師
J16_0563A14: 匠ト云ナリ匠摠シテ器ヲ造ル者ヲイヒ又ソノ家業
J16_0563A15: ヲ人ニ敎授ルヲ師ト云ナリ指南鈔親鸞ニハ四條京極
J16_0563A16: ニスミ侍ケル薄師字太郞マサイエト申モノ正月十
J16_0563A17: 五日ノ夜トアリ●念アミタフハ指南鈔ニ此人アマ
J16_0563B18: ナリト云又廿五日辰時ノ夢ヲモ載タリ
J16_0563B19: 三條小川の。倍從信賢か後家の養女。ならびに仁和
J16_0563B20: 寺の。比丘尼西妙は。廿四日の夜。明日午時に往生
J16_0563B21: し給へしと見て。おどろききたりて終焉にあふ。
J16_0563B22: ●倍從信賢未考●比丘尼西妙未考
J16_0563B23: ●三條小川ハ此人ノ所住ノ地ナリ倍從ハ常ニ又内
J16_0563B24: トイヘリ蔡邕獨斷云諸侯境内自相以下皆爲諸
J16_0563B25: 侯稱臣於朝皆稱陪臣也又備貳臣也倍物相臣
J16_0563B26: 陪重也備也貳也謂重二曰倍史記周本紀云陪臣
J16_0563B27: 敢辭服虔曰陪重也諸侯之臣於天子故云陪臣指
J16_0563B28: 南鈔ニ倍從信賢カ後家ノ尼ノモトニオサナキ女子
J16_0563B29: アリ乘願房ト申ヒシリニ此夢ヲカタリキト云●西
J16_0563B30: 妙ハ指南鈔ニハ乘阿彌陀佛ト申アマアリト云
J16_0563B31: 花園の准后の侍女參河局は廿四日の夜の夢に。上人
J16_0563B32: の住房を見れは。四方に錦の帳をたれたり。色色あ
J16_0563B33: ざやかにしてけぶりまたみちみてり。よくよくこ
J16_0563B34: れを見れは。けふりにはあらずすなはち紫雲なり。

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