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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0557A01: 也●釋名ニ廟貌也先祖形貌所在也文選向注ニ廟
J16_0557A02: 堂也遺跡ト同意也●トマヤハ苫屋也説文ニ苫蓋也
J16_0557A03: 徐曰編茅也廣韻ニ草覆屋也蓬宿淺茅宿蘆屋茅屋
J16_0557A04: ミナ同意ナリ只形ノ如ナル住居ヲ云ナリ後撰集ニ
J16_0557A05: 天智天皇秋ノ田ノカリホノ庵ノ苫ヲアラミ我衣手
J16_0557A06: ハ露ニヌレツツ新古今ニ藤定家朝臣ナカムレハ花
J16_0557A07: モ紅葉モナカリケリウラノトマヤノ秋ノ夕クレ
J16_0557A08: 十一日の辰時に。上人おき居給て高聲念佛し給ふ。
J16_0557A09: きく人みな涙をながす。弟子等につげてのたまは
J16_0557A10: く。高聲に念佛すへし。彌陀佛のきたり給へるな
J16_0557A11: り。このみなをとなふれば。一人としても往生せず
J16_0557A12: といふ事なしとて。念佛の功德をほめ給ことあたか
J16_0557A13: もむかしのことし。觀音勢至菩薩聖衆現じてましま
J16_0557A14: す。おがみたてまつるやとの給へは。弟子等おかみ
J16_0557A15: たてまつらずと申。これをきき給て。いよいよ念佛
J16_0557A16: すへしとすすめ給ふ。
J16_0557A17: 畫圖
J16_0557B18: 同日の巳時に。弟子等三尺の彌陀の像をむかへたて
J16_0557B19: まつりて。病床のみぎにたて奉りて。この佛おがみ
J16_0557B20: ましますやと申に。上人ゆびにてそらをさしてこの
J16_0557B21: ほとけのほかに又佛まします。おかむやいなやとお
J16_0557B22: ほせられて。すなはちかたりての給はく。おほよそ
J16_0557B23: この十餘年よりこのかた。念佛功つもりて。極樂の
J16_0557B24: 莊嚴。及佛菩薩の眞身を。おかみたてまつる事つね
J16_0557B25: の事なり。しかれどもとしごろは秘していはず。い
J16_0557B26: ま最後にのぞめり。かるがゆへにしめすところなり
J16_0557B27: と。また弟子等。佛の御手に五色の糸をつけて。と
J16_0557B28: りましませとすすめ申せは。上人のたまはく。かや
J16_0557B29: うの事は。これつねの人の儀式なり。わが身にをき
J16_0557B30: ては。いまだかならすしもしからずとて。つゐにと
J16_0557B31: り給はす。
J16_0557B32: ●トシコロハ祕シテイハス等トハ祕スルハ世人ノ
J16_0557B33: 毀謗ヲ守リ又魔事ヲ愼ム楞嚴般若等ノ意シメスハ他ノ信ヲ
J16_0557B34: ススムトナリ觀念法門云欲命終時病人若見前

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