浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
J16_0557A01: | 也●釋名ニ廟貌也先祖形貌所在也文選向注ニ廟 |
J16_0557A02: | 堂也遺跡ト同意也●トマヤハ苫屋也説文ニ苫蓋也 |
J16_0557A03: | 徐曰編茅也廣韻ニ草覆屋也蓬宿淺茅宿蘆屋茅屋 |
J16_0557A04: | ミナ同意ナリ只形ノ如ナル住居ヲ云ナリ後撰集ニ |
J16_0557A05: | 天智天皇秋ノ田ノカリホノ庵ノ苫ヲアラミ我衣手 |
J16_0557A06: | ハ露ニヌレツツ新古今ニ藤定家朝臣ナカムレハ花 |
J16_0557A07: | モ紅葉モナカリケリウラノトマヤノ秋ノ夕クレ |
J16_0557A08: | 十一日の辰時に。上人おき居給て高聲念佛し給ふ。 |
J16_0557A09: | きく人みな涙をながす。弟子等につげてのたまは |
J16_0557A10: | く。高聲に念佛すへし。彌陀佛のきたり給へるな |
J16_0557A11: | り。このみなをとなふれば。一人としても往生せず |
J16_0557A12: | といふ事なしとて。念佛の功德をほめ給ことあたか |
J16_0557A13: | もむかしのことし。觀音勢至菩薩聖衆現じてましま |
J16_0557A14: | す。おがみたてまつるやとの給へは。弟子等おかみ |
J16_0557A15: | たてまつらずと申。これをきき給て。いよいよ念佛 |
J16_0557A16: | すへしとすすめ給ふ。 |
J16_0557A17: | 畫圖 |
J16_0557B18: | 同日の巳時に。弟子等三尺の彌陀の像をむかへたて |
J16_0557B19: | まつりて。病床のみぎにたて奉りて。この佛おがみ |
J16_0557B20: | ましますやと申に。上人ゆびにてそらをさしてこの |
J16_0557B21: | ほとけのほかに又佛まします。おかむやいなやとお |
J16_0557B22: | ほせられて。すなはちかたりての給はく。おほよそ |
J16_0557B23: | この十餘年よりこのかた。念佛功つもりて。極樂の |
J16_0557B24: | 莊嚴。及佛菩薩の眞身を。おかみたてまつる事つね |
J16_0557B25: | の事なり。しかれどもとしごろは秘していはず。い |
J16_0557B26: | ま最後にのぞめり。かるがゆへにしめすところなり |
J16_0557B27: | と。また弟子等。佛の御手に五色の糸をつけて。と |
J16_0557B28: | りましませとすすめ申せは。上人のたまはく。かや |
J16_0557B29: | うの事は。これつねの人の儀式なり。わが身にをき |
J16_0557B30: | ては。いまだかならすしもしからずとて。つゐにと |
J16_0557B31: | り給はす。 |
J16_0557B32: | ●トシコロハ祕シテイハス等トハ祕スルハ世人ノ |
J16_0557B33: | 毀謗ヲ守リ又魔事ヲ愼ム楞嚴般若等ノ意シメスハ他ノ信ヲ |
J16_0557B34: | ススムトナリ觀念法門云欲命終時病人若見前 |