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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0512A01: 此方ニハ無數ト云シカレトモ全カキリナキニアラ
J16_0512A02: ス只ソノ多キヲ顯ハシテ無數トハ云名義集ナリ●自
J16_0512A03: 證明ラカナルヲ自覺トイヒ他ヲ悟ラシムルヲ覺他
J16_0512A04: ト云是自證化他ノ二行ナレハ共ニ覺行ト云ナリ是
J16_0512A05: イマタ極メテ圓滿セヌヲ菩薩トイヒ圓滿成就スル
J16_0512A06: ヲ佛ト云サレハ佛ハ此覺行ノ至極ヲツクシテ缺ル
J16_0512A07: 所ナケレハ窮滿トハ云ナリ是經論ノ中ニ佛ノ字
J16_0512A08: ヲ釋スルノ文又善導觀經ノ佛ノ字ヲ釋シ給フ文ナ
J16_0512A09: リ●佛ハ一切ノ煩惱コトコトク斷盡シ一切ノ功德
J16_0512A10: ミナ具足シ給ヘハ萬德無漏ト云ナリ漏ハ煩惱ヲ云
J16_0512A11: 第六卷ニ注シヌ●コノ證ニヨリテトハコノ證據ヲ
J16_0512A12: 依用シテトナリ●ヤフレミタレントノタマヘリ
J16_0512A13: トハ觀念法門ニノ給ヘルナリ本文壞爛トアレハヤ
J16_0512A14: ブレタタレント云ヘキニヤ●三途ノ身ヲハナルヘ
J16_0512A15: カラストノ給ヘリトハ法事讃下卷ニノ給ヘリ
J16_0512A16: 彌陀の四十八願こといは。無三惡趣。不更惡趣。乃至
J16_0512A17: 念佛往生等の願これなり。すべて四十八願の中に。
J16_0512B18: いづれの願か一として成就し給はぬ願あるべき。願
J16_0512B19: ごとに不取正覺とちかひて。いますでに正覺をなり
J16_0512B20: 給へる故也。然を無三惡趣の願を信ぜずして。かの
J16_0512B21: 國に惡道ありといふ者はなし。不更惡趣の願を信ぜ
J16_0512B22: すして。かのくにの衆生いのちをはりてのち。又惡
J16_0512B23: 道にかへるといふ者はなし。悉皆金色の願を信ぜす
J16_0512B24: して。かのくにの衆生は。金色なるもあり。白色な
J16_0512B25: るもありといふ者はなし。無有好醜の願を信せすし
J16_0512B26: て。かのくにの衆生は。かたちよきもあり。わろき
J16_0512B27: もありといふ者はなし。乃至天眼天耳。光明壽命。
J16_0512B28: をよび得三法忍の願にいたるまで。これにおいてう
J16_0512B29: たがひをなす者はいまだ侍らす。ただ第十八の願に
J16_0512B30: をいて念佛往生の願ひとつを信ぜざる也。この願を
J16_0512B31: うたがはば。餘の願をも信ずべがらす。餘の願を信
J16_0512B32: せば。この一願をうたがふべけんや。法藏比丘。い
J16_0512B33: まだほとけになり給はずといはば。これ謗法になり
J16_0512B34: なんかし。もし又なり給へりといはば。いかがこの

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