浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0505A01: | と證誠し給へり。これ又さきの弘願のゆへ也。又般 |
J16_0505A02: | 舟三昧經にいはく。跋陀和菩薩阿彌陀にとひていは |
J16_0505A03: | く。いかなる法を行じてか。かのくににむまるへき |
J16_0505A04: | と。阿彌陀ほとけの給はく。わがくにに來生せんと |
J16_0505A05: | おもはんものはつねに我名を念してやむことなか |
J16_0505A06: | れ。かくのごとくして。わがくにに來生することを |
J16_0505A07: | うとの給へり。これ又弘願のむねを。ほとけみづか |
J16_0505A08: | らの給へり。又五臺山の大聖竹林寺の記にいはく。 |
J16_0505A09: | 法照禪師。淸凉山にのぼりて大聖竹林寺にいたる。 |
J16_0505A10: | ここに二人の童子あり。一人をば善財といひ。一人 |
J16_0505A11: | をば難陀といふ。この二人の童子。法照禪師をみち |
J16_0505A12: | びきて寺のうちにいれて。漸漸に講堂にいたりてみ |
J16_0505A13: | れば。普賢菩薩。無數の眷屬に圍繞せられて座し給 |
J16_0505A14: | へり。文殊師利は一萬の菩薩に圍繞せられて座し給 |
J16_0505A15: | へり。法照禮してとひたてまつりて云。末法の凡夫 |
J16_0505A16: | はいづれの法をか修すべき。文殊師利答ての給は |
J16_0505A17: | く。なんぢすでに念佛せよ。いままさしく是時也 |
J16_0505B18: | と。法照又とひて申さく。まさにいづれをか念ずべ |
J16_0505B19: | きと。文殊又のたまはく。この世界をすぎて。西方 |
J16_0505B20: | に阿彌陀佛まします。かのほとけまさに願ふかくま |
J16_0505B21: | します。なんぢまさに念ずへしと。大聖文殊。法照 |
J16_0505B22: | 禪師にまのあたりの給ひし事也。すべてひろくこれ |
J16_0505B23: | をいへば。諸敎にあまねく修せしめたる法門也。つ |
J16_0505B24: | ぶさにあぐるにいとまあらす。 |
J16_0505B25: | ●雄俊ハ唐高僧傳廿四及瑞應戒珠等往生傳ニ載タリ●楞嚴先德ハ惠心僧都ヲ云ナリ明匠記云▲是有前後前惠心後都率覺超云云●般舟三昧經三卷一名十方現在前立定經後漢月氏國三藏支婁迦讖譯佛説般舟三昧經一卷同譯●五臺山大聖竹林寺ハ山ハ嘉興府ノ内ニアリ大明一統志云云●淸凉山ハ如諸文者五臺淸凉同處異名ト聞エタリ若依大明一統志者淸凉山在府城延安府東北 |
J16_0505B26: | ●安樂集ニ諸凡夫心如野馬識劇猿猴馳騁六 |
J16_0505B27: | 塵何曾停息大般若五百六十八云飄忽不停如風 |
J16_0505B28: | 野馬心地觀經第八云心如猿猴遊五欲樹不暫 |
J16_0505B29: | 住故云云●ヰテハ將字ナリ日本紀等萬葉ニ率トモ書タ |
J16_0505B30: | リ詩經ノ氓ニハ以爾車來以我賄遷トモアリ |