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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0502A01: 淨土の行をしるし給き。そののち曇鸞道綽善導懷感
J16_0502A02: 少康等にいたるまて。このながれをつたへ給へり。
J16_0502A03: そのみちをおもひて。いのちをのべて大仙の法をと
J16_0502A04: らんとおもふに。又道綽禪師の安樂集にも。聖道淨
J16_0502A05: 土の二門をたて給ふはこの心なり。
J16_0502A06: ●菩提流支此云道希唐高僧傳第二ニ見エタリ
J16_0502A07: ●佛法ヲナラハンガタメニ等トハ拾玉集厭離百
J16_0502A08: 首歌雜五十首ノ中ニ慈鎭タヅネ入マコトノ道ヲシ
J16_0502A09: ラヌマニ雲井ノ鶴ニノルヨシモカナ續高僧傳六云
J16_0502A10: 鸞曰欲學佛法恨年命促减尋致書通問陶
J16_0502A11: 及屆山所接對欣然便以仙方十卷用酬遠意
J16_0502A12: 行至洛下逢中國三藏菩提留支鸞往啓曰佛法中
J16_0502A13: 頗有長生不死法勝此土仙經者乎留支唾地曰
J16_0502A14: 是何言歟非相比也此方何處有長生法縱得
J16_0502A15: 長年少時不死終更輪廻三有耳即以觀經授
J16_0502A16: 之曰此大仙方也依之修行當得解説生死
J16_0502A17: 鸞尋頂受所賷仙方並火燒之自行化他流靡弘廣
J16_0502B18: 略取瑞應傳新修傳等亦同●コノ方トハ穢土ヲサシテ云●佛ヲハ
J16_0502B19: 仙ト云コト經論ノ中ニ往往ナリ佛經ミナ大仙ノ法
J16_0502B20: ナル中ニ無量壽經コソ眞ニ不老不死ノ道ナレハ此
J16_0502B21: 經ヲ授給ヘル良ニユヘアルニヤ禮讃中夜偈云阿彌
J16_0502B22: 陀仙兩足尊●ソノミチハ鸞綽等ノ古德ノ遺風ナリ
J16_0502B23: 末世ニソレヲ思ヒテトナリ
J16_0502B24: その聖道門といふは。穢土にして煩惱を斷して菩提
J16_0502B25: にいたる也。淨土門といふは。淨土にむまれてかし
J16_0502B26: こにして煩惱を斷して菩提にいたるなり。いまこの
J16_0502B27: 淨土宗につゐてこれをいへは。又觀經にあかすとこ
J16_0502B28: ろの業因一にあらす。三福九品十三定善。その行し
J16_0502B29: なしなにわかれて。その業まちまちにつらなれり。
J16_0502B30: まづ定善十三觀といふは。日想・水想・地想・寶樹・
J16_0502B31: 寳池・寳樓・花座・像想・眞身・觀音・勢至・普觀
J16_0502B32: 雜觀これ也。つぎに散善三福といふは。一には孝養
J16_0502B33: 父母。奉事師長。慈心不殺。修十善業。二には受持三
J16_0502B34: 歸。具足衆戒。不犯威儀。三には發菩提心。深信因

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