浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0502A01: | 淨土の行をしるし給き。そののち曇鸞道綽善導懷感 |
J16_0502A02: | 少康等にいたるまて。このながれをつたへ給へり。 |
J16_0502A03: | そのみちをおもひて。いのちをのべて大仙の法をと |
J16_0502A04: | らんとおもふに。又道綽禪師の安樂集にも。聖道淨 |
J16_0502A05: | 土の二門をたて給ふはこの心なり。 |
J16_0502A06: | ●菩提流支此云道希唐高僧傳第二ニ見エタリ |
J16_0502A07: | ●佛法ヲナラハンガタメニ等トハ拾玉集厭離百 |
J16_0502A08: | 首歌雜五十首ノ中ニ慈鎭タヅネ入マコトノ道ヲシ |
J16_0502A09: | ラヌマニ雲井ノ鶴ニノルヨシモカナ續高僧傳六云 |
J16_0502A10: | 鸞曰欲學佛法恨年命促减尋致書通問陶 |
J16_0502A11: | 及屆山所接對欣然便以仙方十卷用酬遠意 |
J16_0502A12: | 行至洛下逢中國三藏菩提留支鸞往啓曰佛法中 |
J16_0502A13: | 頗有長生不死法勝此土仙經者乎留支唾地曰 |
J16_0502A14: | 是何言歟非相比也此方何處有長生法縱得 |
J16_0502A15: | 長年少時不死終更輪廻三有耳即以觀經授 |
J16_0502A16: | 之曰此大仙方也依之修行當得解説生死 |
J16_0502A17: | 鸞尋頂受所賷仙方並火燒之自行化他流靡弘廣 |
J16_0502B18: | 略取瑞應傳新修傳等亦同●コノ方トハ穢土ヲサシテ云●佛ヲハ |
J16_0502B19: | 仙ト云コト經論ノ中ニ往往ナリ佛經ミナ大仙ノ法 |
J16_0502B20: | ナル中ニ無量壽經コソ眞ニ不老不死ノ道ナレハ此 |
J16_0502B21: | 經ヲ授給ヘル良ニユヘアルニヤ禮讃中夜偈云阿彌 |
J16_0502B22: | 陀仙兩足尊●ソノミチハ鸞綽等ノ古德ノ遺風ナリ |
J16_0502B23: | 末世ニソレヲ思ヒテトナリ |
J16_0502B24: | その聖道門といふは。穢土にして煩惱を斷して菩提 |
J16_0502B25: | にいたる也。淨土門といふは。淨土にむまれてかし |
J16_0502B26: | こにして煩惱を斷して菩提にいたるなり。いまこの |
J16_0502B27: | 淨土宗につゐてこれをいへは。又觀經にあかすとこ |
J16_0502B28: | ろの業因一にあらす。三福九品十三定善。その行し |
J16_0502B29: | なしなにわかれて。その業まちまちにつらなれり。 |
J16_0502B30: | まづ定善十三觀といふは。日想・水想・地想・寶樹・ |
J16_0502B31: | 寳池・寳樓・花座・像想・眞身・觀音・勢至・普觀 |
J16_0502B32: | 雜觀これ也。つぎに散善三福といふは。一には孝養 |
J16_0502B33: | 父母。奉事師長。慈心不殺。修十善業。二には受持三 |
J16_0502B34: | 歸。具足衆戒。不犯威儀。三には發菩提心。深信因 |