ウィンドウを閉じる

J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0450A01: 間一生ノ分齊ヲ云ナリ
J16_0450A02: 上人御返事云。仰旨謹奉候畢。御信をとらしめ給
J16_0450A03: 樣。折紙具に拜見候に。一分も愚意の所存にたがは
J16_0450A04: す候。ふかく隨喜し奉候なり。近來一念の外の數遍
J16_0450A05: 無益なりと申義出來候。勿論不足言の事に候。文釋
J16_0450A06: を離れて義を申人。すでに證を得候歟。如何尤不
J16_0450A07: 審候。又ふかく本願を信するもの。破戒もかへり見
J16_0450A08: るへからさるよしの事。これまたとはせ給にも不
J16_0450A09: 可及事歟。附佛法の外道外に求へからす。凡は近
J16_0450A10: 來念佛の天魔きをひ來て。かくのこときの狂言いて
J16_0450A11: きたり候歟。なをなを左右にあたはす候。云云取詮
J16_0450A12: 畫圖
J16_0450A13: ●謹奉ハ字彙ニ奉承也ト●不足言ハ第五卷ニ注シ
J16_0450A14: ヌ●ステニ自心ニサトリヲ得タル人ニテ文釋ヲ離
J16_0450A15: レタル己證ノ佛法ヲ説歟トナリ證者ハ文釋ヲ離テ
J16_0450A16: 義ヲ立レトモ自ツカラ佛意ニ叶フ天台ノ諸釋ヲ幸
J16_0450A17: 與修多合ト云ハ若ハ左樣ノ人ニモアリケルニヤト
J16_0450B18: ソ●佛法ニ事ヨセテ邪法ヲ弘ムルヲ附佛法ノ外
J16_0450B19: 道ト云止觀十云邪人不同又爲三一佛法外外道二
J16_0450B20: 附佛法外道三學佛法成外道云云又云二附佛法外道者
J16_0450B21: 起自犢子方廣自以聰明讀佛經書而生一
J16_0450B22: 見附佛法起故得此名云云同記云次明附佛法外
J16_0450B23: 道者亦因佛經以爲生計之由此二宗計出大論
J16_0450B24: 第一云云
J16_0450B25: 成覺房の弟子等。越後國にして。一念義を立ける
J16_0450B26: を。上人の弟子光明房といふひしり。多念の行者な
J16_0450B27: りけるか。心えぬことに思て。かの所述の法門をし
J16_0450B28: るして。上人にうたへ申いれけれは。御返事云。
J16_0450B29: ●念佛名義集銘心抄ニ云ク三卷鎭西御作也ニ爰上人配國ノ後成覺房
J16_0450B30: ノ弟子善心房トイヘル僧越後國ニシテ專此一念義
J16_0450B31: ヲ立ケルヲ光明房トイヘルモノ不心得事ニ思テ
J16_0450B32: 承元三年夏ノ比消息ヲモテ上人ニ尋申ケルニ付
J16_0450B33: テ配所ニテカカレタル一念義停止ノ狀云トテ次
J16_0450B34: 下ノ起請文ヲ擧ラレタリ九卷傳全ク同ス之ニ和語燈錄ニハ越

ウィンドウを閉じる