浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0444A01: | したかはずして。今日往生すべき故に。延引しける |
J16_0444A02: | と悅て。頻に念佛しけれとも。其日もすき次の日も |
J16_0444A03: | 又くれぬ。唯今臨終すへき心地もなかりけれは。上 |
J16_0444A04: | 人の御文を又取出して。往生の後は思出へきなり。 |
J16_0444A05: | 必極樂に參りあへと。自筆の御文にのせられなが |
J16_0444A06: | ら。いそき參らんと心をつくし侍に。おそくむかへ |
J16_0444A07: | させ給ことの心うく侍るよし。連日になげき申ける |
J16_0444A08: | が。正月十三日の夜の夢に。來十五日午尅に迎へき |
J16_0444A09: | よし。上人來て告給と見る。さめてこれを語り歡喜 |
J16_0444A10: | の涙を流しけり。件の日になりにしかは。上人より |
J16_0444A11: | 給たる袈裟をかけ。念珠をもちて。西に向ひ端坐合 |
J16_0444A12: | 掌して。高聲念佛數百遍をとなへ。午の正中に。念 |
J16_0444A13: | 佛と共に息絶えぬ。紫雲空にそびき。異香室にみ |
J16_0444A14: | つ。荼毘の庭に至るまて。そのにほひなをきえさり |
J16_0444A15: | けり。腹を切て後水漿を斷て。五十七日氣力つねの |
J16_0444A16: | ことくして。いたむ所なく。遂に往生をとげにけ |
J16_0444A17: | る。不思議の事なり。 |
J16_0444B18: | ●仁治三壬寅年ハ四條院ノ即位十年也上人滅後三十年ナリ |
J16_0444B19: | ●如法念佛ハ別時念佛ヲ云軌則觀念法門ニ出●五 |
J16_0444B20: | 臟ハ心肝腎肺脾六腑ハ小腸膽膀胱大腸胃三焦●大 |
J16_0444B21: | 口トハ淸少納言ガ枕草子ニハ大口ハ長サヨリモ口 |
J16_0444B22: | ノ廣ケレバト云云●大臣殿トハ順德院御宇建保六 |
J16_0444B23: | 年ニ實朝右大臣ニ任ズ●キモハ肝膽ノ字ナリトモ |
J16_0444B24: | ニキモト訓セリ正クハ膽ヲ云マロキモ何レト云事 |
J16_0444B25: | ヲ未詳靈樞論勇篇ニ黄帝曰願聞勇怯之所由然 |
J16_0444B26: | 少兪曰勇士者目深以堅長衡直揚三焦理橫其心端直 |
J16_0444B27: | 其肝大以堅其膽滿以傍怒則氣盛而胸張肝擧而 |
J16_0444B28: | 膽橫眥裂而目揚毛起面蒼此勇士之由然者也註曰勇 |
J16_0444B29: | 怯之異其由於肝膽者爲多故肝曰將軍之官而 |
J16_0444B30: | 取决於膽又按スルニ鍼灸聚英云心重一十二兩 |
J16_0444B31: | 居肺下膈上中有七孔三毛形如未敷蓮華今心 |
J16_0444B32: | 前ノ程ニマロキモト云ハ是ヲ云歟又或醫云是心包 |
J16_0444B33: | 絡ヲ云ナルベシ●塗香ハ敎誡儀曰設使堂頭把 |
J16_0444B34: | 經手不勞更洗但以香淨即得又蘇悉地經大論 |