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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0426A01: 紙時者續禮紙書之也而今度件文無禮紙乃至
J16_0426A02: 於件請文者必加禮紙可被下知也ト云云拾玉
J16_0426A03: 集ニ禮紙ニ紅梅ノ檀紙ヲシタレバカクイヒツカハ
J16_0426A04: 賴朝卿ヨリ慈鎭和尚ヘナリオリナラデツツミコメケル梅ノ花心
J16_0426A05: ノ色ヲ見スルナルベシ●轉寫ハマタウツシナリ●
J16_0426A06: 殆ハ近也大分ノ心ニテ全無ニ近キ義ナリ●左右
J16_0426A07: ニアタハザルトハトカフ評スルニ及バズトナリ第
J16_0426A08: 四卷ニ注シヌ●輔行八云子初在胎依母息故俗
J16_0426A09: 名子以之爲息補注三云氣在人身中所禀以
J16_0426A10: 生也東觀漢記云今人出錢生子亦曰息●會釋
J16_0426A11: ハ源氏ニアヘシラヒ賢木抄ニ會釋ノ字ナリ然ルニ此
J16_0426A12: 御詞イマタ其意ヲ詳ニセズ若ハ孝養父母ノ爲上洛
J16_0426A13: モ意ニ任セズ子タルノ道ヲ以老親ヲアヘシラヘル
J16_0426A14: ヲ云ニヤ●使ヲヤリ文ヲ送ルヲ馳スル或ハ飛スナ
J16_0426A15: ド云書翰ノ體ナリ●草ハ下書ナリ第十五卷ニ注シ
J16_0426A16: ヌ大師ヨリ入道ヘノ御返事ヲモ御草案アラバ披見
J16_0426A17: アラントナリ
J16_0426B18: 上人熊谷入道に。つかはされける御返事云。此條こ
J16_0426B19: そ。とかく申に及ばす。目出度候へ。往生せさせ給
J16_0426B20: たらんには。すぐれて覺候。死期知て往生する人人
J16_0426B21: は。入道殿に限らず多候。加樣に耳目おどろかす
J16_0426B22: 事は。末代にはよも候はじ。昔も道綽禪師ばかりこ
J16_0426B23: そ。おはしまし候へ。返返も申はかりなく候。但何
J16_0426B24: 事につけても。佛道には魔事と申事の。ゆゆしき大
J16_0426B25: 事にて候也。よくよく御用心候へきなり。加樣に不
J16_0426B26: 思議を示につけても。たよりを伺事も候ぬべき也。
J16_0426B27: 目出候に隨て。いたはしく覺させ給て。加樣に申候
J16_0426B28: なり。よくよく御つつしみ候て。佛にも祈りまいら
J16_0426B29: せさせ給べく候。いつか御のぼり候べき。かまへて
J16_0426B30: かまへてのぼらせおはしませかし。京の人人大樣
J16_0426B31: は。みな信じて。念佛をもいますこしいさみあひて
J16_0426B32: 候。これにつけても。いよいよすすませ給べく候。
J16_0426B33: あしさまに思食すべからず。なをなを目出候。あな
J16_0426B34: かしこあなかしこ。

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