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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0417A01: ヲ云カカル愚人萬葉ナド云心ナリ徒然草ニハウエ木
J16_0417A02: ノマガリクネリタルヲ曲者ト書タリ●一言ノ色題
J16_0417A03: ニモ及バズトハ少シモ辭退ナシニトナリ色題ハ第
J16_0417A04: 四卷ニ見エタリ●大床ハ第四卷ニ見ユ●若ハ御用
J16_0417A05: モヤト窺侍ルヲ伺候ト云ヒ又候伺杜周ト云六韜云雞
J16_0417A06: 犬其伺候送李愿歸盤谷序云伺候於公卿之門
J16_0417A07: 奔走於刑勢之途●堂上ヲユルトハ禁中ナドニテ
J16_0417A08: 御殿ヘ召上ラルルヲ堂上昇殿ヲユルサルト云サレ
J16_0417A09: バ御殿ノ内ニテ仕侍ルヲ堂上衆ト云御殿ノ外ニテ
J16_0417A10: 仕奉リ殿上ヘ參ラヌヲ地下ト云ナリ攝政關白家
J16_0417A11: ニモ殿上人ナト召ツカハレテ凡人ハ卒爾ニ殿上ヘ
J16_0417A12: 參ラヌヲ此入道推參シテ召上ラレシハ今生ノ面目
J16_0417A13: 佛道ノ威德ナリトゾ●此式ハ此儀式ナリ徒然草
J16_0417A14: ニ何事ノ式ト云事ハ後嵯峨ノ御代マデハイハザリ
J16_0417A15: ケルヲ近キホドヨリ云詞ナリト人ノ申侍シニ建禮
J16_0417A16: 門院ノ右京大夫後鳥羽院ノ御位ノ後又内ズミシタ
J16_0417A17: ルコトヲ云ニ世ノシキモカハリタル事ハナキニモ
J16_0417B18: ト書タリト云云
J16_0417B19: 蓮生念佛往生の信心决定して後は。偏に上品上生の
J16_0417B20: 往生をのぞみ。我若上品上生の往生を遂まじくは。
J16_0417B21: 下八品には迎へられまいらせじといふ。かたき願を
J16_0417B22: おこして。發願の旨趣をのべ偈を結て。自これを書
J16_0417B23: つく。かの狀云。元久元年五月十三日。鳥羽なる所
J16_0417B24: にて。上品上生の來迎の阿彌陀ほとけの御前にて。
J16_0417B25: 蓮生願を發て申さく。極樂に生れたらんには。身の
J16_0417B26: 樂の程は。下品下生なりとも限なし然共天台の御釋
J16_0417B27: に。下之八品不可來生と仰られたり。おなしくは一
J16_0417B28: 切の有縁の衆生。一人ものこさず來迎せん。無縁の
J16_0417B29: 衆生まても。思ひをかけてとふらはんがために。蓮
J16_0417B30: 生上品上生にむまれん。さらぬ程ならは。下八品に
J16_0417B31: はむまるまじ。かく願をおこして後に。又いはく。
J16_0417B32: 惠心の僧都すら。下品の上生をねかひ給たり。何况
J16_0417B33: 末代の衆生。上品上生する者は一人もあらじと。聖
J16_0417B34: の御房の仰ごとあるを聞ながら。かかる願をおこし

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