浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0404A01: | 過けるに。熊谷の入道行あひて云樣。いみじく大 |
J16_0404A02: | 勢にておはするものかな。但いかに多くとも。無常 |
J16_0404A03: | の殺鬼はふせぎがたくや侍らん。彌陀如來の本願に |
J16_0404A04: | て。念佛するものをは。惡道におとさずむかへとり |
J16_0404A05: | 給へは一人當千のつはものにもなをまさりたるは。 |
J16_0404A06: | これ念佛なり。かまへて念佛したまへと申けるが。 |
J16_0404A07: | 肝にそみて覺ける。 |
J16_0404A08: | ●賴綱ハ宇都宮座主宗圓三世ノ後三郞左衛門大進成綱ノ子也 |
J16_0404A09: | ●家子トハ一説云父其家人トシテ子其家ニテ生ル |
J16_0404A10: | ルヲ家子ト云ナリサレハ二代以上ノ家人ヲ皆家子 |
J16_0404A11: | ト云ナリ東鑑ニ寳治二年十二月廿八日足利左馬頭 |
J16_0404A12: | 入道正義與結城上野入道日阿相論書札禮事日 |
J16_0404A13: | 阿獻覽一通文書是則右大將家御時注爲宗徒 |
J16_0404A14: | 家子侍交名被載御判之御書也彼禪門嚴閤總州 |
J16_0404A15: | 與日阿于時結城七郞可爲同等禮之由分明歟右京兆 |
J16_0404A16: | 于時江間小四郞爲家子專一也トアリ皆御家人ノ息男ナリ |
J16_0404A17: | ●郞ハ男子ノ稱也從ハ隨行也字彚己カ尊トコロノ長 |
J16_0404B18: | ニ屬スルヲ郞從ト云ナリ東鑑四十ニ古鹽屋周防前司 |
J16_0404B19: | 入道郞從等依有確論事及鬪殺主人朝親法師 |
J16_0404B20: | 他界之後未過忌景トサレハ家家ノ侍臣タル者 |
J16_0404B21: | ヲ指テ云ト聞エタリ●書ノ大禹謨ニ濟濟有衆注 |
J16_0404B22: | ニ濟濟和整衆盛之貌毛詩ニ濟濟多士傳ニ多威儀 |
J16_0404B23: | 也其體美美シクテ衆人ツキ隨ヲ云●刹鬼具ニハ羅 |
J16_0404B24: | 刹鬼ト云天台觀音經義疏云羅刹是食人鬼人屍若 |
J16_0404B25: | 臭能咒養之令鮮復有噉精氣鬼又人心中有七 |
J16_0404B26: | 渧甜水和養精神鬼噉一渧令人頭痛三渧悶 |
J16_0404B27: | 絶七渧盡即死●涅槃經北本第二云王家力士一人當千此 |
J16_0404B28: | 人未必力敵於千直以種種伎藝能勝千故故 |
J16_0404B29: | 稱當千佛亦如是云云日本紀ニ蘇我入鹿亂土師娑 |
J16_0404B30: | 婆連中三成箭死軍衆恐而退軍中謂曰一人當千 |
J16_0404B31: | 謂三成歟 |
J16_0404B32: | ●右京兆ハ北條四郞時政ノ男相模陸奧守義時也●足利入道ハ上總介義兼カ三男左馬頭義氏也入道シテ正義ト號セリ |
J16_0404B33: | 後念佛往生に心をかけて。大番勤仕のために。上洛 |