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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0378A01: ●イマレタル事トハ臨終要訣ノ中ニモ看病人ヲサ
J16_0378A02: ヘ酒肉五辛ヲハ堅ク誡メラル況病人ヲヤ要集記第
J16_0378A03: 六ニ問答解釋アリ●キトシヌハカリハ候ハヌ病ノ
J16_0378A04: 等トハ急ニ死ヌヘキ程ニモ見エス病ノ爲ニセン方
J16_0378A05: ナキヲハ律ノ中ニモ許サルト見エタリ但シ出家ニ
J16_0378A06: ハ廢前ノ敎ナレハ一向ニ許サスタタ在家ニ許ス
J16_0378A07: ノミ五辛報應經云七衆等不得食宍並五辛讀
J16_0378A08: 誦經論得罪有病開在伽藍外白衣家服也
J16_0378A09: 滿四十九日湯浴竟後許讀誦經論四分律十四
J16_0378A10: 云自今已去聽諸病比丘食五種食若飮若麨若乾
J16_0378A11: 飯魚及肉合飽足於此五種食中一一食隨所得
J16_0378A12: 合飽足サレト苦痛モ輕ク又許シテ益ナキト又必
J16_0378A13: 死ベキ病ノトテモ長ラヘマシキ命ナルニハ愼ムヘ
J16_0378A14: キ事勿論ナリトソ●オタシクハ穩ノ字ナリ
J16_0378A15: ●酒肉五辛ヲ病者ニ聽スコトモマツ醫ニネンコロニ尋テ此等ノモノ用ナハ決定愈ヘシト云ハハ療治ノタメニユルスヘシ出家ニハ廢前ノ敎トテハシメハ聽シ給ヒシカトモ後楞伽涅槃ノ説ニハ
J16_0378B16: 一向ニ聽シ給ハヌ以前ノ敎ヲ見テミタリニ療治トテ用ユヘカラス
J16_0378B17: 鎭西より上洛せる修行者。上人の庵室に參じて。い
J16_0378B18: まだ見參に入さる先に。御弟子に對して。稱名のと
J16_0378B19: き。佛の相好に心をかくることは。いかが候べきと。
J16_0378B20: 尋申けれは。めでたくこそ侍らめと申けるを。上人
J16_0378B21: 道塲にて聞給けるが。明障子をあけ給て。源空はし
J16_0378B22: からず。たた若我成佛。十方衆生。稱我名號。下至
J16_0378B23: 十聲。若不生者。不取正覺。彼佛今現。在世成佛。
J16_0378B24: 當知本誓重願不虚。衆生稱念必得往生と。おもふば
J16_0378B25: かりなり。我等が分にていかに觀ずとも。更に如説
J16_0378B26: の觀にあらじ。たたふかく本願をたのみて。口に名
J16_0378B27: 號を唱るのみ。假令ならざる行なりとぞ仰られける。
J16_0378B28: 畫圖
J16_0378B29: ●如説ノ觀ニハアラシトハ其趣粗第二十一卷ニ見
J16_0378B30: ユ●假令ハ未决定ノ義頌義非實ノ義望西ナリ假ニ設ケ
J16_0378B31: テ實事ナラヌヲ云也史記匈奴傳ノ字ナリ謹按ニ此

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