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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0352A01: マシハ候ヘシナリ花ヤ今宵ノアルシナラマシナト
J16_0352A02: ノ意ナルヘシ●オホロケハ小縁ノ字ナリ壒囊等末摘
J16_0352A03: 花ニオホロケナラテシイテ給ヘル抄ニ大方ナラテ
J16_0352A04: ト云心也小ノ字ナリト白氏文集十六ニハ無明ノ字
J16_0352A05: ナリ
J16_0352A06: 又別解別行の人にやぶられざれと申は。さとりこと
J16_0352A07: に。行ことならん人のいはんことにつきて。念佛をも
J16_0352A08: すて。往生をうたがふ事なかれと申候なり。乃至た
J16_0352A09: とひ佛きたりて光をはなち舌をいだして。煩惱罪惡
J16_0352A10: の凡夫。念佛して决定往生すといふ事はひが事ぞ。
J16_0352A11: 信ずへからずといふとも。それによりて。一念も疑
J16_0352A12: 心あるべからず。そのゆへは一切の佛はみな同心に
J16_0352A13: 衆生をみちびき給なり。まづ阿彌陀如來願をおこし
J16_0352A14: てのたまはく。われ佛にならんに。十方の衆生。わ
J16_0352A15: が國にむまれんとねがひて。わが名號を唱る事。下
J16_0352A16: 十聲にいたるまて。我願力に乘じて。もしむまれず
J16_0352A17: といはば。正覺をとらじとちかひ給ふ。その願成就
J16_0352B18: して。すでに佛になりたまへり。しかるを釋迦佛の
J16_0352B19: この世界にいてて。この佛の本願をとき給へり。又
J16_0352B20: 六方にをのをの恆河沙數の佛ましまして。一一に舌
J16_0352B21: をのべて三千大千世界におほひ。無虚妄の舌相を現
J16_0352B22: じて釋迦佛の彌陀の本願をほめて。一切衆生をすす
J16_0352B23: めて。かの佛の名號をとなふれは。さだめて往生す
J16_0352B24: とときたまへるは。决定してうたがひなき事なり。
J16_0352B25: 一切衆生みなこの事を信ずべしと證誠し給へり。か
J16_0352B26: くのごとく一切の佛。一佛ものこらず同心に。一切
J16_0352B27: の凡夫念佛して。决定往生すべきむねを或は願をた
J16_0352B28: て。或はその願をとき。或はその説を證しすすめ給
J16_0352B29: へり。このうへ。またいかなる佛のきたりて。往生
J16_0352B30: すべからずとは。いへるぞといふことはりの候そか
J16_0352B31: し。このゆへに。佛きたりての給ともおどろくべか
J16_0352B32: らずと申なり。佛なをしかなり。いはんや菩薩を
J16_0352B33: や。いはんや縁覺をや。いはんや凡夫をやと心えつ
J16_0352B34: れは。一たびこの念佛往生の法門をききて。信をお

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