浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0343A01: | 至るまてと仰られたり。面面指合さらん時をはから |
J16_0343A02: | ひて。七日の別時を常に修すべし。ゆめゆめすずろ |
J16_0343A03: | 事ともをいふものにすかされて。不善の心あるべか |
J16_0343A04: | らず。またいかにもいかにも臨終正念に安住して。目に |
J16_0343A05: | は阿彌陀ほとけをおかみ。口には彌陀の名號を唱 |
J16_0343A06: | へ。心には聖衆の來迎を待たてまつるべし。年比日 |
J16_0343A07: | 比いみじく念佛の功を積たりとも。臨終に惡縁にも |
J16_0343A08: | あひ。最後にあしき心もおこりて。念佛の心行をも |
J16_0343A09: | 退しぬるものならば。順次の往生しはづして。一生 |
J16_0343A10: | 二生なりとも。三生四生なりとも。生死のなかれに |
J16_0343A11: | したがひて。出離の道にととこほらんことは。まめ |
J16_0343A12: | やかに心うく。口惜き事ぞかし。 |
J16_0343A13: | ●サテモハサヤウニテモトナリ第四卷ニ注セリ● |
J16_0343A14: | イタクハキツフトナリ萬葉ニ甚ノ字傷ノ字痛ノ字 |
J16_0343A15: | ヲ書リ須磨ニイトイタクツフヤク新古今ニ西行法 |
J16_0343A16: | 師ナカムトテ花ニモイタクナレヌレハ散別コソ |
J16_0343A17: | 悲シカリケレ●イラハ艸ノ名ナリ和名鈔ニ玉篇云 |
J16_0343B18: | 苛音何和名伊良小艸生刺也トシクシク刺テセハセハシキ |
J16_0343B19: | ヲイライラト云苛刻苛政ナト云モ事ノセハシキヲ |
J16_0343B20: | 云今モ其類ナリ禮記内則曰疾痛苛癢一書ニ早意ノ |
J16_0343B21: | 字ヲ書タリ●忩與悤同悤悤急劇也晉衞恒傳忩忩 |
J16_0343B22: | 不暇艸禮讚偈曰人間忩忩營衆務不覺年 |
J16_0343B23: | 命日夜去●ユメユメハ努力ノ字ナリ努ハ用力也 |
J16_0343B24: | 勉也力ハ勤也書經力穡史記力學禮讚偈曰 |
J16_0343B25: | 努力翻迷還本家●ススロ事トハ源氏ニナトカ |
J16_0343B26: | ウススロコトヲイフヤラントアヤシキ竹河ススロハ |
J16_0343B27: | 不慮ノ字ナリ萬水一露又戅事壒囊トモアリ夕顏ニススロ |
J16_0343B28: | ニナミタカチナリト是ハ不覺ノ意ナリ葵卷ニスス |
J16_0343B29: | ロナル車ト抄ニ心ニモアラヌナリト文選陸士衡長 |
J16_0343B30: | 歌行ニ體澤坐自捐李善カ注ニ無故自捐曰坐也 |
J16_0343B31: | 處處ニ用ヰカヘタル詞ナリ●マメヤカニハ葵ニ |
J16_0343B32: | 御物語ナトマメヤカナルヲモ抄ニ眞實ナルナリ |
J16_0343B33: | されは善導和尚の御すすめには。願弟子等・臨命 |
J16_0343B34: | 終時・心不顚倒・心不錯亂・心不失念・身心無 |