浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0316A01: | にうちゑみて。われは法然上人のをしへによりて念 |
J16_0316A02: | 佛して。只今すでに極樂へ往生し候ぬるぞ。これは |
J16_0316A03: | 仁和寺に候つる尼なりと申と見て夢さめぬ。やがて |
J16_0316A04: | 上人のおはしましける九條なる所へ參て。妄想にて |
J16_0316A05: | や候らんかかるゆめを見て候と申ければ。上人うち |
J16_0316A06: | 案じたまひて。さる人あるらんとてやがて仁和寺へ |
J16_0316A07: | 使をつかはされんとするに。日くれにければ。次のあ |
J16_0316A08: | したつかはさる。便宜のよしにてなに事か候とたづ |
J16_0316A09: | ぬべしとおほせられけれは。つかひかの所へむかひ |
J16_0316A10: | てたつね申に。かの尼公は。昨日午尅にはや往生し |
J16_0316A11: | 候ぬとぞ答申ける。あはれにたうとき事にてぞあり |
J16_0316A12: | ける。 |
J16_0316A13: | ●志樂庄ハ加佐郡也志樂市塲相隣テ若狹界道ナリ |
J16_0316A14: | 畫圖 |
J16_0316A15: | ●九條ナル所トハ法性寺ノ小御堂ナルヘシ |
J16_0316A16: | |
J16_0316A17: | 卷十九終 |
J16_0316B18: | 圓光大師行狀畵圖翼贊卷二十 |
J16_0316B19: | |
J16_0316B20: | 事義 |
J16_0316B21: | |
J16_0316B22: | 傳本第二十 |
J16_0316B23: | 河内國に天野の四郞とて。強盜の張本なるものあり |
J16_0316B24: | けり。人をころし財をかすむるを業として世をわた |
J16_0316B25: | りけるが。としたけて後。上人の化導に歸し。出家 |
J16_0316B26: | して敎阿彌陀佛と號しけり。 |
J16_0316B27: | ●天野ハ河内國丹南郡ニアリ |
J16_0316B28: | ●天野ノ四郞發心ノ因縁祕傳抄並九卷傳ニ具ナリ |
J16_0316B29: | 一書ニハ此御敎化ハ法蓮房信空ノ宿所姊小路二階 |
J16_0316B30: | ノ房ニテノ事ナリト云●書言故事ニ預爲後地 |
J16_0316B31: | 曰張本左傳ノ杜預カ注ニ往往ニ見エタリ按スル |
J16_0316B32: | ニ俗ニ張本ト云ハ預案内シテ後輩ノ與黨ヲ道引ク |
J16_0316B33: | 先達ナルヲイヘリ古注ノ義意ニ叶ヘリ●カスムル |
J16_0316B34: | ハ劫ノ字ナリ義寂戒疏云竊取名偸顯奪名劫盜 |
J16_0316B35: | 通二也 |