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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0268A01: 日任權僧正嘉祿三年二月廿九日轉正寬喜元年
J16_0268A02: 四月十三日任座主年四十五臘卅三第七十五世十一月廿九日任法
J16_0268A03: 務二年正月十四日辭法務五月廿日轉大僧正
J16_0268A04: 三年二月十八日辭大僧正十二月十三日任天王
J16_0268A05: 寺別當貞永元年七月六日辭座主天福元年七月
J16_0268A06: 廿日辭天王寺別當文曆元年籠居橫川飯室谷仁
J16_0268A07: 治三年十二月十七日於康樂寺入滅●宗匠ハ先達
J16_0268A08: ノ義ナリ日本ノ俗或ハ歌道ノ達者ヲ宗匠ト云下學集
J16_0268A09: 唐高僧慧亮傳云太始初勅亮與斌互爲法主當時
J16_0268A10: 宗匠無與競焉釋氏要覽云齊高僧僧印善講經論
J16_0268A11: 稱法匠
J16_0268A12: 彼序のことばには。夫以本覺眞如の月。無明戯論の
J16_0268A13: 雲にかくれ。常住佛性の蓮。生死妄染の泥にうづも
J16_0268A14: れしよりこのかた。或は燒熱大燒熱の炎に咽びて。
J16_0268A15: 多百千劫塵數の諸佛の出世をもすぎ。或は紅蓮大紅
J16_0268A16: 蓮の氷にとぢられて。無量億生恒沙の如來の化導に
J16_0268A17: ももれたり。或は餓鬼城に入て。一萬五千歳飢饉の
J16_0268B18: うれへ忍ひかたく。或は畜生道に墮して。三十四億
J16_0268B19: 類殘害のくるしみいくそばくぞ。たまたま人中の生
J16_0268B20: をうくといへとも。餘州にありて佛法をきかす。ま
J16_0268B21: れに天上の報を感すといへども。快樂にほこりて淨
J16_0268B22: 業を修する事なし。
J16_0268B23: ●一萬五千歳トハ倶舍論ニ人間ノ一月ヲ一日夜ト
J16_0268B24: シテ壽五百歳ト計ルニ彼壽五百歳ハ人間ノ一萬五
J16_0268B25: 千年ナリ●三十四億類トハ正法念經十八ニ畜生種
J16_0268B26: 類差別三十四億ナリト●殘害殘ハ殺也又六十一云
J16_0268B27: 所謂空行水行陸行死法無量互相殘害互相食啖●イ
J16_0268B28: クハクイクソハク同意ナリ●遠クハ諸佛近クハ釋
J16_0268B29: 迦佛佛多クハ南洲ニ出世ス衆生障重シテ時ニ餘洲
J16_0268B30: ニアリ餘洲ハ即東西北ノ三洲ナリ此三洲ニハ佛出
J16_0268B31: 絶無ク遺敎又流布セズ倶舍等ノ諸論ミナ此説ヲナ
J16_0268B32: セリ
J16_0268B33: 而今南瞻部洲佛法流布の國にむまれて。西方淨刹欣
J16_0268B34: 求指南の敎を得たり。このたび出離の直道に赴すは。

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