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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0157A01: ●汝好持是語持是語者即是持無量壽佛名
J16_0157A02: ト是世尊觀經ヲ説已テ阿難ニユツリ給フ附屬ノ文
J16_0157A03: ナリ善導コレヲ釋シテ上來雖説兩門之益等トノ給
J16_0157A04: ヘリ是ヲ疏ノ附屬ノ文トハ云ナリ●微笑トハチト
J16_0157A05: ワラヘルナリ言ニ足サルカ故ナリ宋玉カ好色賦ニ
J16_0157A06: 含喜微笑源氏ニホホエムト云是也●會釋スル
J16_0157A07: ニ足ヌ故ニ返答モナキヲ不足言ニ處スルト云ナリ
J16_0157A08: ●僻ハ邪僻見ハ見解スナヲナラサル心ハセ也●元
J16_0157A09: 品無明能斷ノ智位三惑同時斷異時斷ノ義ハ古來ノ
J16_0157A10: 諍論ニシテ輙スク是非シ難シ故ニ略シテ不釋ナ
J16_0157A11: リ●下學集云竪音主也今敎家呼爲立音也字彙
J16_0157A12: 云豎立也俗作竪非釋書ノ資治表及台家ノ諸書ニ
J16_0157A13: 立義トモ書タリ西域記五ニハ衆咸默然無竪義
J16_0157A14: 者ト山門ノ法華會ニ廣學竪義トテ論義アリ其答
J16_0157A15: 者ヲ竪者ト云難者ヲ已講擬講ト稱ス判斷者アテ是
J16_0157A16: 非ヲ調ヘラル是ヲ題者ト稱シ又ハ探題トイフ何レ
J16_0157A17: モ表ヲ以テ奏シテ勅ニ依テコレニ補セラル釋家
J16_0157B18: 官班記ニ注記十﨟ヲ竪義ト號スト注記ハ難答ノ趣
J16_0157B19: ヲ記錄スル者ナリ又官班記ニ竪義二十﨟ヲ竪者ト
J16_0157B20: 號ス座主或ハ門主ヨリ擧奏シテ昇進セシム上古多
J16_0157B21: クハ法橋ニ叙ス近來權律師ニ任スト又云東塔三
J16_0157B22: 十講常行堂ニシテ是ヲ勤西塔二十八講兩會ノ遂業
J16_0157B23: ヲモテ竪者ト稱ス橫川ノ四季講定心房ノ三講聽衆
J16_0157B24: 以下南都ノ如シト又云南京ニハ三會遂業ヲ得業ト
J16_0157B25: 稱スト三代實錄ニ貞觀三年四月十三日七大寺僧毎
J16_0157B26: 年一人請用維摩最勝兩會聽衆一人預竪義但年
J16_0157B27: 分度者居山七年預竪義ト云ヘリ●博覽ハ揚子
J16_0157B28: 雲カ劇秦美新ノ序ニ聽聆風俗博觀廣包ト
J16_0157B29: 弱年の昔猶かくのごとし。况や積學の後をや。一切
J16_0157B30: 經を披覽すること。五返なりしかども。惠心院の僧
J16_0157B31: 都の高覽に。同せんことを憚て。三返のよし披露せ
J16_0157B32: られけるとかや。晝夜に地藏菩薩に物語し。又おほ
J16_0157B33: つかなきことあれば。中堂にまいりて藥師佛に尋た
J16_0157B34: てまつり。十禪師に詣して尋申に。かならず授ら

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