浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0245A01: | に過たるはなし。 |
J09_0245A02: | 從來鎭西の正統傳持。義證と云。文證と云。更に疑 |
J09_0245A03: | なきことなれども。若し亦此上に。御弟子仲間にて。 |
J09_0245A04: | 大師の正統は。鎭西上人なりと。の玉へる御詞あら |
J09_0245A05: | ば。彌正統顯露なるべしと云はば。此こと又擧げ盡し |
J09_0245A06: | 難し。彼背宗異流の無道なる者こそ。種種に云ひ紛 |
J09_0245A07: | らかさんとすれども。道心ある御弟子方は。皆な鎭 |
J09_0245A08: | 西上人を。正統傳持と定め玉ふ。今其少分を示さ |
J09_0245A09: | ん。 |
J09_0245A10: | 聖覺法印の云京中興盛之義全非故上人御義伹鎭西 |
J09_0245A11: | 聖光房上人數年稽古故上人御義一分不違候若存虚 |
J09_0245A12: | 言可有阿彌陀佛所罸也如此誓言及度度後亦 |
J09_0245A13: | 云伹存異義之人又故上人門人也爰知上人選器量 |
J09_0245A14: | 有許不許人人被思食候覽其條依器量而可被 |
J09_0245A15: | 授者先可被授聖光其時御弟子中過聖光人誰 |
J09_0245A16: | 人乎云云是は大師第三回の御追福を。眞如堂にて。勤 |
J09_0245A17: | められし時の説法なり。敬蓮社は。もと一念義の信 |
J09_0245B18: | 者なりしが。此説法を聞て一念義をうとんじ。直に |
J09_0245B19: | 筑紫に下り。善導寺の御弟子となれりとなり。頓機 |
J09_0245B20: | なること稱すべし。 |
J09_0245B21: | 勢觀上人の云。先師念佛の義道をたがへず申人は。 |
J09_0245B22: | 鎭西の聖光房なりとぞ申されける。和語燈錄に出たり又嘉禎三 |
J09_0245B23: | 年九月廿一日。聖光上人へ送り玉へる。狀に云。 |
J09_0245B24: | 相互不見參候年月多積候于今存命今一度見參 |
J09_0245B25: | 今生難有覺候哀候者歟抑先師念佛之義末流濁亂義 |
J09_0245B26: | 道不似昔不可説候 |
J09_0245B27: | 末流濁亂とは。西山の諸行不生云云。開會の法門云云 |
J09_0245B28: | 長樂寺の多念義云云。臨終斷無明云云。九品寺の諸行 |
J09_0245B29: | 本願云云幸西行空綽空等が。一念義の類を云なり云云。 |
J09_0245B30: | 御邊一人正義傳持之由承及候返返本懷候喜悅無極 |
J09_0245B31: | 思 給候必遂往生之本望可期引導値遇縁候者 |
J09_0245B32: | 也以便宜捧愚札御報何日拜見哉他事短筆難盡 |
J09_0245B33: | 候已上。見つべし勢觀上人。御邊一人正義傳持と。の |
J09_0245B34: | 玉へるにて知るべし。又其後文永の頃。聖光上人附 |