一巻。要誉寅載撰。跋文は好誉宝洲ほうじゅう。宝永二年(一七〇五)成立。本書は面上伝と傍人伝について古来異説があったものを、伊勢梅香寺の寅載が弁別したものである。なお面上とは面謁めんえつというように対面直授をあらわし、傍人とは座傍の人の意味だという。
【所収】『伝灯輯要』
【参照項目】➡面上傍人弁裏書
【執筆者:石川達也】