長谷川善務
提供: 新纂浄土宗大辞典
はせがわぜんむ/長谷川善務
明治二三年(一八九〇)九月一三日—昭和四九年(一九七四)一〇月一五日。行蓮社高誉正阿。字は千崖。清浄華院七七世。富山県砺波郡本別所村に宮木三郎兵衛の子として誕生。同県下新川郡魚津町紺屋(現・魚津市新角川)西願寺松平善誉について得度。第四教校、宗教大学に学び、大正六年(一九一七)増上寺で宗戒両脈を相承。翌年本科を中退し帰山、生地村(現・黒部市)戒光院、神奈川県三浦郡法蔵院を経て昭和七年(一九三二)西願寺住職。富山教区長、浄土宗功績選考委員、大本山清浄華院協議会議員・顧問を歴任。同四〇年大本山清浄華院法主に就任し、同四四年大僧正。
【参考】大橋俊雄『浄土宗人名事典』(斎々坊、二〇〇一)
【執筆者:市川定敬】