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真門

提供: 新纂浄土宗大辞典

しんもん/真門

浄土宗を実教(真実の教え)と表現する語句。聖聡が『小経直談要註記』三に「浄土教は実教なり。この故に或は真宗と名づけ、或は真門と名づけ、或は頓教と名づけ、或は一乗と名づく」(浄全一三・三三三上)と示し、浄土宗の教え真門とし他教を仮門方便)として区別を図ったもの。師である聖冏二蔵二教判を継承するもので、浄土宗の独自性と勝義性を表している。


【執筆者:服部淳一】