だんりんめぐり/檀林めぐり
関東十八檀林を巡拝すること。摂門は『檀林順路記』一巻(序、文政三年〔一八二〇〕)を著し、関東の地にある者は宗祖の二十五霊場を巡拝するのに遠隔すぎるので十八檀林を巡拝することを思いたったとし、その巡拝の経路を詳述し、各檀林についても略記している。このような檀林巡拝のことはこれよりも早く増上寺四九世豊誉霊応によって、明和二年(一七六五)に『関東十八檀林巡礼記』が出されていることによって知られる。
【参考】藤堂恭俊「法然上人遺跡二十五箇所巡拝に関して」(『東山学園研究紀要』一八、一九七三)
【参照項目】➡檀林順路記、関東十八檀林
【執筆者:宇高良哲】