わがくにみんかんしんこうしのけんきゅう/我が国民間信仰史の研究
堀一郎著。二冊。「序編・伝承説話編」は昭和三〇年(一九五五)、東京創元社発行。「宗教史編」は昭和二八年(一九五三)、創元社発行。その内容を目次をもとに列すると、「序編・伝承説話編」第一部序編・民間信仰の形成と仏教の初期民間伝播、第二部伝承説話編・固有伝承及び信仰に現れたる遊幸形態、「宗教史編」第一部・ヒジリ(聖)と俗聖、その発生及び分化、第二部・山岳仏教の展開と修験者山臥の遊行的機能及び形態、第三部・我国浄土教の発達と民間念仏の形態と機能、第四部・近世特殊民漂泊民の呪術宗教的機能、となっている。
【執筆者:名和清隆】