僧侶が本堂等に入退堂する前に集まる所。知恩院の御忌では、集会堂がこれに相当する。一般の寺院では書院等がこれにあたることが多い。集会所では、導師を中央にし、第二席を導師の左側に、第三席を右側にし、以下これに準じて序列を決める。座次を決めて、法要の式次第を伝え確認する。次に先進は導師の正面に進み、「袈裟被着偈」を句頭し、一同唱和し、集会所より本堂へ入堂する。法要後、集会所で入堂の序列にもどり、先進が「帰僧息諍論の文」を句頭し、一同唱和して低頭する。
【参照項目】➡袈裟被着偈、帰僧息諍論の文
【執筆者:西城宗隆】