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紫金台

提供: 新纂浄土宗大辞典

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しこんだい/紫金台

紫色を帯びた黄金である紫金(紫磨金しまごん)の蓮台のこと。『観経』で上品中生の者の往生相として、「命終らんと欲する時、阿弥陀仏、観世音・大勢至・無量大衆と与に眷属囲繞せられて、紫金台を持して行者の前に至りたまい、…行者自ら見れば紫金台に坐せり。…一念の頃のごときに、すなわちかの国の七宝池の中に生ず。この紫金台は大宝華のごとし」(聖典一・三〇七/浄全一・四七)と、紫金台に乗って往生することが説かれている。


【参照項目】➡紫磨金蓮台


【執筆者:内田智康】