念仏以外の諸行をもって念仏を助けて極楽に往生しようとすること。法然が『無量寿経釈』において、『無量寿経』三輩段に念仏以外の諸行を説く理由として、但念仏往生、諸行往生とともに挙げているもの。これらの三義について法然は「但念仏をもって正として、余の二(助念仏、諸行往生)を傍とす。何を以ての故に、仏の本願に准ずるが故に、前後の多文に依るが故に」(昭法全九〇)として但念仏往生を正としている。
【参照項目】➡但念仏往生、諸行往生
【執筆者:曽和義宏】