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一期大要秘密集

提供: 新纂浄土宗大辞典

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いちごたいようひみつしゅう/一期大要秘密集

一巻。伝覚鑁かくばん述。一期の大要は最期臨終の用心にあり、九品往生は臨終の称念にあるとし、その内容を九の用心門を用いて説明している。ただし、本書の内容は、大屋徳城により東寺観智院より発見された、仏厳房聖心『十念極楽易往集』六に一致し、作者について諸論がある。


【所収】『興教大師全集』下(世相軒、一九三五)


【参考】坂上雅翁「仏厳房聖心について」(『仏教論叢』二六、一九八二)


【執筆者:坂上雅翁】