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浄土宗専門学院

提供: 新纂浄土宗大辞典

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じょうどしゅうせんもんがくいん/浄土宗専門学院

佛教大学の前身校。明治三一年(一八九八)浄土宗学制の改正により、東京の浄土宗学本校の高等専門科が浄土宗専門学院と改称され京都に移る。同年九月に知恩寺法主堀尾貫務を初代校長とし、その大方丈に仮校舎を設け開校。修行年限は三箇年、四部の課程が設けられ、それぞれが宗乗や西洋哲学・宗教学とともに、余乗として俱舎(第一部)・唯識(第二部)・華厳(第三部)・天台(第四部)を学び、卒業論文が課せられた。同三二年私立学校令により京都府の認可を受け、同三四年には法然院より寄付された鹿ししたに町の土地に鹿渓学舎と愛称される木造新校舎が完成、同三六年一月には専門学校等位と認定された。しかしその三月に新たな専門学校令が公布されて東京の高等学院が認定されたのを機に、宗学校組織の変更・校名改称が行われ、翌年五月より本校は浄土宗教大学院(高等学院を改称)の分校に再編成され、名称も浄土宗教大学院専門科と改められた。


【参照項目】➡佛教大学佛教専門学校


【執筆者:齋藤蒙光】