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三縁山九谷

提供: 新纂浄土宗大辞典

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さんえんざんくたに/三縁山九谷

江戸時代増上寺学寮地を九つの谷の名称で振り分けたもの。もとは町名もあったが谷名に改めた。すなわち大門を入り南の地の南谷は、袋谷ふくろだに、南中谷、天神谷てんじんだに、新谷の四谷。北側の北谷は三島谷みしまだに、三島中谷、神明谷しんめいだにの三谷。丸山の南西の山下谷やましただには山下谷、山下西谷の二谷と計九谷で構成され、所化寮が建ち並んでいた。学頭寮は袋谷にあり、各谷には谷頭たにがしらがいて、南谷、北谷、山下谷の各一名の谷頭の代表は諸谷頭惣代をつとめ、学寮組織を指導していた。


【資料】『三縁山志』一一(浄全一九)


【参照項目】➡袋谷


【執筆者:野村恒道】